剪定したアジサイで作る花あしらい|育てた花を切り花に

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金子三保子

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アジサイの見ごろも過ぎ、そろそろ剪定の時期になりました。今回は剪定したアジサイを使った花あしらいをご紹介します。

アジサイ

今回の花あしらいに使用したアジサイ

毎年、少しずつ色が変わるのですが、6月前半の咲き始めは優しいピンク色でした。

私たちが「アジサイの花」と思っている部分はガク。剪定しない限り、いつまでも花が散ることがありません。そのため、だいたい7月に入ってガクの部分が色あせてきたら剪定することにしています。

 

アジサイ

6月20日色が少し褪せてきました

アジサイの別名は七変化。これは咲き始めから咲き終わりにしたがって、日ごとに色が変化することからついた名前です。

このアジサイは、クリアなトーンのピンク色が6月下旬に向かって少しずつシックなピンク~ベージュ~グリーンの素敵なニュアンスカラーに変化します。いつまでも花をつけていると茶色いしみが出てくるので、毎年きれいなうちに切って家でも楽しんでいます。

アジサイの剪定の仕方

 

アジサイ

好みの色合いになったところで剪定。今年はなんとも言えないニュアンスカラーになりました。日の当たり具合などによって、同じ株でも写真のように少しずつ色合いが違います。

 

アジサイ

売っているアジサイと違うことは、来年の花芽がついている2~3節あたりで剪定しなければならないので、丈が短いのが特徴です。今回は寸胴型の口の広いガラスの花瓶をセレクト。

剪定した茎が短いアジサイは、振り出して生けることができないので、こんもりとまぁるく生けてみました。左右のどちらに生けるときれいな色が見せられるかを確認しながら位置を決めます。花瓶に入れる水は深水(たっぷりと水を入れること)、水に浸かる部分の葉は取ってから生けます。

 

アジサイ

仕上げに斑入りのアベリア(白い花付き)とつる性のジャスミン・ホワイトプリンセスをさして、広がりや流れを出してみました。どちらも葉が細かくて、繊細な表情を演出してくれる葉ものたちです。

 

アジサイ

お庭のアジサイをまだ剪定していなかったら、最後は生けて楽しみませんか。

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金子三保子

フラワーコーディネーター、フォトグラファー、ライター。 2022年6月、日東書院本社より「植物のきもち ~がんばりすぎないガーデニング」出版。 ギフトや装花などのフラワーコーディネート、自身でコーディネートした作品の撮影、雑誌や会員情報誌への提案など幅広く活動中。現在は植物に関する記事の執筆にも携わる。庭仕事はライフワーク。映画「余命1ヶ月の花嫁」ブーケ製作。

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