もっと知りたいリンゴの秘密
LOVEGREEN編集部
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普段、フルーツの花を見ることはなかなかないと思いますが、実はとってもかわいらしい花が咲くんです。
今、旬のフルーツ「リンゴ」の花。
5月上旬。
ピンク色で、見た目はサクラに似た花が咲きます。
実は、リンゴもサクラも同じ「バラ科」なんです。
リンゴは、バラ科リンゴ属。
サクラは、バラ科サクラ属。
この他にも、いちご・桃・さくらんぼ・梅もバラ科なので、どのフルーツもリンゴの花に似たかわいらしい花が咲きます。
リンゴの生産量は、
1.ふじ
2.つがる
3.王林
日本では、約半分が「ふじ」です。
この時期、クリスマスリースにも飾られるリンゴは「姫リンゴ」。
日本では、観賞用や盆栽用として親しまれてきました。
珍しいものでは「ピンクレディー」「星の金貨」「美丘(サシャ)」なんていう品種もあり、種類によって、食感や甘み、酸味も驚くほど違います。
現在、日本で栽培されているリンゴの品種は100種類前後といわれていますが世界的には数千から1万種ほどにもなるそうです。
リンゴの選び方
リンゴの表面が少し油っぽく、ぬるぬるしていたり、ベトつくようなものがあります。
これはワックスや防カビ、防虫などの薬剤ではありません。
その正体は・・・リンゴそのものから生成される成分なんです。
リンゴは熟してくるとリノール酸やオレイン酸などの不飽和脂肪酸が作られ、リンゴの皮に含まれる成分によって天然のワックス状の膜ができます。
これはリンゴの中の水分などをしっかりと外に逃がさないようにする働きがあるんです。
自然にできるワックスなので、少し布で磨くとピッカピカに光りますよ。
さらに、美味しいリンゴの特徴としてリンゴを切ったとき「蜜」が入っているとラッキーですよね。
ではこの蜜、どうやって作られていると思いますか?
生産者が注射器で蜜を入れている・・・と思われている方が多いのですが、この蜜の正体は、「ソルビトール」という糖質アルコールの一種です。
自然にできるもので、実はこの蜜の部分を食べても甘くはないんです。
蜜が入りやすい品種としては「ふじ」「北斗」「レッドゴールド」などがあります。
一方、「王林」や「ジョナゴールド」などは完熟しても蜜が入りません。
蜜は収穫後しばらく保存しておくと果肉に吸収されて見えなくなることがあり、沢山入り過ぎていると変色しやすく、保存がききにくいという面もあるので購入したら早めに食べてください。
リンゴの効果
リンゴは昔から「1日1個のりんごが医者を遠ざける」と言われていたり、ヨーロッパでは「りんごが赤くなると、医者が青くなる」という言い伝えもあり、ペクチンなどの食物繊維やカリウム、ビタミンCなど美容や健康に欠かせない栄養素がギュッと詰まっています。
リンゴの効果は、
血液さらさら
虫歯予防
整腸作用
抗酸化作用(体を錆びさせない)
などがあります。
また、リンゴに含まれるペクチやもポリフェノールが多く含まれているのはりんごの皮の部分なので、りんごは皮ごと食べた方がさらに栄養を余すことなく摂ることができます。
バラのアップルパイ
プレゼントにも、クリスマスにもぴったりな誰にでも出来る簡単アップルパイの作り方です。
材料 (8個分)
リンゴ 1/2個
冷凍パイシート 1枚
グラニュー糖 30g(大さじ1)
バター 10g
シナモン 適量
①リンゴを4等分し、皮付きのまま薄くスライスする。
②耐熱皿にスライスしたリンゴ、ブラウンシュガー、バター、シナモン(お好みでレモン汁)を加えてしんなりするまでレンジで加熱する。
③粗熱を取り、クッキングペーパーで水気を切る。
④冷凍パイシートを、1.5~2センチくらいの幅に切れ目を入れる。
⑤パイにリンゴを端を重ねながら並べ、くるくる巻いていく。
⑥オーブンで15分焼く。
上手く作るポイントは、
● リンゴはできるだけ薄くスライスすること。
●リンゴはしっかり粗熱を取っておく。(パイ生地が柔らかくなってしまうので)
●巻き終わりはしっかり止める。
●最後に花びらの端を外側に広げる。
クリスマスには、大きなタルト型に小さなバラのアップルパイを沢山入れても華やかになりますよね
クリスマスは、リースにデザートに「リンゴ」を活用してみてくださいね。
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