ティランジア(エアプランツ)の育て方とステキな飾り方

LOVEGREEN編集部
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色や大きさ、葉の姿など、様々な種類のあるエアプランツ(チランジア)。エアプランツ(チランジア)の育て方と素敵な飾り方をご紹介します。
目次
- ティランジア(エアプランツ)の基本情報
- ティランジア(エアプランツ)の良い株の選び方
- ティランジア(エアプランツ)の水やりなどの育て方
- ティランジア(エアプランツ)の病害虫対策・夏場、冬越しの管理
- ティランジア(エアプランツ)の増やし方
- ティランジア(エアプランツ)の種類
- ティランジア(エアプランツ)を飾ろう
- エアプランツ(チランジア)の育て方|まとめ
ティランジア(エアプランツ)の基本情報
ティランジア(エアプランツ)はブロメリア科の植物。南米や中米など幅広い範囲に分布し、木やサボテン、岩などに着生をして自生しています。その環境は乾燥地から湿地まで様々。雨や霧で株を濡らし、水分を吸収し成長します。交配種や、変種も含め種類も豊富で、花も咲き、子株を出して増えていきます。エアプランツには葉がシルバーグリーンの「銀葉種(ぎんようしゅ)」と緑色の「緑葉種(りょくようしゅ)」の2つのタイプがあります。
ティランジア(エアプランツ)の良い株の選び方
葉の痛みが少なく、葉の緑がキレイなものが◎葉先が茶色かったり、くすんでいたりするものはできるだけ避けましょう。色がキレイでしっかりとした株を選びましょう。個体によって形が違うので、好みのものを選びましょう。手で持ったときに軽いものは枯れている場合があります。
株元も要チェックです。株の基部(根元)が腐ってないかも重要なポイント。色が茶色やグレーだったりする場合は状態がよくない場合もあります。触ってみてスカスカするものもあまりよくないでしょう。
ティランジア(エアプランツ)の水やりなどの育て方
日当たり・置き場所
直射日光を避けた明るい場所がよいです。室内の明るく風通しのよい場所に置きます。強い光を嫌うので、直射日光の当たらない場所に置きましょう。暖かい季節は屋外でも大丈夫ですが、その場合も直射日光が当たらない半日陰にしましょう。
梅雨時期・夏場はひと工夫を
部屋の中で気を付けたいポイントのひとつは「風通し」。エアプランツには湿度も大事ですが、合わせて大事なのは風。梅雨時期、夏場の高温期に室内の無風状態が続くのはよくはありません。気温は30℃以上にならないようにしましょう。屋外で管理の場合は、遮光ネットを使うなどして日光での温度上昇を抑えたりの工夫をしましょう。
サーキュレーターで空気の循環を
締めきった湿度の高い部屋では、蒸れて株が痛みやすくなることも。部屋を閉め切る場合はサーキュレーターを回すなどの工夫も大事です。風は人間と同じで、強すぎても乾燥の原因になります。ふわっと優しい風を送って気持ちよく過ごせる環境を作ってあげましょう
水やり
ミスティング(霧吹きで水やり)
水やりの目安は週に2回以上。週に2、3回霧吹きでスプレーで株全体をたっぷりと濡らします。たっぷりと濡らしたあとはきちんと乾かします。株の中央部分に水が溜まったままにならないように水はしっかりと切ります。乾いてから飾りましょう。
▼お部屋にも馴染むガラス製の霧吹き
湿気の多い梅雨~真夏や冬は控えめに
また、月1~2回程度のソーキングと併用してもよいでしょう。
ソーキングとは?
器などに水をはり、水にエアプランツを漬けこむことを「ソーキング」といいます。月1~2回程度のソーキングを普段の水やりと併用してもよいでしょう。ソーキング後は、しっかりと乾かしましょう。葉っぱの間に水が、ずっと溜まっていると腐ってしまう場合があります。逆さまにして、風通しのいいところで管理しましょう。
▼一気に複数やるときはバケツが楽チン
温度
冬場は温かい場所に置きましょう
【冬】
冬場は5度以上の温かい場所に置きます。エアコンの風が直に当たらないように気を付けましょう。また、窓辺は気温が低いので避けたほうが良いでしょう。
【夏】
夏場の猛暑期は涼しい場所が理想です。適温は20度前後です。
肥料
ほとんど必要ありませんが場合によって施して。やるのであれば開花前と子株を付けたときに、液体肥料を薄めたものをスプレーするとよいでしょう。
ティランジア(エアプランツ)の病害虫対策・夏場、冬越しの管理
ティランジア(エアプランツ)に虫がついた、これって病気?季節の管理で気をつける点は?
病害虫
特に目立つ害虫や病気はありませんが、購入時に虫がついている場合があるので、水に漬けて取り除くとよいでしょう。ハダニは高温、乾燥で発生しやすくなります。こまめに霧吹きなどで濡らしていれば発生は防げます。
夏越し・冬越し
夏は夕方の涼しい時間、冬は昼間のあたたかい時間に株全体にお水をたっぷり与えましょう。湿気の多い梅雨~真夏や冬は控えめに。冬越しは、暖かい室内で管理します。低温時に水をやりすぎると枯れやすかったり、芯が腐ることもあります。水やりは少し控えめに行うとよいでしょう。
\ティランジア(エアプランツ)の増やし方/