エシャロットとは?育て方・栽培方法|植物図鑑
- 植物名
- エシャロット
- 学名
Allium oschaninii
- 英名
- Shallot
- 別名・流通名
- ベルギーエシャロット
- 科名
- ヒガンバナ科
- 属名
- ネギ属
- 原産地
- 中東
エシャロットの特徴
エシャロットは、タマネギの仲間です。鱗茎には独特の芳香があり、くさみ消しや風味づけなどに利用されます。タマネギよりも小ぶりで細長い形をしていますが、タマネギと同じような薄茶色の皮がつき、ひとつの種球から生育し分球して増えます。
日本ではあまり馴染みがありませんが、海外ではとてもポピュラーな野菜で、多くの国で様々な料理に使用されています。日本ではエシャロットと呼ばれていますが、英語表記は「Shallot」になります。
エシャロットの詳細情報
園芸分類 | 野菜 |
---|---|
草丈・樹高 | 30cm |
耐寒性 | 強い |
耐暑性 | 弱い |
エシャロットとエシャレットの違い
エシャレット Allium chinense
エシャロットに似た名前の野菜で、エシャレットがあります。時々同じものとして扱われますが、全く別の野菜です。
ちなみに、エシャレットとは、若採りのラッキョウのことをいいます。当初、若採りラッキョウが「エシャロット」の名前で市場に出回ったため、今でも混同してしまう原因となっています。
エシャロットとエシャレットを間違わないようにするために、エシャロットのことを「ベルギーエシャロット」と表現されることがあります。
エシャロットの育て方カレンダー
時期 | 1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 |
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種まき | ||||||||||||
植え付け | ||||||||||||
収穫 |
エシャロットの栽培環境
日当たり・置き場所
日当たりと風通しの良い場所を好みます。
用土
水はけの良い土を好みます。プランター栽培の場合は、野菜用の培養土で育てましょう。
畑栽培の場合は、植え付け前に土を耕す準備が必要です。畑の土が酸性に傾いている場合は、まず植え付けの2週間前位には石灰を入れ、耕しましょう。その1週間後に完熟堆肥と元肥を入れ土になじませます。
窒素分を含む肥料は、石灰と合わさることで窒素分がアンモニアガスとなって消失してしまうため、同時に使用してはいけません。
なお、この場合の石灰とは「消石灰」や「苦土石灰」をさします。牡蠣殻などの「有機石灰」ではそのような化学反応は起きないので、どうしても日数がない場合は「有機石灰」「完熟堆肥」「有機肥料」を使うと同時に混ぜ込むことが可能で、すぐに種まきや植え付けができます。
エシャロットの育て方のポイント
水やり
鉢植えは、加湿に気を付けながら乾燥させないように水を与えましょう。
肥料
追肥は、月に一度程度、緩効性肥料を与えます。(使用している肥料の使用頻度を確認しましょう)
病害虫
他の野菜に比べ、病害虫の心配はあまりありません。
エシャロットの詳しい育て方
選び方
長卵型で揃いが良い種球を選びましょう。
植え付け
株間15cm位の間隔で種球を植え付けていきます。
花
春になると、とう立ちします。
収穫
栽培の方法が似ているタマネギと同じく、6~7割位の葉が倒れた頃が収穫の目安です。株元を手で持って引き抜き、収穫しましょう。収穫したら風通しの良い日陰で乾燥させます。
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