こんなに役に立つ! 米ぬかの生活まるごと活用法
LOVEGREEN編集部
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皆さんは米ぬかを知っていますか?そして、米ぬかを活用していますか?
米ぬかを知っていても、米ぬかを日常生活に取り入れている方はあまりいらっしゃらないかもしれませんね。
玄米からとれる米ぬかは日本の伝統食の一つでありますが、近年の欧米化した生活様式から忘れ去られた存在でした。
しかし、伝統的な食文化及び食材を見直す「スローフード」の考えから米ぬかをはじめ多くの和食が見直されています。
米ぬかの幅広い効果効能を知るうちに、活用しないのはもったいない!!いろんな場面で大活躍してくれる米ぬかの活用法をご紹介します!
目次
米ぬかって?
米ぬかとは、玄米を精米するときに出るお米の種皮や胚の部分の粉のことをいいます。
この米ぬかは、ビタミン、ミネラル類、脂肪、たんぱく質など多くの栄養素を含んでいるため、米油、ぬか漬けや各種加工食品として食べられています。
玄米からとれる米ぬかと白米は、栄養素の割合でいうと米ぬかが9割以上、白米は1割未満という分析結果も出ているほどです。こんなに栄養豊かな米ぬかを利用しない手はありませんね。
米ぬかはどこで売ってるの?
米ぬかは、お米屋さんで量り売りをしています。
タケノコの季節には、あく抜きをする材料としてスーパーに売られています。他にもネット販売、精米所、農協などの直売所で入手できます。
米ぬかを日常的に活用することに慣れてきたら、一家に一台精米機を購入してもいいですね。
米ぬかの酸化
なるべく新しい米ぬかを購入しましょう。
というのも、米ぬかの酸化を防ぐためです。
米ぬかは、精米した時から酸化がはじまります。保存状態にもよりますが、賞味期限は精米してから一週間ほどといわれています。
米ぬかの保存方法
生の米ぬかは、ジップロックやペットボトルのような密封できる容器に入れ冷凍庫で保管しましょう。
食用として米ぬかを活用しようと思っている方は乾煎りして冷ました後、密閉できる容器に入れ、冷凍庫または冷蔵庫で保存しましょう。
米ぬか活用~キッチン編
では、さっそく米ぬかを生活に効果的に取り入れてみましょう。
米ぬかで食器洗い
米油の原料でもある米ぬかは、油脂を含んでいるため油汚れに大変効果があります。
実際に食器を洗って試してみましたのでご紹介します。
と、その前に!!
網目の粗いネットのみで米ぬかを使用すると、排水溝がつまる恐れがあります。必ず細かい目の排水溝ネットを数枚重ねるなどして使用しましょう。
茶渋を米ぬかで落とす
日常的にお茶やコーヒー、紅茶を飲んでいると、こんなふうに普通の洗剤では落ちない茶渋がついてきますね。
そこに、水分を含ませたスポンジに米ぬかをのせ、茶渋がついているコップをこすると…
茶渋が綺麗に落ちました。優しく汚れを落としていく米ぬかの研磨力です。ひどいこびりつきの茶渋を取り除くには少々時間がかかりました。
油汚れを米ぬかで落とす
続いてフライパンや、揚げ物の際の油汚れです。ギトギトした油の付いた鍋です。
先ほどと同じ様に水を含ませたスポンジに米ぬかをのせて鍋をこするだけで…
洗い残しなしのスッキリとしたお鍋に生まれ変わりました!米ぬかの脂肪分の威力をとても感じます。力を入れることも、時間をかけることもなく綺麗に落とすことができます。これは本当におすすめです!!
野菜・果物を米ぬかで洗う
果物についているワックスや果物の皮のベタベタ汚れって気になりませんか。例えば、リンゴの表面は少しベタベタしているので、水で軽く洗ってから皮をむいて食べることが多いですが、このように米ぬかに水を含ませて表面をこすり…
最後に水で洗い流します。リンゴの皮のベタベタがとれ、スッキリ!ツルツルしたリンゴに洗い上がります。口に入れるものだけに、米ぬかのような天然の素材で洗うと安心感が増しますね。
水垢を米ぬかで落とす
続いて、普通の洗剤では落ちないキッチンのシンクの汚れ「水垢」です。シンクの側面や底面に白い水垢が見えています。
カーゼに米ぬかを入れて、ゴムで閉じたものでこすってみると…
水で洗い流すだけで、キラキラのシンクになりました!まるでワックスをかけているような輝くキッチンになりますので、年末の大掃除に大変おすすめです。
米ぬかで廃油処理
キッチンで米ぬかの活躍する場面はまだまだあります。使用済みの油の処理も米ぬかを使用します。まずは牛乳パックを用意しましょう。
そこに米ぬかを半分ほど入れ、廃油を注ぎます。廃油の量に合わせて、足りないようでしたら米ぬかを足しましょう。
最後に袋に入れて燃えるゴミに捨てましょう。
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