チオノドクサとは?育て方・栽培方法|植物図鑑
- 植物名
- チオノドクサ
- 学名
Chionodoxa
- 英名
- glory-of-the-snow
- 和名
- 雪解百合
- 科名
- キジカクシ科
- 属名
- チオノドクサ属
- 原産地
- トルコ、クレタ島、キプロス島
チオノドクサの特徴
チオノドクサは、トルコや地中海のクレタ島、キプロス島に分布する球根植物です。チオノドクサ属には7種があり、総称としてチオノドクサの名前で流通しています。
まだ寒さが残る早春に咲き始め、春の訪れを報せる花の一つとして愛されています。学名の Chionodoxa はギリシャ語で雪の栄誉という意味、チオノドクサの1種が雪解けの頃に咲き始めることに由来しています。英名の「glory-of-the-snow」も同じ意味です。
チオノドクサは、草丈低く10~20cm程度、細い葉が2枚、その間から花径を伸ばして直径2~3cmの花を5~15個くらい咲かせます。花の色は青、紫、ピンク、白など、中心は白をしています。花には蜂蜜を思わせるような芳香があります。
夏の高温多湿が苦手なので、水はけと風通しの良い場所を好みます。冬は日当たりが良く、夏は木陰になるような落葉樹の下に植え付けるとよいでしょう。
チオノドクサの詳細情報
園芸分類 | 球根 |
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草丈・樹高 | 10~20cm |
耐寒性 | 強い |
耐暑性 | 普通 |
花色 | 青、紫、ピンク、白 |
開花時期 | 2月~4月 |
チオノドクサの育て方カレンダー
時期 | 1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 |
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開花 | ||||||||||||
植え付け |
チオノドクサの栽培環境
日当たり・置き場所
風通しの良い、半日陰から日向を好みます。夏は木陰になる落葉樹の下などを好みます。
用土
水はけの良い土壌を好みます。鉢植えは市販の園芸用培養土で問題なく育てられます。
チオノドクサの育て方のポイント
水やり
地植えは特に必要ありません。降雨に任せます。鉢植えは表土が乾いたらたっぷりと水やりします。
肥料
地植えは特に必要ありません。鉢植えは春の芽吹き後と開花後に緩効性肥料を施します。
病害虫
特に目立った病害虫の被害はありません。
チオノドクサの詳しい育て方
選び方
球根は、傷やカビがないものを選びましょう。苗は葉が黄色くなっていないもの、花芽が上がっているものが良い株です。
植え付け
チオノドクサの球根は、10月~11月に植え付けます。
剪定・切り戻し
花が終わったら、花茎を根元から切り取り、残った葉にしっかりと光合成をさせます。
植え替え・鉢替え
分球して鉢が窮屈になってきたら植え替えをしましょう。休眠中に掘り上げて、数個ずつに分けて新しい鉢に植え替えます。
花
チオノドクサの花は、2月~4月頃まで咲き続けます。早春に開花し、長く楽しめる球根花です。
夏越し
夏には葉が黄色くなって休眠します。鉢植えは水やりを控え目にして管理してください。
冬越し
冬は休眠しながら、土の中で春の芽吹きの準備をしています。特に必要な冬越しの作業はありません。
増やし方(株分け、挿し木、葉挿しなど)
チオノドクサは、分球で増やせます。