ナツズイセン(夏水仙)とは?育て方・栽培方法|植物図鑑

植物名
ナツズイセン(夏水仙)
学名

Lycoris squamigera

和名
夏水仙
別名・流通名
リコリス・スクアミゲラ、ハダカユリ(裸百合)
科名
ヒガンバナ科
属名
ヒガンバナ属
原産地
中国

ナツズイセン(夏水仙)の特徴

ナツズイセン(夏水仙)は、中国や日本に分布するヒガンバナ科の多年草(球根植物)です。丈夫で耐寒・耐暑性に優れ、植えっぱなしで毎年開花します。名前の由来は、水仙に似た葉で夏に花が咲くことにちなみ、水仙とは別種です。

ナツズイセン(夏水仙)の葉は、早春に芽吹き夏前に枯れます。その後、株元から花茎が伸び、8月の暑い盛りに花茎の先に数輪の淡いピンクの花が開花します。開花中は葉がなく、地面から花茎だけが出ている見た目です。このことからハダカユリという別名があります。

ナツズイセン(夏水仙)の詳細情報

園芸分類 球根
草丈・樹高 50~60cm
耐寒性 強い
耐暑性 強い
花色 ピンク
開花時期 8月

ナツズイセン(夏水仙)の育て方カレンダー

時期 1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
植え付け
開花

ナツズイセン(夏水仙)の栽培環境

日当たり・置き場所

日当たりが良い場所が適しています。半日陰程度でも栽培可能です。

用土

水はけの良い土が適しています。

鉢植えは市販されている培養土で栽培可能です。

ナツズイセン(夏水仙)の育て方のポイント

水やり

地植えは、植え付け直後にたっぷりと水やりをし、それ以降は基本的に降雨だけで問題ありません。

鉢植えは、鉢の表面の土が乾いたらたっぷりと水やりをしましょう。極端に乾燥すると球根が弱り、花つきが悪くなるので注意しましょう。

肥料

植え付け時に元肥として緩効性肥料を与えれば、追肥の必要はありません。ただし、自然の循環ができていて、すでに草花が無肥料で開花している土なら元肥を入れなくても開花します。

鉢植えは、植え付け時に緩効性肥料を入れて植え付けます。元肥入りの培養土に植える場合は、肥料を入れる必要はありません。

病害虫

目立った病害虫の害はありません。

ナツズイセン(夏水仙)の詳しい育て方

選び方

球根は夏に流通します。リコリス・スクアミゲラの名前で販売されていることもあります。

ずっしりと重みのあるカビがはえていないものを選びましょう。乾燥に弱いため、入手したラすぐに植え付けます。

植え付け

6月~7月が球根の植え付け時期です。水はけに心配がある場合は、深さ20~30cm程度を掘り起こし、腐葉土を混ぜて水はけの良い土に調整しておきましょう。

先のとがっている方を上にして10~20cm程度の間隔で10~15cmの深さを目安に植え付けます。

鉢植えは、鉢は深さのある鉢が適しています。根が伸びるスペースを確保するため、浅植えで植え付けます。

植え替え・鉢替え

数年は植えっぱなしにした方が花立ちが良くなり、植え付け3~4年目くらいが最も見栄えがします。

花つきが悪くなったら、葉が枯れたころに球根を掘り上げ分球し、新しい土に植え替えましょう。

夏前に葉が枯れたあと、株元から花茎を伸ばし8月に開花します。

増やし方(株分け、挿し木、葉挿しなど)

植えっぱなしで栽培でき、球根が分球して増えていきます。

  • 監修者:LOVEGREEN編集部
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