コリウスとは?育て方・栽培方法|植物図鑑
- 植物名
- コリウス
- 学名
Coleus scutellarioides
- 英名
- Flame nettle、Painted leaves
- 和名
- キンランジソ、ニシキジソ
- 科名
- シソ科
- 属名
- コリウス属
- 原産地
- アジアの熱帯、亜熱帯、アフリカ
コリウスの特徴
初夏から秋のカラーリーフプランツの代表のようなコリウス。品種が豊富で様々な色合いがあります。本来は多年草ですが、寒さには弱いので日本では一年草として扱われています。
コリウスの生長期は、4月~6月と9月~10月。鮮やかな色彩の葉を楽しむコリウスは、花に負けない華やかな株姿で初夏から秋にかけて花壇や寄せ植えに欠かせない存在です。暑さに強く観賞期間が長いこと、群植すると特に見栄えがするので公共花壇などにもよく利用されます。
栄養系コリウス
コリウスは、葉形や葉色、葉の大きさ、色合いなど様々な品種があり、園芸品種は100を超えています。一般にはコリウス・ブルメイを中心に作出された園芸品種で種子繁殖の実生系が多いですが、栄養繁殖系も近年流通しています。栄養繁殖系の方が花が咲きにくい性質があるので株が大きくなりやすい特徴があります。
コリウスの詳細情報
園芸分類 | 草花 |
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草丈・樹高 | ~50cm程度 |
耐寒性 | 弱い |
耐暑性 | 強い |
花色 | 青、白、紫など |
開花時期 | 6月~10月 |
コリウスの育て方カレンダー
時期 | 1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 |
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植え付け | ||||||||||||
開花 |
コリウスの栽培環境
日当たり・置き場所
コリウスは、日当たりから半日陰程度の場所を好みます。よく日光に当てると発色が良くなりますが、強い直射日光に当たりすぎると葉色があせることがあるため、真夏は半日陰程度が適当です。
用土
水はけが良く保水性も適度にある用土が適しています。
鉢植えは、市販の草花用培養土でも問題なく育ちます。
コリウスの育て方のポイント
水やり
地植えは、根付いてからは特に水やりの必要はありません。乾燥が続いた時にはたっぷりと与えるようにしましょう。
鉢植えは、鉢の表面の土が乾いたら、たっぷりと水やりを行います。
肥料
元肥を入れて植え付けたあとは、過肥の必要はありません。窒素分が多い肥料を与えすぎると葉色が悪くなることがあるので注意しましょう。
コリウスの詳しい育て方
選び方
下葉が黄ばんでいたり茶色く変色していないもの、茎が太く、よく枝分かれしていて全体的にしっかりとしたもの、花が咲いていないものを選びましょう。
コリウスは、種から育てる種子系と挿し木で増やす栄養系があります。種子系は小ぶりで花が咲きますが、栄養系は花がつきにくいかわりに摘心や切り戻しを繰り返すとこんもりと大株に育ちます。
種まき
発芽適温は20~30℃です。ポットに直接まいて良い芽を残して育苗すると手軽です。
好光性種子なので種をまいたら覆土はせず、発芽までは室内で管理しましょう。
植え付け
十分に気温が高くなる初夏以降が植え付け適時です。横にも広がるので、隣の植物との株間は広く取りましょう。
摘芯(摘心)・摘果
形を仕立てて楽しむ場合以外にも高さを抑えたい場合や株全体の姿を整えたい場合に1週間から2週間に1回ほど摘芯を行いましょう。
花
コリウスの花は、穂状の花が夏から秋ごろ開花します。
コリウスは種から育てる種子系と挿し木で増やす栄養系があり、種子系は小ぶりで花が咲きますが、栄養系は花がつきにくい特徴があります。
花を楽しみたい場合は摘心は控えめにして、花が咲いたら剪定をしましょう。逆にカラーリーフとして楽しみたい場合は、花は咲かせず、まめに摘芯もしくは切り戻しをして育てます。
夏越し
コリウスは夏も問題なく育ちますが、真夏の強すぎる直射日光に長時間当たると葉色があせることがあります。真夏は半日陰になるくらいの場所で育てるとよいでしょう。
冬越し
耐寒性がないため、日本では一年草として扱われています。多年草として管理する場合は、気温が低くなったら、日当たりの良い室内に取り込みましょう。
増やし方(株分け、挿し木、葉挿しなど)
コリウスは種まきと挿し木で増やすことができます。
挿し木のやり方
節のある7~8cmの茎を1~2時間水に入れて吸水させたあと、清潔な土に挿します。土が完全に乾くことのないように水やりを続け、風通しが良く直射日光が当たらない場所で管理すると数週間で発根します。
コリウスは水差しでも増やすことができ、水を入れたコップに茎を入れておくと発根します。