ヘーベとは?育て方・栽培方法|植物図鑑
- 植物名
- ヘーベ
- 学名
Hebe
- 英名
- Hebe
- 和名
- 虎の尾の木(トラノオノキ)
- 科名
- ゴマノハグサ科
- 属名
- ヘーベ属
- 原産地
- ニュージーランド
ヘーベの特徴
ヘーベは様々な種類がありますが、ここでは主にカラーリーフとして葉色を楽しむ斑入りのヘーベについて説明します。
ヘーベは、ゴマノハグサ科の半耐寒性常緑低木。秋冬に温度が下がるとともにシックな色合いに葉色が変化します。緑→ピンク→赤→紫に変わるものや、緑→薄茶→赤茶→こげ茶に変わるものなど、品種によって異なります。そのように色が変化するヘーベの葉は、春になると爽やかな緑色の斑入り葉に戻り、夏の初め頃には小さな紫色の花が咲きます。一年を通じて色々な表情が楽しめるところがとても魅力的な植物です。
日当たりと水はけの良い場所を好みます。関東以西では強い霜に当たらなければ屋外で冬越しできるくらいの耐寒性があります。夏や梅雨時の高温多湿が苦手なので、風通しの良い涼しい場所で夏越しできると周年楽しめます。
ヘーベの詳細情報
園芸分類 | 草花 |
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草丈・樹高 | 60cm~70cm |
耐寒性 | 普通 |
耐暑性 | 普通 |
花色 | 紫 |
開花時期 | 6月頃 |
ヘーベの育て方カレンダー
時期 | 1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 |
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開花 | ||||||||||||
植え付け・植え替え | ||||||||||||
肥料 |
ヘーベの栽培環境
日当たり・置き場所
日当たりの良い場所を好みますが、夏の強い日差しは苦手です。高温多湿による蒸れに弱いため、暑い時期は半日陰や明るい日陰の涼しい場所で管理しましょう。
用土
市販の草花用の培養土で問題なく育ちます。
ヘーベの育て方のポイント
水やり
株元の土が乾いてから、たっぷり水やりします。蒸れに弱いので、土が乾いていないときは水やりを控えましょう。
肥料
肥料はそれほど必要としませんが、春と秋に緩効性肥料を少量与えると生育が良くなります。
病害虫
特に病害虫の心配はありません。
ヘーベの詳しい育て方
選び方
葉色が美しく、根がしっかり張っていて、株元がぐらついていない苗を選びましょう。
植え付け
ヘーベは地植えでも鉢植えでも育ちます。地植えの場合は、一年中半日陰になるような場所に植えましょう。
植え付けの適期は、春か秋。花が咲いている時期にどうしても植え替えたい場合は、根をいじらずに植え付けします。
剪定・切り戻し
草姿が乱れたら、適宜切り戻しを行います。
植え替え・鉢替え
植え替えの適期は、春か秋です。
地植えの場合は、特に植え替えは不要です。
鉢植えの場合は、株が窮屈になってきたら一回り大きい鉢に新しい土を使って植え替えましょう。花が咲いている時期に植え替えたい場合は、根をいじらずに植え替えます。
花
6月頃、紫色の穂状の花を咲かせます。
夏越し
夏の直射日光と蒸れが苦手です。夏は、風通しの良い半日陰か明るい日陰で管理し、水やりは早朝や夕方などの涼しい時間帯に行いましょう。
冬越し
関東以西では、軒下などで強い霜に当たらなければ越冬できます。寒さの厳しい地域では、室内の窓辺に取り込むなど冬越し対策を行いましょう。
増やし方(株分け、挿し木、葉挿しなど)
ヘーベは、挿し木で増やすことができます。