こぼれ種で増える!ルナリア(ゴウダソウ)【春の花壇におすすめの花】

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金子三保子

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ルナリア(ゴウダソウ)

トゥデイズプランツ。今回ご紹介するのは、春から初夏にかけて白や紫の花が咲くアブラナ科の一、二年草「ルナリア」

 

↑こちらの記事でご紹介した花から種がこぼれて、花壇や通路のあちこちで花が開花しました。

ルナリア

ルナリアは、温暖地だと秋、寒冷地だと春が種まきの時期です。春にまくと翌年に開花しますが、秋まきは状況によっては開花までに2年かかります。記事で紹介したものも種をまいたのは2020年。開花したのは2022年の春でした。

2022年の秋にこぼれ種があちこちで発芽しましたが、2023年の春には開花せず、こぼれ種でも開花まで2年かかりました。2年ぶりの再会です。

ルナリアはヨーロッパ原産で、日本では帰化植物として扱われている草花ですが、かなり繁殖力があるようです。元株の周囲や通路など、あちこちで発芽。通路で発芽したものは北側の通路に移植してみたのですが、日当たりはあまり良くないのにすべて開花しました。これはかなり強い……。

 

ルナリア

ルナリアの花は、アブラナ科らしい十字形の花が集合して茎の頂点に開花します。

 

ルナリア

頂点の花の下からも分枝するため、1本からたくさんの花が開花する仕組みです。

 

ルナリア

一年草は、たくさんの花を楽しむには花がらをこまめに摘み取るのがセオリーですが、ルナリアは別。なぜなら種のさやの中の間仕切りは、小判型の美しいドライフラワーになるからです。

 

ルナリア

白花のほか、ムラサキハナナに似た色の紫があります。また、新品種として銅葉色のカラーリーフとして楽しめる「ルナリア・チェドグロウ」もあります。

今が苗の流通時期ですが、前述のとおり、春に若い苗を購入すると開花は来年以降の場合があります。すぐに花が見たい!という方は、つぼみがついた苗がおすすめです。

ドライフラワーの作り方はこちらの記事で紹介しているので、興味のある方はご覧ください。

 

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金子三保子

フラワーコーディネーター、フォトグラファー、ライター。 2022年6月、日東書院本社より「植物のきもち ~がんばりすぎないガーデニング」出版。 ギフトや装花などのフラワーコーディネート、自身でコーディネートした作品の撮影、雑誌や会員情報誌への提案など幅広く活動中。現在は植物に関する記事の執筆にも携わる。庭仕事はライフワーク。映画「余命1ヶ月の花嫁」ブーケ製作。

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