観葉植物の定番肥料!ハイポネックスのタイプ別使い方
LOVEGREEN編集部
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観葉植物を育て始めたけれど、なんとなく元気がない。原因が分からず悩んでいる間に枯らしてしまった・・・という人も多いのでは?観葉植物が枯れる原因は大きく2つ。植物を置く「環境」と「育て方」にあります。今回は観葉植物の基本的な管理ポイントと、観葉植物にとっての食事、つまり肥料について紹介します。肥料の絶対定番ブランド「ハイポネックス」の中から、性格やライフスタイル別におすすめ肥料を紹介していくので、あなたに合った肥料を選ぶ参考にしてくださいね。
目次
- 室内で観葉植物が枯れる原因は?
- 肥料は観葉植物の大切な栄養剤
- 肥料の大定番!ハイポネックスって?
- あなたはどのタイプ?:ハイポネックスの観葉植物用肥料と使い方
- 自分のライフスタイルと観葉植物に合った肥料選びを
室内で観葉植物が枯れる原因は?
室内で育てる観葉植物は、屋外で育てる植物に比べて、日照や気温などの環境が人の手で整えやすいです。そのため、すぐに枯らしてしまうことは少ないですが、どんな種類の観葉植物であっても共通して気を付けたい管理のポイントがあります。まずは基本の管理を意識して、観葉植物を枯らさないコツをつかみましょう。
水やり
植物に欠かせない水やりですが、頻繁に水を与えればいいわけではありません。「水やり回数が少ない」と水分不足で枯れますが、「水をやりすぎている」場合も、水分過多で根が傷み(根腐れと言います)、やはり枯れる原因となります。
水やりは、土がしっかり乾いてからたっぷりと与える「メリハリ」が重要。土の表面が完全に乾いたころに、鉢底からあふれ出るぐらいたっぷりと水を与えましょう。水分の補給はもちろん、勢いよく水を与えることで、土の中の老廃物を洗い流す効果もあります。
また、観葉植物の葉が下向きに垂れてしおれてきたら、水切れのサインかもしれません。土の乾き具合をチェックしてみましょう。
日当たり
観葉植物は、種類によって日光が好きなもの、そうでないものがあるので、種類によって最適な日当たりを育てながら確かめましょう。多くの観葉植物は基本的には日光が大好きなので、日が当たらない場所に置いておくと、ひょろひょろとした頼りない姿になり、病気にもかかりやすくなります。カーテン越しの日光が半日以上当たる場所に置いて育て、様子をみながら調整していくのがおすすめです。
温度
多くの観葉植物は熱帯地域の出身なので、冬の寒さが苦手です。冬場は窓に近すぎると寒いので、窓際から離すか、リビングなど暖かい部屋で管理しましょう。ただし、エアコンの風が直接当たると乾燥して弱ってしまうので、気を付けましょう。
風通し
窓が締めっぱなしの部屋は、空気がこもります。水やりの後の土が乾かず根腐れを起こして枯れる原因に。窓を開けて空気の入れ替えができる場所に置くか、水やり後は風通しの良い場所に移動させるなど工夫しましょう。
どうしても風通しが悪い部屋の場合、サーキュレーターで部屋の空気を動かすのもひとつの方法です。
肥料は観葉植物の大切な栄養剤
観葉植物を育てる管理のコツを覚えたら、よりイキイキと元気に観葉植物を育てるために欠かせないの「肥料」についても覚えましょう。
肥料は絶対必要なの?
観葉植物にとっての肥料は、人間にとっての食事のようなもの。生長するために欠かせない3大栄養素(チッソ・リンサン・カリ)が含まれています。肥料を与えないと必ずしも枯れるわけではありませんが、葉がつやつやと、根がしっかりと張った丈夫な観葉植物に育てるためには、やはり肥料が欠かせません。
肥料と活力剤の違いって?
肥料とよく似た資材に「活力剤」がありますが、こちらは人間にとってのサプリメントのようなもの。肥料だけでは補いきれない栄養素を補給します。特に植物が弱っている時は肥料を与えすぎないほうがいいので、活力剤を与えるなどして使い分けましょう。
肥料の大定番!ハイポネックスって?
園芸売場の肥料コーナーに行けば、ほぼ100%置いてあるのが、肥料の絶対定番メーカー「ハイポネックス」です。2022年で創立60周年を迎える、日本の家庭園芸肥料の草分け的なメーカーで、「肥料といえばハイポネックス」というほど、園芸ファンに支持され続けています。
それでは、数あるハイポネックスの観葉植物用肥料の中から、シーン別におススメの観葉植物の肥料を紹介していきます!
あなたはどのタイプ?:ハイポネックスの観葉植物用肥料と使い方
簡単に使える肥料を探しているビギナーさんへ
とにかく使い方が分かりやすい肥料が欲しい!というビギナーさんにおすすめなのが、「 BotaNice 置くだけ!カンタン錠剤肥料」です。土の上に置くだけの錠剤タイプで、一度置けば、あとは水やりだけで安定した肥料効果が約1ヵ月持続しますよ。
<使い方>
・植物に直接ふれないように、鉢の縁近くの土の上に置きます。
・植えつけ・植え替えをした植物には、1ヵ月後から与えます。
・約1ヵ月ごとに新しい錠剤を与えてください。
肥料を与える回数を減らしたいずぼらさんへ
「こまめに肥料やりをするのは面倒だなあ」という人には、土に置くだけですぐに効いて、2ヵ月効果が持続する錠剤肥料「プロミック観葉植物用」がおすすめです。臭いも少なく清潔なので、玄関先、ベランダ、室内でも安心して使用できますよ。
<使い方>
・植物に直接ふれないように、鉢の縁近くの土の上に置きます。
・植えつけ・植え替えをした植物には、1ヵ月後から与えます。
・約2ヵ月ごとに新しい錠剤を与えてください。
・気候、土、水やりなどにより錠剤の崩れる速さが異なりますが、約2ヵ月間は肥効が続きます。
肥料+殺虫効果も欲しい欲張りさんへ
肥料やりと同時に、害虫対策もしたいという欲張りさんは「ハイポネックス原液 殺虫剤入り」で決まり!名前の通り殺虫成分が入った液体肥料で、水でうすめて株元へ与えるだけで、肥料やりとアブラムシ駆除が同時にできます。殺虫成分は根から吸収され、約3日~1週間後から殺虫効果が出始はじめ、効きめは約1カ月間持続します。希釈したり、使用回数の上限があるので使い方に少々コツが必要ですが、観葉植物に害虫が発生して困った経験がある人にはおすすめです!
<使い方>
・付属の簡易軽量カップを使い、水で250倍に薄めて使用します。
・アブラムシの発生初期に、水やりを兼ねて使用します。
・使用回数は1年で5回までとなります。
ハイポネックス原液 殺虫剤入りをチェック>>
薄めず使える液肥を使いたい省力タイプさんへ
液体肥料は、素早く効く速効性が魅力ですが、水で薄めて使うのが分かりづらくて面倒…という人におススメなのが、希釈不要のストレートタイプの「ストレート液肥 観葉植物用」です。素早くスピーディーに液肥肥料を与えたい省力タイプの人はぜひお試しを!
<使い方>
・キャップをあけ、7~10日に1回うすめずそのまま株のまわりに均一に与えてください。
・必ず、水やりの後など土が湿っているときに与えてください。
・植え替えをした時は、3~4週間後から与えてください。
※夏場の高温期は2週間に1回与え、冬場の低温期などは使用を避けてください。
ミニ観葉にぴったり!パッケージにもこだわりたいお洒落さんへ
テーブルサイズのかわいいミニ観葉に最適なのが、かわいいハート形をした「錠剤肥料 観葉植物用」です。シルバー缶で見た目もスタイリッシュなので、お部屋に置いてもインテリアの邪魔をしません。小さな観葉にちょっとだけ肥料が欲しい…という人にうってつけの肥料です。
<使い方>
・植物に直接ふれないように、鉢の縁近くの土の上に置きます。
・植えつけ・植え替えをした植物には、1ヵ月後から与えます。
・約1ヵ月ごとに新しい錠剤を与えてください。
土に挿すだけ!アンプルタイプの観葉肥料を愛する人へ
観葉植物の肥料としては、昔からの大定番のアンプルタイプ。土に挿してあるのを見かけた人も多いのでは?アンプルタイプは土に挿すだけで、肥料が根から素早く吸収され、緑鮮やかな丈夫な株を育ててくれます。肥料の残量が目で見て確認できるのも魅力。根強いファンが多いのもうなづけます。そんな、ロングセラーのアンプル肥料の中でも、ハイポネックスのアンプルは定番中の定番です!
<使い方>
・キャップの先端をねじって切りはなし、株元から少し離して倒れない程度に挿してください。
・鉢土が乾燥している時は、水やりをして鉢土を湿らせてから使用してください。
▼活力剤
元気がない観葉植物にシュッとひと吹き!スプレータイプの活力剤も!
観葉植物の元気がない時に、無理に肥料を与えるのは逆効果。そこで活躍するのが活力剤です。「速効スプレー液」は、葉にスプレーするだけで、栄養分をすばやく吸収し、すばやい効き目を発揮します。観葉植物が弱ってしまった時には、サプリメント感覚でスプレーしてみてください。
<使い方>
1週間に1回、葉にスプレーします。
自分のライフスタイルと観葉植物に合った肥料選びを
肥料にはたくさんの種類があり、それぞれに特長があります。どれを使えば正解というわけではなく、使う人の性格やライフスタイル、そしてもちろん育てる観葉植物の種類によって、最適な肥料を選ぶようにしましょう。
忙しくてこまめに肥料やりができない人は、長い効き目があるタイプを、毎日植物のお世話をしたい人は液体肥料を水やりに織り交ぜてなど、自分と観葉植物の付き合い方に合った肥料を見つけてくださいね。
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