【チューリップの咲き方図鑑】クラウン咲き
金子三保子
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チューリップは、咲き方や色にバリエーションがあって、たくさんの品種がある花。今回は、「クラウン咲き」のチューリップをご紹介します。
目次
クラウン咲きチューリップとは?
クラウン咲きのチューリップとは、花の姿が、クラウン=王冠型のこと。横顔が王冠に見えますよね。全体的にコロンとしたかわいらしい形の品種が多く、花びらの先は内側にゆるやかにねじれているのが特徴です。
昔からあるクラウン咲きのチューリップと言えば、ピンク色の「ピクチャー」があります。最近は、白、ピンク、赤、黄色の他、ちょっと大人っぽい印象の深い紫のクラウン咲き「クラウンオブネグリタ」など、珍しい品種も登場しています。チューリップ全体から見ると流通量は少ないので、花屋さんにも毎回入荷する咲き方ではありません。1月~3月のチューリップが花屋さんに並ぶ季節に、度々訪れると出会えるかもしれません。
チューリップの生け方
チューリップをはじめとした春の球根花は、みずみずしくて茎が柔らかいものが多いので、水が浸かっている部分が多いと、茎が腐って折れてしまうことがあります。
これを避けるために、花瓶には少なめの水を入れて、茎が水に浸かる部分を少なくします。ただしチューリップは、切り花になってからも水をよく吸う花です。水が少なくなりすぎないようにしてください。
花瓶の水を清潔に保つためには、こまめに水を替えるか、切り花延命剤を利用しましょう。切り花のチューリップは、新鮮なうちは茎を大幅に切り詰めない方が長持ちします。切り口が新鮮であればよいので、数ミリくらい切れば十分です。
チューリップは根から切られてからも、動くし伸びる花です!
動き方は品種によって、垂れるものもあれば、立ち上がるものもあります。生けた翌日、まったく思いもよらない向き(方向)に動いていたり……。
自由に伸びやかに動く性質のチューリップを楽しんでみてください。
チューリップ 長持ちさせるコツ:最初から茎をたくさん切らないで 置き場所:暖房が直接当たらない気温が低めの場所 花瓶の水の量:少なめ(ただし水の量は日々チェック) |
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