炭疽病の予防・対策・基本情報

ポピュラーな病気の一種である炭疽病の基本情報をご紹介します。

目次

• 炭疽病の基本
• 炭疽病の症状
• 炭疽病の対処方法
• 炭疽病に有効な薬剤
• 薬剤を散布するときのポイント

炭疽病の基本

炭疽病は、植物の葉・茎・花・実と多くの場所に発生する病気で、カビ（糸状菌）が原因となります。春～秋と冬以外はいつでも発生しやすく、特に梅雨や秋の長雨など気温が夏よりも低く湿度が高い時期に多発します。

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炭疽病の症状

炭疽病を発症すると葉に褐色の斑点ができ、徐々に広がっていきます。斑点の中央部は破れやすく、症状が進行すると穴があくことが多いです。実には黒い小さな斑点が現れ、やがて腐ったような状態となり落果します。

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炭疽病の対処方法

炭疽病を発症した葉は取り除き、ビニール袋などで密閉して可燃ごみとして処分します。取り除いた後に放置しておくと、風で胞子が飛ばされ感染が拡大する可能性があるため注意しましょう。

雨の跳ね返りが下葉に付着して炭疽病に感染することが多いため、敷きワラやマルチング材を用いて跳ね返りを防ぐとよいでしょう。

また、チッソ過多にならないようにバランスの良い施肥を行います。チッソを多く施肥すると光合成が阻害され葉や茎が軟弱化しやすく、耐病性が下がることで炭疽病が一気に繁殖することがあります。

一番の予防方法は風通しと日当たりの良い場所で栽培し、植物を健康に育てることです。そうすることで、例え炭疽病に感染したとしても、発症しにくくなります。

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炭疽病に有効な薬剤

炭疽病に有効な薬剤をご紹介します。

カビ（糸状菌）が原因の病気に効果のある薬剤です。予防効果だけでなく、植物に侵入した病原菌を退治する治療効果も兼ね備えています。

炭疽病やべと病など幅広い細菌性の病気に予防効果のある薬剤です。治療効果はないため、病気が発生する前に定期的に散布する必要があります。

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薬剤を散布するときのポイント

薬剤を散布するときは薬害を起こさないように気温が高い日を避け、翌日が曇りになる日の夕方～夜間に散布するようにしましょう。晴天が続く場合は散布後に日陰で風通しの良い場所に植物を移動させましょう。

野菜や果樹など収穫物を食べる植物に散布するときは、薬剤の説明書の使用時期に記載されている収穫何日前まで使用可能かを必ず確認しましょう。

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