植えっぱなしでどんどん増える球根の花|アリウム・トリケトラム
金子三保子
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Allium triquetrum
トゥデイズプランツ、今回ご紹介するのは「アリウム・トリケトラム」
寒くもなく、暑くもない、お散歩にはぴったりの季節がやってきました。木々の花、道端の花、新緑…… 春の散歩は楽しいですね。
先日、散歩しているときに一面に広がる白い花が目に飛び込んで来ました。白い花弁にグリーンの筋が入る美しい色合いのアリウム・トリケトラムです。
アリウムはたくさんの種類がある球根植物で、ほとんどの種類は初夏以降に咲きますが、トリケトラムは春が開花時期。チューリップや遅咲きの桜、ハナミズキが咲くころの4月~5月が花の季節です。三角葱(ミツカドネギ)の和名は、茎の切り口が三角形であることにちなみます。
性質は強健。繁殖力が旺盛で、一度植えると分球のほか種でも増え、次第に広がっていきます。1本の茎から複数の花が開花し、群生して咲く姿は圧巻の光景です。
道路にはみ出して咲いたアリウム・トリケトラム。きっと種が舗装の隙間にこぼれたのでしょうね。
三角葱(ミツカドネギ)と呼ばれるように、トリケトラムの花、葉、球根は食用にでき、ヨーロッパではハーブとして利用されています。食用として使用する場合は、スイセンやハナニラなどの葉が似た有毒植物の近くに植えるのは避けることをおすすめします。
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