ポインセチアの育て方|植物図鑑

植物名
ポインセチア
学名

Euphorbia pulcherrima

英名
Poinsettia
和名
ショウジョウボク
科名
トウダイグサ科
属名
トウダイグサ属
原産地
メキシコ

ポインセチアの特徴

ポインセチアは、トウダイグサ科トウダイグサ属の常緑性低木です。赤と緑が特徴的なポインセチアは、クリスマスの定番の植物として冬になると多くのお店で飾られ、街を彩ります。花屋さんや園芸店で鉢植えのポインセチアが出回るのもこの時期です。

ポインセチアの赤く色付いた花に見える部分は苞で、その中央に小さく黄色に集まった部分が花です。花の周りの苞は生育期の夏の間は緑色をしています。日照時間によって色づく性質のため、10月頃から短日処理という育成方法で段ボール箱などを被せ16時くらいから12時間真っ暗になる環境を作ってやると、12月頃に葉を赤くすることができます。

ポインセチアは冬に見かけることが多いため、寒い季節の植物だと思われがちですが、実は熱帯の植物なので、冬は室内で育てるのが適当です。室内でも玄関や窓辺の暖房が切れた後に気温が低くなる場所では寒さで枯れてしまうため、置き場所に気をつける必要があります。

ポインセチアは、日本では鉢植えで育てる事が多く草丈も低く小さなサイズですが、本国メキシコのポインセチアは、地植えで数メートルの高さもあり野趣あふれる樹木です。日本でも沖縄などでは地植えで数メートルの高さに育ち、庭木としても楽しまれています。

ポインセチアの詳細情報

園芸分類 草花
草丈・樹高 20㎝~150㎝
耐寒性 弱い
耐暑性 強い
花色 赤、白、紫、複色、ピンク(苞の色)
開花時期 11~1月

ポインセチアの種類

プリンセチア

赤ではなくピンクの葉をつける品種です。

▼プリンセチアの植物図鑑はこちらです

プリンセチア

  • 花のブーケのような愛らしい見た目と、かわいらしい色合いが人気のプリンセチア。ポインセチアと比べ、プリンセチアは丈夫なため長く楽しめます。

    プリンセチアは、華やかなピンクの葉が隙間なく広がるユーフォルビアの新品種です。プリンセチアという商品名は、プリンセスのような華やかな印象と、ポインセチアを組み合わせて「プリンセチア」と名付けられました。花言葉は「思いやり」。

 

隠れた観光地!?ポインセチアが5万本咲いている場所

ポインセチアというと鉢に飾って一つ一つを楽しむというイメージではないでしょうか?宮崎県宮崎市、堀切峠には、海に沿って5万本のポインセチアが植えられている名所があります。「道の駅フェニックス」から歩いてその場所を訪れることができます。ポインセチアの花が咲く時期は冬ですが、真っ赤な葉が茂っている様子はハイビスカスを思い起こし、真夏のような雰囲気が味わえます。

赤だけじゃない!色とりどりのポインセチア

ポインセチアと言えば「赤」の印象がありますが、他にも色々な種類のポインセチアがあります。白のポインセチアも人気が高く、最近では、ピンクの葉のポインセチア「プリンセチア」が開発されました。ポインセチアはこの三色だけではなく、青色、紫、オレンジ、黄色、虹色の葉のものまであります。これらは新種として開発された訳ではなく、色のついた液体を吸わせて葉に浸透させて着色させているものが一般的です。

また、最近は赤い葉の部分の苞がカールし、バラの様に見える品種もあり、葉の形状も様々な品種が改良されています。

ポインセチアの育て方カレンダー

時期 1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
植え替え
剪定
肥料
開花

ポインセチアの栽培環境

日当たり・置き場所

ポインセチアは寒さに弱いため、寒い季節は最低気温5℃以上の室内で育てましょう。室内でも玄関など床が冷える場所や、夜に冷気が届く場所では弱ってしまうため避けましょう。5~9月は日当たりのよい外で育てます。

温度

ポインセチアの生育温度は20℃~30℃位の気温が必要です。寒さに弱いため、5℃以下になると枯れてしまいます。

用土

ポインセチアは水はけが良く、かつ水もちが良い土が適当です。用土は赤玉土(小~中粒)と腐葉土、ピートモスをブレンドした用土を使用します。割合は赤玉土5割、腐葉土3割、ピートモス2割くらいの割合で土を作ります。

ポインセチアの育て方のポイント

日常の管理

ポインセチアは、冬場は最低気温は10℃程を保ち、日中は日の当たる場所で、夜は冷え込む玄関や窓辺を避け、暖房器具の温風が当たらない場所で管理しましょう。春から夏にかけては屋外で管理し、日当たりの良い場所で育てます。

水やり

ポインセチアの開花時である冬(11~1月)は、土が乾いて湿り気が無くなった時に控えめに水やりをします。

生育期である2~10月は水が必要な時期です。土が乾いたら、鉢底から水が流れ出るくらいたっぷりと水やりをしましょう。

肥料

ポインセチアの追肥が必要な期間は、5~10月の生育期間です。固形の肥料を月に1回程置き肥します。

生長が緩やかになる休眠期の1~3月は追肥をする必要がありません。

病害虫

害虫

赤い葉が黄色く変色したり、落葉させてしまう害虫がいます。それは、「ルイスアケハダニ」です。体長は1ミリにも満たないため、肉眼での発見は難しいです。殺虫剤で対策、予防をしましょう。虫に犯された葉はカットしてしまうとよいでしょう。

病気

ポインセチアは、水をやりすぎると根の部分が変色し腐る「根腐病」や、葉や茎に発生する「灰色かび病」などの病気にやられることがあります。日当たり、水はけに注意して管理してください。

ポインセチアの詳しい育て方

選び方

ポインセチアの苗を購入する際は、幹の部分が細くない、しっかりとした太さの物を選びましょう。葉が多くついていても、主軸の部分が生長していないと著しい生長が見られません。また、葉の色づきが良くないものは弱っている可能性があるので避けた方が無難です。

ポインセチアは、お店で販売されている時に苗と苗がひしめき合って置かれていたり、店外にディスプレイされていると弱ってしまう場合があります。適切な環境で管理しているお店で選ぶとよいでしょう。

植え付け

ポインセチアは耐寒性が弱いため、日本では主に鉢植えで育てる植物です。

剪定・切り戻し

ポインセチアの剪定は、花が咲き終わってから3~6月頃にしましょう。各枝ごとに3節くらい残してカットします。なるべく葉を残して剪定しましょう。剪定によって、ボリュームのある株に仕立てることができます。

植え替え・鉢替え

ポインセチアの植え替えは4~5月頃、一回り大きな鉢に植え替えます。

ポインセチアの花は大きく色付いた苞の内側に密集して、小さな黄色の花が開花します。

ポインセチアの花は大きく色付いた苞の内側に密集して、小さな黄色の花が開花します。

ポインセチアは、最近では切り花としても流通しています。生ける時の扱い方のコツは、茎を切ると出てくる白い液体を水で流し取ってから花瓶に生けることです。白い液体をそのままにしておくと茎の管がつまり、葉まで水があがらないので注意しましょう。

冬越し

ポインセチアは寒さが苦手です。外での越冬は難しいでしょう。昼間は窓辺の日当たりの良い場所に置き、夜間の窓辺は気温が下がるので鉢を移動するなどの工夫が必要です。暖房が直接当たると、葉っぱを全部落としてしまう場合がありますので注意しましょう。ポインセチアは2月から暖かくなるまでは、休眠期のため、水やりの間隔はあけるようにします。

増やし方(株分け、挿し木、葉挿しなど)

ポインセチアの増やし方は挿し木が一般的な方法です。剪定した枝を使うとよいでしょう。

5~8月、本葉が3~4枚ついた茎の先端の芽をカミソリなどで鋭く切り挿し穂を作ります。葉を半分くらいカットし、茎を切った時に出るミルクのような液体を洗い流します。そのままにしておくと固まり茎の管がふさがってしまうので、水の中で洗い流し一時間ほど給水させてから挿し木をします。その後、発根剤をつけてピートモスや赤玉土などに挿し木して発根するまで乾かさないようにして日陰で管理します。

真っ赤なポインセチアにする「短日処理」

「短日処理」とは日照時間を人為的に調整することです。  ポインセチアは日照時間が12時間以下でないと、葉の色が赤くならない特殊な特徴があります。お店で販売されているような真っ赤なポインセチアにするためには、ちょっとしたコツが必要です。日照時間が長く、日差しも強い8月9月、ポインセチアに段ボール箱を被せて真っ暗にする作業をします。時間は夕方16時くらいから朝の9時ごろまで。日中は日の光を十分に浴びせましょう。ただし、直射日光は避け、半日陰に出しておくのがベストです。

「短日処理」とは日照時間を人為的に調整することです。

ポインセチアは日照時間が12時間以下でないと、葉の色が赤くならない特殊な特徴があります。お店で販売されているような真っ赤なポインセチアにするためには、ちょっとしたコツが必要です。日照時間が長く、日差しも強い8~9月、ポインセチアに段ボール箱を被せて真っ暗にする作業をします。時間は夕方16時くらいから朝の9時ごろまで。日中は日の光を十分に当てましょう。ただし、直射日光は避け、半日陰に出しておくのがベストです。

ちなみに家に入れていても、照明を日光と勘違いしてしまうので室内でも短日処理は行うとよいでしょう。少しの手間を掛けるだけで、鮮やかな色づきのポインセチアが鑑賞できます。

  • 監修者:LOVEGREEN編集部
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