エアプランツ(チランジア)の育て方とステキな飾り方

LOVEGREEN編集部

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色や大きさ、葉の姿など、様々な種類のあるエアプランツ(チランジア)。エアプランツ(チランジア)の育て方と素敵な飾り方をご紹介します。

 

目次

エアプランツ(チランジア)の基本情報

エアプランツ(チランジア)の水やりなどの育て方

エアプランツ(チランジア)の種類

エアプランツ(チランジア)の飾り方

エアプランツ(チランジア)の育て方|まとめ

 

エアプランツ(チランジア)の基本情報

エアプランツ(チランジア)はブルメリア科の植物。南米や中米など幅広い範囲に分布し、木やサボテン、岩などに着生をして自生しています。その環境は乾燥地から湿地まで様々。雨や霧で株を濡らし、水分を吸収し成長します。交配種や、変種も含め種類も豊富で、花も咲き、子株を出して増えていきます。エアプランツには葉がシルバーグリーンの「銀葉種(ぎんようしゅ」と緑色の「緑葉種(りょくようしゅ)」の2つのタイプがあります。

科・属  ブルメリア科ティランジア属
英名  Tillandsia
学名 Tillandsia
原産地 南米・中米など幅広く分布
育てやすさ ★★★★★

 

エアプランツ(チランジア)の良い株の選び方

葉の痛みが少なく、葉の緑がキレイなものが◎葉先が茶色かったり、くすんでいたりするものはできるだけ避けましょう。色がキレイでしっかりとした株を選びましょう。個体によって形が違うので、好みのものを選びましょう。手で持ったときに軽いものは枯れている場合があります。

株元も要チェック。

株の基部(根元)が腐ってないかも重要なポイント。色が茶色やグレーだったりする場合は状態がよくない場合もあります。触ってみてスカスカするものもよろしくないでしょう。

 

エアプランツ(チランジア)の水やりなどの育て方

日当たり・置き場所

直射日光を避けた明るい場所がよいです。室内の明るく風通しのよい場所に置きます。強い光を嫌うので、直射日光の当たらない場所に置きましょう。暖かい季節は屋外でも大丈夫ですが、その場合も直射日光が当たらない半日陰にしましょう。

梅雨時期・夏場はひと工夫を

お部屋の中で気を付けたいポイントのひとつは「風通し」。エアプランツには湿度も大事ですが、合わせて大事なのは風。梅雨時期、夏場の高温期に室内の無風状態が続くのはよくはありません。

夏場の高温に注意

気温は30℃以上にならないようにしましょう。屋外で管理の場合は、遮光ネットを使うなどして日光での温度上昇を抑えたりの工夫をしましょう。

サーキュレーターで空気の循環を

エアプランツ サーキュレーター

締めきった湿度の高い部屋では、蒸れて株が痛みやすくなることも。部屋を閉め切る場合はサーキュレーターを回すなどの工夫も大事です。風は人間と同じで、強すぎても乾燥の原因になります。ふわっと優しい風を送って気持ちよく過ごせる環境を作ってあげましょう

水やり

ミスティング(霧吹きで水やり)

水やりの目安は週に2回以上。週に2、3回霧吹きでスプレーで株全体をたっぷりと濡らします。たっぷりと濡らしたあとはきちんと乾かします。株の中央部分に水が溜まったままにならないように水はしっかりと切ります。乾いてから飾りましょう。

湿気の多い梅雨~真夏や冬は控えめに

また、月1~2回程度のソーキングと併用してもよいでしょう。

■ソーキングとは?

エアプランツのソーキング

器などに水をはり、水にエアプランツを漬けこむことを「ソーキング」といいます。月1~2回程度のソーキングを普段の水やりと併用してもよいでしょう。ソーキング後は、しっかりと乾かしましょう。葉っぱの間に水が、ずっと溜まっていると腐ってしまう場合があります。逆さまにして、風通しのいいところで管理しましょう。

温度

冬場は温かい場所に置きましょう

【冬】
冬場は5度以上の温かい場所に置きます。エアコンの風が直に当たらないように気を付けましょう。また、窓辺は気温が低いので避けたほうが良いでしょう。

【夏】
夏場の猛暑期は涼しい場所が理想です。適温は20度前後です。

肥料

ほとんど必要ありませんが場合によって施して。やるのであれば開花前と子株を付けたときに、液体肥料を薄めたものをスプレーするとよいでしょう。

 

エアプランツ(チランジア)の病害虫対策・夏場、冬越しの管理

エアプランツ(チランジア)に虫がついた、これって病気?季節の管理で気をつける点は?

病害虫

ほぼ害虫はつきませんが、ハダニなどに注意。特に目立つ害虫や病気はありませんが、購入時に虫がついている場合があるので、水に漬けて取り除くとよいでしょう。ハダニは高温、乾燥で発生しやすくなります。こまめに霧吹きなどで濡らしていれば発生は防げます。

 

夏越し・冬越し

夏は夕方の涼しい時間、冬は昼間のあたたかい時間に株全体にお水をたっぷり与えましょう。湿気の多い梅雨~真夏や冬は控えめに。冬越しは、暖かい室内で管理します。低温時に水をやりすぎると枯れやすかったり、芯が腐ることもあります。水やりは少し控えめに行うとよいでしょう。

 

エアプランツの増やし方

株分けで殖やします。

エアプランツ イオナンタ

エアプランツはある程度の大きさになるとお花を咲かせることがあります。子株は、お花が咲き終わってからつくことが多いです。

子がついたら、元の株は「親株」になり、子株に栄養を送ります。親株の成長はほぼ止まり、子株が大きくなります。クランプにしないで楽しみたい場合は、ある程度の大きさになったら外しましょう。小さすぎると、株自体の体力がなく成長が遅くなったり、枯れてしまう原因に。親株の2/3くらいのサイズになってから外すほうがよいでしょう。外すときは優しく。無理に引っ張ったりしてとらないで、丁寧に取り外しましょう。子株を外した後も、親株に体力があればまた子株をつけることもありました。

外した子株はどうする?

エアプランツの成長はゆっくり。外した子株がお花を咲かせ、子株をを付けるまでは数年かかります。子株は人間でいう子どもの株。大株より、乾燥しやすかったり、蒸れやすかったり。こまめに観察してあげるとよいでしょう。水やりや置き場に気を付けて元気に育てましょう。

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エアプランツ(チランジア)の種類

チランジア・キセログラフィカ

学名:Tillandsia xerographica

エアプランツ キセログラフィカ

エアプランツの代表ともえるキセログラフィカ。小さいものから大きいものまでサイズも様々。大きいものはひとつでも存在感抜群です。花も大ぶりで見応えありです。

ティランジア・キセログラフィカ

  • キセログラフィカはティランジアの王様とも称される銀葉の美しいティランジアです。

    銀葉種ながら葉と葉の間に水を溜めるタンクタイプとなっており大型になります。屋外で遮光した日光を十分に当てると生長がはやく、葉色が美しくなります。

    性質は強健なので初心者の方にもおすすめの種です。

    また、普及種ではあるもののCITESⅡ(ワシントン条約付属書Ⅱ)に登録されており、フェルドホッフ氏が自生地で絶滅の危機に瀕しているキセログラフィカの薬品処理により大量増殖させたこことで、流通するようになりました。

 

チランジア・ストレプトフィラ

学名:Tillandsia streptophylla

エアプランツ ストレプトフィラ

ストレプトフィラは水やり具合で葉がカ―ルしたり、しゅっとまっすぐになったりするのが特徴です。

ティランジア・ストレプトフィラ

  • ストレプトフィラは乾燥しているときと潤っているときの草姿が大きく変わる大型のティランジアです。

    セレリアナと同様に葉と葉の間に空間があり、アリが住めるようになっています。

    アリと共生する理由については、アリの出す排泄物を栄養源としているためと言われています。また、樹木の根元に生え、花に蜜を多く含ませることでアリが住み着きやすいようにしているという説もあります。

 

チランジア・ウスネオイデス

学名:Tillandsia usneoides

エアプランツ ウスネオイデス

別名「スパニッシュモス」や「サルオガセモドキ」と呼ばれています。乾燥に弱いため、エアコンの風が当たる場所は避けます。窓辺でも、日光がよくあたる窓だと葉が乾燥し痛みやすいです。

 

ティランジア・ウスネオイデス

  • ティランジア・ウスネオイデスは、原産地の中南米で緩衝材に使われていた少し変わったティランジアです。

    一節一節が一株となっており、サルオガセのように長く垂れ下がることからウスネオイデス(サルオガセモドキ)と呼ばれています。

    小さい緑色の甘い香りのする花を咲かせます。

    地域変種が多く、葉がとても太いものから髪の毛のように細いものまであります。

 

チランジア・イオナンタ

学名:Tillandsia ionantha

エアプランツ イオナンタ

イオナンタはエアプランツの中でもポピュラーな品種で比較的育てやすいです。イオナンタだけでも有茎タイプのものや、大きいサイズのものなど様々な種類があります。イオナンタとは「菫色の花」のこと。紫の筒状花を咲かせます。

ティランジア・イオナンタ

  • ティランジア・イオナンタはメキシコとグアテマラが原産のエアプランツです。

    イオナンタで流通しているものはイオナンタ・メキシコかイオナンタ・グアテマラのどちらかです。グアテマラの方が葉が細く、メキシコに比べて大きくなる傾向があります。

    変種も多く、アルバやドゥルイドといった葉が黄色く染まり白い花を咲かせる変種や、葉が桃色に染まるピーチなど魅力的な品種が多いです。

    生長もはやく、強健なので育てることでティランジアの基礎を学べます。

 

チランジア・ハリシー

学名:Tillandsia harrisii

エアプランツハリシー

白味がかった白銀のような葉が特徴的です。その美しい姿に赤い花苞に紫の花を咲かせます。

ティランジア・ハリシー

  • ハリシーはトリコームが生えた白い葉がロゼット状に展開する美しいティランジアです。また、花も立派な赤い花苞に紫色の筒状花というもので美花種になります。

    葉がやや多肉質で折れやすいため動かす時や管理するときは注意してください。

    また、ハリシーは普及種ですが、実はCITESⅡ(ワシントン条約付属書Ⅱ)に登録されているティランジアになります。

 

チランジア・ドゥラティ

学名:Tillandsia duratii

エアプランツ ドゥラティ

ティランジア・ドゥラティ

  • ドゥラティは、中南米原産のティランジアです。

    シルバーグリーンの細長い葉の先がカールしているのが特徴的です。ドゥラティは発芽したてのとき以外では滅多に根を出さず、カールする葉を樹木の枝などに絡ませて自身を固定しています。

    通常、ティランジアは花を咲かせると子株を出し、親株はやがて枯れてしまいますが、ドゥラティは子株だけでなく脇芽を出し生長を続ける場合があります。

    大きく生長した株は500輪ほどの香りのある花を咲かせることもある非常に魅力的な種です。

 

 

チランジア・カプトメドゥーサエ

学名:Tillandsia caput-madeuse

エアプランツ カプトメドゥーサエ

リシャ神話に登場する怪物「メドゥーサエ」のうねった頭髪のような葉の姿が名前の由来。育てやすいので初めての方にもオススメです。100円ショップなどでも見かけることもあります。

ティランジア・カプトメドゥーサエ

  • カプトメデューサエはギリシャ神話に出てくる怪物メデューサにちなんで名づけられました。

    その名の通り葉がメデューサの髪のように長くうねります。普及種ですが草姿がつぼ型のため管理に慣れていない内は蒸らしやすいです。

    葉が紫色に染まるカプトメデューサエ・パープルなどの変種も知られています。

     

 

チランジア・テクトラム

学名:Tillandsia tectorum

エアプランツ テクトラム

銀葉種の中でも、トリコームが長いので特に乾燥に強い品種。水やりは週1くらいが目安です。トリコームが長いので、その分たくさんお水をとりこむため、ソーキングはしないようにしましょう。

ティランジア・テクトラム

  • テクトラムはトリコームが非常に長く、ふわふわとした草姿をしています。砂漠に自生しているため暑さと乾燥と強日光に強いですが、真夏の直射日光は避けた方が無難です。

    また、水やりを多く行ってしまうとトリコームが短い葉が出てきてしまうので、乾燥気味にするとトリコームが美しいまま保てます。

    水やりの量が少ないため生長が遅く、開花もなかなかしませんが、花は非常に美しいです。

    ロゼット型に葉を展開するタイプと茎を伸ばし有茎になるタイプがあります。

 

チランジア・ブルボーサ

学名:Tillandsia bulbosa

エアプランツ ブルボーサ

「球根」の名前を持つ、壺型の人気のエアプランツ。子株がつきやすく育てやすい種類なので初めての方にもオススメ。比較的お水を好みます。

ティランジア・ブルボーサ

  • ブルボーサはメキシコからブラジルまで幅広い地域で原産のティランジアで、「球根」の名前を持つ、壺型の人気種です。

    壺型の姿に独特の葉のうねりが特徴的で、日陰の灌木林や木の上など湿地に自生しており、湿度を好むタイプです。開花時は花序が赤くなり、紫の筒状花を咲かせます。

 

チランジア・ブッツィー

学名:Tillandsia butzii

エアプランツ ブッツィー

まだら模様の葉にながーく伸びた葉のブッツィー。ブルボーサと同じく、非常にお水が好きな品種です。乾燥に弱く、乾燥すると葉先が茶色くなってきたり、株元もスカスカしてきます。様子をみてこまめにお水をあげましょう。

ティランジア・ブッツィー

  • ブッツィーはメキシコやパナマ原産の壺型の人気のエアプランツです。壺型の姿に独特の斑点模様が特徴的です。

    緑葉種のため湿度を好み、紫の筒状花を咲かせます。

    開花後は子株を多く出しやすいので、クランプに仕立てたい人に特におすすめです。

 

チランジア・トリコロール

学名:Tillandsia tricolor

IMGP7477

シュッとした葉が特徴のトリコロール。花が咲くと花序の赤と黄色に、紫のお花でトリコロールになります。乾燥に弱いので、着生させた、素焼き鉢で管理するのもおすすめです。室内で管理する時に株元に水が多いと芯が腐りやすくなるので気を付けましょう。

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エアプランツを飾ろう

エアプランツの飾り方をご紹介します。土がいらないので自由に飾れます。飾るアイテムを作ってみてもよいですね。

オーナメントに飾る

エアプランツのオーナメント

材料はどれも100円ショップで購入できます。

エアプランツのオーナメント材料 100円ショップ

【材料】

・木工用ボンド
・たこ糸
・風船
・水

【道具】

・ハサミ
・ボンドを入れるもの

 

ドリームキャッチャーに飾る

エアプランツ 飾り方

ワイヤーと糸や紐、布を使って作れるドリームキャッチャー。網目の部分にエアプランツを飾れます。

【材料】

・ワイヤー 適量(作るサイズによって異なります)
・お好みの毛糸、糸、細い布など ・接着剤
・お好みで羽やウッドビーズなど

【道具】

・ニッパー(針金をカットする用)
・ペンチ(針金を曲げる用)
・はさみ
エアプランツの飾り方 材料

 

モビールを作って飾る

100円グッズで作れる!エアプランツのモビールを作ろう

100円ショップのストローでも作ることができるモビールです。

 

吊るして飾る

エアプランツ ベルゲリ クランプ

エアプランツにワイヤーをくくりつけて、S字フックなどを使って吊るして飾ることも。ワイヤーをつけるときは葉を傷めないように気をつけましょう。

 

スタンドなどに立てて飾る

無印良品 歯ブラシ磁器スタンド

無印良品の歯ブラシスタンドは、小さいサイズのエアプランツと相性バツグン。置くだけておしゃれに飾れます。

 

流木と合わせて飾る

飾り方

流木の上にエアプランツをのせて。お気に入りの本と合わせて飾っても。

 

カゴにまとめて

小さいサイズのエアプランツをいくつかカゴにまとめてもいいですね。水やりのあとに乾かす時もよさそう。

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エアプランツ(チランジア)の育て方|まとめ

・適度な湿度を与えること

・週に2、3回水やりをしましょう

・風通しのよい場所に置くとよいでしょう

・水やりあとは乾かしてから飾ろう

・木漏れ日を好みます。直射日光は避けましょう。

・暑さは苦手。高温期は涼しい環境で管理

 

こちらの情報を参考に、ぜひ素敵なエアプランツ(チランジア)を育ててみて下さいね。

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