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ポインセチア|花の季節や特徴、種類、赤くする短日処理まで

ポインセチアについて、特徴や花の流通する季節、見頃、種類、育て方と剪定方法や短日処理について紹介します。クリスマスが終わってもポインセチアを育ててみませんか。

目次

ポインセチアとは|花の季節や特徴

ポインセチア

  • 学名:Euphorbia pulcherrima
  • 科名、属名:トウダイグサ科トウダイグサ(ユーフォルビア)属
  • 分類:常緑低木
  • 和名:猩々木(ショウジョウボク)

ポインセチアの特徴

ポインセチアの特徴

ポインセチアは、メキシコ原産の常緑低木。真赤な花とグリーンの葉のコントラストが美しく、クリスマスの代名詞のような植物で、クリスマスが近づくと、至るところで華やかなポインセチアの姿を見かけるようになります。猩々木(ショウジョウボク)という和名の由来は、赤い花を猩々という真赤な顔の妖怪に見立てたことからきているようです。ポインセチアといえば赤という印象ですが、他に白やピンクなど花色が豊富にあります。

耐寒性が弱く冬越しが難しいので、一年草として扱われることが多い観葉植物ですが、原産地など暖地では2~5mまで大きくなります。

ポインセチアの花の特徴

ポインセチアの花の特徴

ポインセチアと言えば、あの大ぶりで色鮮やかな花が印象的ですが、実は私達が花だと思っているものは花ではなく苞(ほう)です。苞とは花を包むように変化した葉のことを指します。ポインセチアの本当の花は、中心にあるつぶつぶとした丸い部分です。ただし、一般的にこの苞を花と呼んでいます。

ポインセチアの季節や見頃、飾る時期

ポインセチアの季節や見頃、飾る時期

ポインセチアの流通する季節は冬です。それもクリスマス前からクリスマスまでと、とても限定的です。

ポインセチアはクリスマスの頃に色付き始めること、キリストの血を象徴する赤い花と永遠を意味する常緑の葉から、英名も Christmas flower といい、クリスマスを代表する観葉植物の一つとなっています。本来は常緑低木なので通年存在するのですが、クリスマスが近づくと街中を彩るようにポインセチアが溢れかえります。

ポインセチアの花の見頃

ポインセチアの花の見頃は11月~2月くらいまでです。花のきれいな状態を楽しめるのは、11月~1月くらいまででしょう。

ポインセチアはいつまで飾る?

ポインセチアは、クリスマスシーズンを彩る花です。だからといって、クリスマスを過ぎたらすぐに処分しなければいけないということはありません。クリスマスを過ぎて飾っていたからといって、不幸になったり、罰が当たったりというようなことはありませんので安心してください。花がきれいな間は飾り続けましょう。クリスマス限定にしてしまうのはもったいないというものです。

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こんなにある! ポインセチアの色と種類

ポインセチアの色と種類

ポインセチア・グートビアV-10シリーズ

ポインセチアの中でも、ドイツのG.グートビアによって育成されたV-10シリーズは、矮性で分枝性もよく、育てやすいことから人気があり、たくさんの品種が作出されました。

色は、定番の赤、白、ピンク、クリーム色、他にマーブルなどの複色があります。

ポインセチア・エッケスポイントロリーピンク

明るいピンク色のポインセチアです。花は大ぶりで存在感があります。

ポインセチア・ジングルベルズ

赤の中にピンク色の斑入りのポインセチアです。

ポインセチア・ナタリー

淡いコーラルピンクが可愛らしいポインセチアです。

ポインセチア・レモンスノー

クリーム色がかった白が印象的なポインセチアです。

ポインセチア・ヘッグホワイト

グリーンがかったような透明感のある白が美しいポインセチアです。

ポインセチア・アンネットヘッグ

白地にピンクのマーブル柄のアンネット・ヘッグ・マーブルや、ピンクなどのアンネット・ヘッグ・ピンク、赤のアンネット・ヘッグ・ディーバなどがあります。

ポインセチア・エッケスフレイミングスフェール

カールしたような苞が特徴的な赤のポインセチアです。

プリンセチア

サントリーが開発したプリンセチアシリーズは、ピンクの可愛らしい色、花も小ぶりで育てやすいのが特徴です。

ポインセチア・イエロールクス

目が覚めるような鮮やかな黄色が印象的なポインセチアです。

▼黄色がきれいなポインセチア・イエロールクスについて詳しくはこちら

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ポインセチアの育て方や短日処理

ポインセチアの育て方や短日処理

置き場所、用土

ポインセチアは寒さに弱い常緑低木です。冬は日当たりの良い室内で管理しましょう。エアコンや暖房器具の風で葉を落とすこともあります。エアコンなどの風が当たらない場所を選んでください。春になって気温が15℃を超すようになったら屋外に出します。用土は市販の園芸用培養土で問題なく育てられます。

水やり

冬の水やりは控えめにします。表土が乾いたことを確認してから、水やりしてください。

花が終わったら水やりを控えて休眠させます。春になり気温が上昇し始めると新芽が出てくるので、水やりを再開してください。春から秋の生長期は表土が乾いたら、たっぷりと水やりを行います。

肥料

5月~10月の生育期に緩効性肥料を与えます。休眠期の施肥は控えるようにしましょう。

植え替え

十分に気温の上がった4月~5月頃に一回り大きな鉢に植え替えます。花後剪定を行い、コンパクトにしてから植え替えたほうが株への負担が軽減されます。植え替え後は鉢底から水が流れ出るくらい、たっぷりと水やりを行います。

剪定方法

ポインセチアの剪定は、花が枯れて観賞に耐えられなくなってきたら、半分から1/3程度まで大きく切り詰めます。その後は水やりを控えて休眠させます。春になり気温が上昇し始めると新芽が出てくるので、水やりを再開してください。春から秋の生長期は表土が乾いたら、たっぷりと水やりを行います。

挿し木の方法

夏に生長したポインセチアの枝をカットし、切り口から出てくる白い液体を洗い流します。水に浸けて十分に吸水させてから、赤玉土などに挿すようにしましょう。新芽がでてきたら発根したサインです。それまでは乾かさないようにこまめに水やりをし、日陰で管理しましょう。

ポインセチアを赤くする!短日処理

ポインセチアは短日植物といって、1日の日照時間が短くなってきたことを感じ取って花を咲かせる植物です。色付かせるには、1日のうちに日の当たる時間を13時間以下にする必要があります。これを短日処理といいます。

8月の下旬頃から、夕方5時には段ボールなどを被せて暗くし、朝8時頃から日に当てるようにします。この短日処理を行うことによって、クリスマスまでに色付かせることができます。ただし、秋から冬にかけて15℃以上を保てるようなら、特に短日処理をしなくても自然の日照に任せておけば色付くようです。

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お花屋さんの店頭でポインセチアを見かけるようになるとクリスマスが近づいてきたことを感じるようになります。クリスマスの代名詞のような花ですが、上手に育てれば四季を通して楽しめる観葉植物です。最近では、新しい品種も増え、カラーバリエーションも豊富になりました。コツを知って、ポインセチアを上手に育てましょう。

 

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