こんなに役に立つ! 米ぬかの生活まるごと活用法
LOVEGREEN編集部
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米ぬか活用~スキンケア編
米ぬかは昔から肌に良いといわれているのは有名なお話ですね。各化粧品メーカーで様々な種類の米糠スキンケアグッズを購入することができますので、ご存知の方も多いのではないでしょうか。
米ぬか洗顔
この米ぬかを用いたスキンケアも簡単に手作りできるので、編集部でも試してみました。
材料
・米ぬか 大さじ2杯
・少量の水
米ぬか洗顔の作り方
器に米ぬかを大さじ2杯ほど入れます。
そこに少量の水を加えます。
ペースト状にしましょう。
米ぬかペーストを肌にのせ、円を描くようにマッサージします。
最後に洗い流しましょう。
米ぬか洗顔の使用後の感想
肌の角質がとれ、すべすべとしたさわりごごち。しかも肌がしっとりしています。試した全員に大好評でした。
米ぬかパック
続いて米ぬかのしっとりとした使用感を最大限に生かすパックに挑戦してみたいと思います。
材料
・米ぬか 3(割合)
・小麦粉 1(割合)
・少量の水
~お好みで追加~
・ヨーグルト
・緑茶
・酒粕
米ぬかパックの作り方
米ぬか3に対して、小麦粉1の割合でしっかりと混ぜ合わせます。
小麦粉を加えることで、米ぬかが肌にフィットしやすくなります。
少量の水を加え、ペースト状にします。
清潔な肌に、米ぬかパックを塗り5分ほど待ちます。ちなみに、緑色の米ぬかパックは緑茶の粉末を混ぜたものです。
使用後の感想
小麦粉を混ぜたことにより、肌にしっかり米ぬかが吸着します。米ぬか洗顔の後にパックをすると更にしっとり感が増します。
米ぬか化粧品
鍋に米ぬかを入れ火にかけます。ふきこぼれやすいので、火加減に注意しましょう。
沸騰したら弱火で10分ほど煮出します。
カーゼで米ぬかをこします。
添加物も薬品も入っていない濃厚な米ぬか化粧水ができました。
赤ちゃんにも使用できるほど肌に優しいといわれている米ぬかですが、手のひらでかゆみやヒリヒリしないか念のためお試し下さい。アレルギーの方は使用をお控えくださいね。
今回は煮出しましたが、米ぬかにお湯を注ぎ、同じようにガーゼで濾して簡単に作ることも可能です。
米ぬかパックの使用後の感想
米ぬかの香りがしますので匂いが苦手な方にはおすすめできませんが、とてもしっとりとした使用感です。
編集スタッフの中では、米ぬか化粧品を使用してかゆみなどの異変が出ている人はいませんでした。
米ぬか歯磨き
歯ブラシに水で溶いた米ぬか、もしくは歯磨き粉に米ぬかを付けて歯を磨いてみました。食器を洗う時の茶渋を取るような原理で、歯の歯垢も優しく取れたような使用感がありました。毎日使用することで、口の中がスッキリしてきそうです。
米ぬかの入浴剤
続いて大変お肌がしっとりする、米ぬかを使った入浴剤です。ガーゼを2重にして真ん中に米ぬかを入れます。
輪ゴムで中身がこぼれないようにとじます。
お風呂の湯の中にいれ、米ぬかで肌をこするようにすると肌はすべすべ♪ お湯も乳白色に変わり温泉気分になります。浴槽周りも湯垢がつきずらくなるため、お掃除も楽ちんなんです。良いことづくめの米ぬかなんです!
米ぬか活用~お掃除編
大掃除も近づいてきましたので、今度はお掃除編の紹介です。
米ぬかの床みがき
キッチン編で米ぬかには、汚れを落とす力が十分あることをみてきました。もちろんお掃除編でもその威力を発揮してくれます。
べとっとした床の汚れも…。
木綿やガーゼの布にくるんだ米ぬかで床を磨いていきます。
簡単に汚れが落ちるだけでなく…。
床が輝いてくれるんです。米ぬかワックスとして商品化もされているくらいですから、輝くのも当然ですね。
天然成分なので、赤ちゃんや小さなお子さんのいるお家には本当に安心のワックスなんです。床以外にも、テーブルや木製の家具にもお試しください。
ガス台、レンジ周りなどの油汚れにも米ぬかがおすすめ
油汚れに強い米ぬかの性質を利用して、ギトギト油も楽々落とすことができます。食品を扱う電子レンジや、冷蔵庫の汚れ落としにも安心して使用できますね。
お家のいろんなところが綺麗になるととっても嬉しくなって、大掃除も進みます。
米ぬか~家庭菜園編
有機質の肥料「ボカシ肥」の材料として米ぬかは欠かせない存在です。家庭でも簡単に作れる米ぬかを使った堆肥の作り方をご紹介します。
米ぬか堆肥
最後はお家でガーデニングをしている方におすすめの、米ぬかを使った堆肥を作りましょう!
初めて作る方には「量は少なく・匂いも最小限・清潔な堆肥」この3つに注意して作りたいと思います。
※米ぬか堆肥を作る時期として、虫の発生しずらい冬期間に作ることをおすすめします。
材料
・米ぬか 400g
・腐葉土 600g
・水 500cc
・野菜くず 一握り
・段ボール(30×20×20cm)
・ガムテープ
(用意する米ぬかや腐葉土の量はだいたいの目安で構いません。)
米ぬか堆肥の作り方
段ボールの底をガムテープでしっかりとふさいでいきます。
虫が入り込まないように、隙間は埋めていきましょう。
段ボールに腐葉土を入れます。
次に米ぬかを入れましょう。
よく混ぜ合わせます。
発酵させるために必要な水を入れます。
まんべんなく水分を含ませますが、この時大切なのは水の量です。握ると固まりますが、手で簡単に崩れる位の水分量を目指しましょう。
最後にくず野菜を入れていきます。匂いや虫が気になるので投入する生ごみは野菜や茶殻等に限定します。肉類や塩分のあるものの投入は控えましょう。
一度にたくさんの量を入れても発酵しないので、毎日一握り程のくず野菜を目安に入れていきます。
よく混ぜ合わせ、空気をしっかりと入れることで発酵が進みます。
ふたを閉めて…
風通しが良いように、すのこなどの上に段ボールを置きます。
毎日のお手入れ
野菜くずを一握り程入れた後、しっかり混ぜ合わせます。何度も生ごみを入れていくうちに「水分が多いな」と感じたら、米ぬかを適宜投入しましょう。野菜くずを入れなくても、混ぜることだけは忘れずに行いましょう。
発酵
発酵が進むと堆肥の温度が上昇し、人肌くらいに温まります。状況によって日数に差は出ますが、だいたい2、3日で発酵が始まります。
好気性菌
このまま発酵が進むと、好気性菌といって無害な白いカビが出てきます。発酵が進んでいる証拠ですので安心してください。
注意点
毎日のお手入れを何日かさぼってしまったり、混ぜるのを辞めて放置すると、コバエやダニが発生しやすくなります。堆肥に新鮮な空気を入れるため、しっかり混ぜ合わせましょう。
完成の合図
段ボールの2/3ほどまで量が増えると、米ぬか堆肥が混ぜづらくなります。そろそろ野菜くず投入をストップしましょう。
その後は、週1回ペースでお水を加え混ぜて完熟させます。水を入れても温度が上がらなくなったころ完成です。目安として寒い季節で3か月、暑い季節では1か月程で堆肥作りは完成となります(虫の発生を考えると寒い時期に作るのがおすすめです)。
使用方法
出来上がった堆肥は、植物を植え付ける時や古土の土壌改良に使用することができます。プランターの土の量に対し、3割程度の米ぬか堆肥を混ぜ込んで使用しましょう。
米ぬか肥料
米ぬかにこうじ菌、乳酸菌、納豆菌、酵母菌などの自然の微生物を用いて作った発酵肥料もぼかし肥料の仲間なんです。
材料
・米ぬか 1000g
・水 500~800cc
・納豆 1/4~1パック
・段ボール(30×20×20cm)
・ガムテープ
(用意する米ぬか、納豆の量はだいたいの目安で構いません。)
米ぬか肥料の作り方
段ボールを用意するところまでは、米ぬか堆肥作りと一緒です。そこに米ぬかを全量入れます。
米ぬかを発酵させるために必要な水を入れます。
まんべんなく水分を含ませますが、この時大切なのは水の量です。握ると固まりますが、手で簡単に崩れる位の水分量を目指しましょう。
米ぬかに混ざりやすいよう納豆に少量の水を入れて、米ぬかに加えます。
よく混ぜ合わせ、空気をしっかりと入れることで発酵が進みます。後は堆肥作りと同じで、段ボールのふたを閉めて、風通しが良いようにすのこなどの上に段ボールを置いて管理しましょう。
毎日のお手入れ
毎日しっかり混ぜ合わせましょう。素手で混ぜても、米ぬかは肌にいいのでなんだかしっとりします。
発酵
発酵が進むと米ぬかの温度が上がります。状況によって日数に差は出ますが、だいたい2~4日で発酵が始まります。全然発酵が進まないときは混ぜ方が足りないか、水が少ないかもしれません。
注意点
毎日のお手入れを何日かさぼってしまったり、混ぜるのを辞めて放置すると、コバエやダニが発生しやすくなります。肥料に新鮮な空気を入れるため、しっかり混ぜ合わせましょう。
水が多すぎると腐敗の原因になります。水の入れすぎには注意しましょう。腐敗すると異臭がします。その際は、必ず廃棄しましょう。
完成の合図
発酵が完了し、温度が下がると完成です。長期保管する際は、よく乾燥させましょう。米ぬかは虫が湧きやすいので、少量ずつ使う分だけ作ることが望ましいですね。
使用方法
植物を植え付ける時の元肥として使用することができます。プランターの土の量に対し、1割ないし一握り程度の米ぬか肥料を混ぜ込んで使用しましょう。
米ぬかは、実肥といってリン酸を多く含む肥料です。実物野菜に利用してください。自家製の堆肥や肥料で作った作物の美味しさを体感することができますね。
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