記事カテゴリ

LOVEGREEN便り

ラナンキュラスのドライフラワー|作り方ときれいに仕上げるコツ

アバター画像

山田智美

このライターの記事一覧

更新日 :

ラナンキュラスがきれいな季節にドライフラワーを作ってみませんか。とっても簡単な作り方と、きれいに仕上げるコツを紹介します。

目次

ラナンキュラスはドライフラワーにできる?

ラナンキュラスのドライフラワー

ラナンキュラスは、自宅でドライフラワーにできます!

たっぷりとした花びらが魅力のラナンキュラスは、球根植物なので、水分を多く含んでいるのが特徴です。ドライフラワーにするのは難しそうに思われるかもしれませんが、そんなことはありません。ハンギングやシリカゲルで、とっても簡単にドライフラワーにできます。

これを読んで、自宅でドライフラワーにチャレンジしてください。

目次に戻る≫

ラナンキュラスのドライフラワーの作り方|ハンギング

ラナンキュラスのドライフラワー

ラナンキュラスのドライフラワーを吊るして作る方法です。ハンギングとは、吊るすという意味。ちょっとかっこよく表現していますが、要するに吊るして乾燥させるという、とてもシンプルな方法です。

この方法は茎の長さを維持できるので、スワッグやガーランドなど、長さが欲しいアレンジに有効です。

用意するもの

  • ラナンキュラス
  • 紐やワイヤー
  • 画鋲やフック

作り方

1.  ラナンキュラスをしっかりと吸水させておく

2. 紐やワイヤーに吊るすための輪を作っておく

3. 茎を好きな長さに切り、茎の下の方を紐やワイヤーできつく縛る

4. 画鋲やフックを使って、風通しの良い場所に吊るす

5. 7日~14日で出来上がり

吊るす季節にもよりますが、ラナンキュラスが流通する冬から春は、空気が乾燥しているので、花が乾燥するまでにそれほど時間がかかりません。暖房が効いている室内ならなおのこと短期間でできます。

7日ほど経ったら、花をそっと触ってみて、乾燥しているかどうかを確認しましょう。

ラナンキュラスのドライフラワー|ハンギングのコツ

茎にワイヤーを仕込む

ハンギングで作れば、茎の長さを活かして飾ることができます。ただし、ラナンキュラスは、乾燥させると茎がふにゃふにゃと弱くなってしまうのが難点な花。この問題を回避するコツは、茎の中にワイヤーを仕込むことできれいに仕上がります。

幸い、ラナンキュラスの茎は、中が空洞になっているので、ここにワイヤーを仕込みます。ワイヤーは、#24~28くらいのサイズで、茎の太さに応じて選んでください。

茎の下からすっすっと入れていって、花首に到達した手応えを感じたところで止めます。花から突き出してしまわないように注意しましょう。どこまでワイヤーが入ったか不安なときは、茎を指で軽く押すか、そっとたわませてみましょう。ワイヤーが入っているところは固さを感じるので、わかると思います。

注意すること

・必ず湿気のない風通しの良い室内に吊るすこと(浴室や脱衣所のような場所は不向きです)

・強い直射日光は避けて吊るす(褪色が早くなります)

・壁から離して吊るす(壁に着いていた箇所だけ潰れて乾燥してしまうので、型崩れの原因となります)

目次に戻る≫

ラナンキュラスのドライフラワーの作り方|シリカゲル

ラナンキュラスのドライフラワー

ラナンキュラスのドライフラワーをシリカゲルを使用して乾燥させる方法です。この方法は、密閉できる容器を使用して、中にラナンキュラスの花を埋め込むので、花茎の長さを維持できません。花のふっくらとしたフォルムを維持できるので、リースやコサージュなど、花1輪の美しさを見せたいときに効果的です。

用意するもの

  • ラナンキュラス
  • シリカゲル
  • 密閉できる容器

作り方

1.  ラナンキュラスをしっかりと吸水させておく

2. ラナンキュラスを容器に入るサイズに切る

3. 容器にシリカゲルを1~2cm敷く

4. ラナンキュラスの花を入れて、シリカゲルを入れる

5. 花びらの間にもシリカゲルが入るように、花が見えなくなるまで入れたら蓋をして、湿気を避けて、保管する

6. 7日~14日で出来上がり

出来上がったドライフラワーを取り出したら、花びらに付着したシリカゲルを筆などで優しく落として、クラフトに使用したり、そのまま飾ったりして楽しみます。

ラナンキュラスのドライフラワー|シリカゲルのコツ

乾燥する過程で、出来上がりの花のフォルムが決まります。出来上がりをイメージして、花びらの間にもシリカゲルを入れ、ふっくらとしたフォルムを作るようにするのが、きれいに仕上げるコツです。出来上がりまでの間にむやみに容器を動かすと、中で型崩れを起こす心配があるので、動かす必要のない場所で保管しましょう。

注意すること

・湿気の少ない場所で保管する(シリカゲルが余計な湿気を吸わないように)

・むやみに動かさない(型崩れを起こす心配があります)

目次に戻る≫

ラナンキュラスをドライフラワーにするタイミングは?

ラナンキュラスのドライフラワー

ラナンキュラスをドライフラワーにするタイミングは、購入後早めです。あるいは、好みの開き具合になったら、すぐです。ラナンキュラスに限らず、花は咲き進むと花びらが散りやすくなります。咲いてから時間が経過した花をドライフラワーにすると、花芯からパラパラと落ちてしまうことがあります。

きれいなドライフラワーを作るなら、新鮮なうちに乾燥させるようにしましょう。

写真のラナンキュラスは、購入後すぐにドライフラワーにしたものです。手で触っても崩れるようなことはなく、花びらは強く引っ張らないとはがれませんでした。さらに、花びらを3枚はがしても、残った花びらが散るようなこともありませんでした。

目次に戻る≫

ラナンキュラスのドライフラワーをインテリアに

ラナンキュラスのドライフラワー

新鮮なラナンキュラスで作ったドライフラワーは、崩れにくく、花色も鮮やか。スワッグやリースにしたり、ガラス容器に入れてそのまま飾っておくことができます。

シンプルに天井や壁に吊るしておくだけで絵になります。色鮮やかなラナンキュラスのドライフラワーを、玄関の中に飾ってみるのも良いでしょう。家族の帰宅時や来客時に、ぱっと明るい景色が目に飛び込んでくるというのは、気持ちが良いものです。

目次に戻る≫

簡単に作ることができて、色鮮やかなラナンキュラスのドライフラワー。パラパラと散ることもないので、掃除の手間が少ないのも魅力。お部屋に飾ってみませんか。

▼編集部のおすすめ

LOVEGREEN(ラブグリーン)メールマガジン会員募集中!

関連ワード

今月のおすすめコンテンツ

「ラナンキュラスのドライフラワー|作り方ときれいに仕上げるコツ」の記事をみんなにも教えてあげよう♪

アバター画像
山田智美

「花や蜜」という屋号で、フリーランスの花屋として活動中。ドライフラワーの小物、生花のブーケやアレンジメント、装花、イベント出店など。「手のひらに森を」をテーマに小さな世界をお届けしています。 野に咲く花とつる植物、風に揺れるグラス類が大好き。植物に関連する伝承や民話、歳時記を調べることが日々の楽しみです。LOVEGREEN編集部ではいつの間にか野草担当のような立ち位置になっています。

このライターの記事一覧

もっと楽しむ

メルマガ会員募集中

  1. 旬の園芸作業やおすすめの植物情報をお届け
  2. 季節の植物情報やプレゼント企画の先行お知らせ
  3. お気に入り記事や植物図鑑を登録してすぐに見つけられる
  4. Q&Aでみんなに質問したり回答を投稿できる

メールアドレスと
パスワードだけで登録完了

会員登録画面へ進む

LOVEGREEN QA 質問してみる 小さな相談でも皆で解決!

LOVEGREEN 公式アカウントをフォロー!

TOP