斑入りタリナム(ハゼラン)【夏から秋の暑さに強いカラーリーフ】
金子三保子
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斑入りタリナム(ハゼラン)
トゥデイズプランツ、今回ご紹介するのは「斑入りタリナム」
夏から秋にかけてあちこちで野生化しているハゼランの斑入り種で、園芸種として流通しています。
三時草(サンジソウ)、三時花(サンジカ)、三時の天使、三時の貴公子、花火草(ハナビグサ)、星月草、米花蘭……ハゼランはたくさんの名前を持つ植物です。
三時という名前をたくさん持つ理由は、花が午後の三時頃から開花するため。実際に咲いている様子を見ると、きっかり三時という訳ではなく、午後二時頃から夕方くらいまで開花します。花火草の由来は、花が線香花火のような雰囲気を持つことからのようです。
斑入りタリナムの葉は多肉質で、緑葉のハゼランと同じく、下葉から花茎が立ち上がり枝分かれして、毎日三時前後に無数のピンクの花が開花します。花は三時からしか咲きませんが、美しい斑入りの葉はカラーリーフプランツとしても重宝します。
緑葉タイプと大きく違うのは、花のあとの実の色です。緑葉は赤い実になるのに対して、斑入りタリナムの実は黄色。同じ植物なのに実の色が全く違うなんてユニークですね。
赤い実の緑葉タイプのハゼラン
花の形も若干違い、緑葉はほっそりとした花びら、斑入りは丸みを帯びた花びらをしています。
本来は多年草ですが、越冬できないため日本では一年草として扱われることがほとんどです。緑葉タイプは一度その土地を気に入るとこぼれ種で繁殖し、抜いても抜いても出てくると言う人もいるほど繁殖力旺盛ですが斑入り種はどうでしょうか。行方を追ってみようと思います。
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