ヤナギハナガサ(三尺バーベナ)とは?育て方・栽培方法|植物図鑑

  • ヤナギハナガサ
植物名
ヤナギハナガサ(三尺バーベナ)
学名

Verbena bonariensis

英名
Tall vervain, Purpletop verbena
和名
柳花笠、三尺バーベナ
別名・流通名
バーベナ・ボナリエンシス
科名
クマツヅラ科
属名
クマツヅラ属
原産地
南アメリカ

ヤナギハナガサ(三尺バーベナ)の特徴

ヤナギハナガサ(三尺バーベナ)は、初夏から秋まで長い期間たくさんの花を咲かせるクマツヅラ科の多年草。ヤナギハナガサの名前は、葉がヤナギのように細長いことに由来しています。現在ではたくさんの苗が流通していますが、最初に日本で確認されたのは1940年代後半ごろの東海地方です。非常に丈夫で繁殖力が強いため、特定外来生物には指定されていませんが、「将来の生態系に被害を及ぼす恐れがある外来種」の中に入っている植物です。

三尺バーベナの名前の通り、背丈がとても高く、高さ60~150cmくらいに生長するため、庭や花壇に植えると見栄えがする草花です。冬場は地上部分はなくなりますが、春になると新芽が出て、まっすぐに伸びた茎からたくさんの枝が分岐し、その頂点に花が開花します。ヤナギハナガサ(三尺バーベナ)の花は、小さな花が集合している形状です。ひとつひとつの花は数ミリの極小さな花ですが、たくさんの花が次々と開花します。

耐寒性、耐暑性に優れ、植えっぱなしで毎年開花し、手入れいらずのため育てやすい草花です。こぼれ種でどんどん増えていきます。

ヤナギハナガサ(三尺バーベナ)の詳細情報

園芸分類 草花
草丈・樹高 60~150cm
耐寒性 強い
耐暑性 強い
花色 ピンク
開花時期 6月~10月

ヤナギハナガサ(三尺バーベナ)の栽培環境

日当たり・置き場所

ヤナギハナガサ(三尺バーベナ)は、日当たりと水はけが良い場所が適しています。

用土

ヤナギハナガサ(三尺バーベナ)は特に土質は選びませんが、水はけの良い用土を好みます。鉢植えの場合は、草花用の培養土で問題なく育ちます。

ヤナギハナガサ(三尺バーベナ)の育て方のポイント

水やり

地植えのヤナギハナガサ(三尺バーベナ)は、根付いてからは水やりの必要はありません。

鉢植えのヤナギハナガサ(三尺バーベナ)は、鉢の表面が乾いたら鉢底から水が流れ出るくらいたっぷりと水やりをしましょう。

肥料

地植えの場合は一般的な草花が育っている土なら肥料は与えなくても育ちます。鉢植えは春と秋に緩効性肥料を与える程度で十分です。

病害虫

特別な病害虫の害はありません。

ヤナギハナガサ(三尺バーベナ)の詳しい育て方

選び方

葉が傷んでいない株を選びましょう。学名のバーベナ・ボナリエンシスという名で販売されていることもあります。

植え付け

霜が降りる時期と真夏以外、いつでも植え付け可能です。

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6月~10月の長い期間、次々と花が開花します。

冬越し

秋の開花が終わったら、霜が降りる前までに地際で切り戻しておきましょう。冬は葉の生長が止まりますが、春になると次々と新芽が芽吹き、初夏に向けてあっという間に丈が伸びていきます。

増やし方(株分け、挿し木、葉挿しなど)

ヤナギハナガサ(三尺バーベナ)は、種で増やすことができます。環境が合うと、こぼれ種でも増えていきます。

  • 監修者:LOVEGREEN編集部
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