インテリア好きな夫婦が営むちょっと変わった園芸店です
LOVEGREEN編集部
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プロフィール
■名前:小松原 隆佑
■年齢:37歳
■職業:植物を育てる保育士
■出身:茨城県古河市
■居住地:埼玉県熊谷市千代
■ボタニカル歴:5年
自己紹介
MIMONOの店長を務めております小松原 隆佑(こまつばら りゅうすけ)と申します。この度はbotanical peopleへ掲載して頂き、誠にありがとうございます。
簡単ですが、私は茨城県古河市に産まれ、バレーボール、音楽、保育(保育士資格・幼稚園教諭取得)、児童養護施設へ勤務、結婚、植物、第一子誕生&自営業開始という道を歩んで来ています。
2016年3月に“実ものと鉢のセレクトショップ”として埼玉県熊谷市にMIMONOをオープンさせました。インテリア好きな夫婦が営むちょっと変わった園芸店です。
植物や花との出会い、好きになったきっかけを教えてください
結婚を機に暮らし始めたアパートに3坪ほどの庭があったんです。洗濯物だけを干すのでは勿体無いということで、4色咲のハイビスカスを育て始めました。それまで知っている花の名前といえばチューリップとヒマワリぐらい。結局ハイビスカスは冬に枯れてしまったのですが半年寄り添う中で『ずっと好きでいられる』と直感しました。子どもを育てる感覚に近かったのだと思います。
同じ頃、妻が「将来開業したい」と夢を打ち明けてくれました。内容を聴いてみるとお洒落なカフェを開きたいという内容でした。ちょうどカフェブームが始まった頃で、個人の方がこぞって開業していました。しかし私たちは経験も知識も資金もない状態。ブームが落ち着いた頃にカフェだけで生計を立てられるとは思いませんでした。その時に植物とミックスさせることを思いついたんです。その後、大家さんに相談すると「土を入れなければOK」とのことだったので、3年かけて3坪の庭を全て鉢植えで埋め尽くしました。
その中で気づいたことは「どこにも心惹かれる鉢が売っていない」ということ。この気づきが当店のコンセプトを産みました。
初めて育てた植物や花について教えてください
おそらく小学校の時に育てたアサガオが初めて育てた植物だと思います。花よりも種子に興味があったことを覚えています。まあるい袋の中のゴツゴツした種を取り出すことが楽しかったです。それを集めたけれど蒔いたりはしなかったですね。集めるだけでした。
思い出に残る植物や花があれば教えてください
クレマチスですね。
当時出ていた品種を花姿から咲き方まで全て調べ上げ、私の中のトップ5を注文しました。品種はマルチブルー、白万重、ぺトレイ、ベティコーニング、祭り太鼓です。それぞれをコンテナやスリット鉢に植え替えて大株にしました。水やりが何よりの楽しみでしたね。
自宅で育てている植物や花について教えてください
ブラキキトン アケリフォリウスは結婚してからずっと一緒にいます。初めて名前を付けた植物でもあります。
いまお気に入りの植物や花を教えてください
世界一美しい葉を持つカラテア、オリーブを求めて来店されるお客様に必ずオススメするフェイジョア、アカシアプルプレア、他にミレット&昔ながらのケイトウのコンビがお気に入りです。
普段のボタニカルライフを教えてください
人間が設定した時間ではなく、植物の時間(植物のサイクル)に身を任せて過ごすことが何よりも心地良いです。それに音楽を絡めたときの変化を楽しんでいます。植物と共存している感覚とでもいいますか、とても穏やかな気持ちになります。
よく行くショップやおススメのショップを教えてください
まず同じ地区に実店舗を構えている「芋屋 TATA」。全国制覇を狙う焼き芋専門店。と、まず肩書きが強烈です。畑の土が芋を育てるのに最適という理由だけで芋屋を始めています。もちろん言わずもがな芋は美味いです。
次に同じ熊谷市にあります「ホシカワカフェ」。店主がコーヒー豆は果実という認識で扱っています。私にはコーヒーというよりスープのようです。でもこだわっている側から見れば、これぞ“コーヒー”なんでしょう。
最後に「美容室 fual フアル」。外観に植物がたくさん置いてあったので、私は園芸店だろうと思って入店したら美容室だった。引っ越してきてちょうど髪が切りたかったのでそのまま散髪してもらいました。それ以来行きつけの美容室です。業種は違えど全て植物がらみ。面白いですね。
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