東北一の繁華街・国分町にある異色の花屋「florico(フロリコ)」

floricoさんは宮城県仙台市青葉区国分町。東北一の繁華街と言われる国分町は夜の街でもあります。

新しいカフェや昔からの飲食店、きれいなお姉さんや格好良いお兄さん・ママさんたちがいるお店までさまざまな楽しみがある地域です。

▼花束大きさが値段別にイラストで描いてあるPOP。買いなれてない人にはわかりやすく参考にしやすいですよね。

そんな地域にあるお花屋さんに私が勝手に持っていたイメージは夕方ごろから営業し、胡蝶蘭の鉢植えやスタンドタイプのお花、お店の方にプレゼントする華やかなお花が並ぶお店。

オーストラリアンプランツが沢山の店内

しかし、予想に反して店内にはリューカデンドロン、プロテア、ユーカリなどのオーストラリアンプランツが。壁面沿いにはバラやトルコキキョウなどのブーケ用生花もありますね。

▼手前のドウダンツツジもすごい存在感です！

▼天井には大きなビカクシダやヤドリギがあります。

笑顔が素敵なマネージャーの鈴木さんはベストにネクタイ！お話を伺うことが出来ました。

「震災後独立し現在の店舗を構えてから６年経ちました。立地柄、お誕生日用のスタンド花や生け込み、バルーンなどを使った華やかなアレンジのオーダーは多く、胡蝶蘭などの鉢物ももちろんあります。」

▼お花と一緒にプレゼントされるんでしょうか。フレグランスなどの雑貨も取り扱っています。

▼バースデーパーティーなどで需要があるバルーンもあります。

鈴木さんが好きなお花は「大きい迫力のある花ですね。切り花だとダリアとか。あとはオーストラリアンプランツのキングプロテアとか。この辺はいつか自生しているところを現地に見に行きたいですね。繁華街のお店だと花束の需要が多いんですが、こういった個性的なお花が好きな顧客さんも増えてきています。」とのことです。営業時間も長いのでお仕事帰りやご飯を食べた後に立ち寄ることもできますね！

▼エアプランツのオブジェなどインテリア要素の強い商品も。
 

▼Botapiiも設置していただいています！

お花のイベント「花降る街、仙台」

鈴木さんはfloricoだけに留まらず、人と花をつなげる活動もされています。

その一つが「花降る街、仙台」。この活動は生花店、フローリスト、フリーで活動されている方、さまざまなお花に関わる人たちで企画、運営されているイベントです。立ち上げ当初は市から助成金を受けて開催されましたが、その後は有志で仙台市内のさまざまな場所で年に数回、不定期に開催されています。

▼施設の中での開催も。

テーマは「フローリストと花のある暮らしを。」

屋外で開催されることも多く、お店からすぐの定禅寺通りでも開催しました。秋だったので大きなケヤキ並木が紅葉し、ロケーションも最高だったそうです。

▼秋の定禅寺通りでのイベント風景。ケヤキの紅葉が始まっています。

一対一で普段アレンジメントの教室などを開催しているフローリストさんが花あしらいなどを教えてくれますし、身近にお花を感じられますよね。

イベントについて鈴木さんはこう語っています。「全然花に興味がなかった人たちにも、花飾るってこんな素敵なことなんだよ、面白いことなんだよっていうのを伝えていきたいですよね。通りすがりの人たち、『何やってるんだろう？』っていう人たちが興味持ってもらえたら。『そんなに敷居高くないぞ！楽しいぞ！』っていう感じで。」

▼お寺でも開催されました。

プロのフローリストの方々とフランクにお花の話が出来る、「花降る街、仙台」。お花と人との距離を身近にしてくれるような素敵なイベントです！
 

最後に鈴木さんはこうも語ってくれました。「今後は独立したイベントとして「花降る街、仙台」を開催できるよう盛り上げていきたいと思っています。オランダのフラワーフェスのような！」今後も活動が楽しみですね！

ショップ情報

花降る街、仙台

お店もイベントもぜひ一度覗いてみてくださいね。花や人との新しい出会いが待っていると思います！

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中高短で美術を学び、卒業後観葉植物も扱う雑貨店で店長、バイヤーを担当。産後LOVEGREEN編集部で季節や庭木、虫の記事担当しつつ、説明や挿絵などで再び絵を描き始める。Botapiiでもエディブルガーデン他のイラストを担当。縁あって現在はフィリピンのセブ在住。ダイビングリゾートで広報も担当している為、海の中やマクロダイビングの世界に夢中。魚より珊瑚やホヤ、海藻など植物寄りの世界が好き。勘と勢いで生きている。