部屋で収穫できる!シイタケ栽培のポイント。
LOVEGREEN編集部
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スーパーに並ぶ野菜はたいてい作ったことがあるという家庭菜園ファンの皆様、シイタケは育てたことがありますか?シイタケと言えば広大な山の中で榾木(ほだぎ)という木の枝を使って育てるイメージが強いのではないでしょうか。榾木に穴を開けてシイタケの菌を詰め、蝋で穴をふさいで、湿度や温度を管理して・・・そんな専門的なことは農家の方にお任せして、もっと簡単にお部屋で育てられるキットを使って、シイタケを育ててみました。
シイタケは榾木と菌床栽培があった
調べるとシイタケ農家には、榾木を使って自然に近い状態で作る方法と、おがくずと栄養素を固めたブロック状のものにシイタケの菌を植え付けた「菌床(きんしょう)栽培」がありました。
おがくずと栄養素を高温で蒸しあげて、まだホカホカの状態のままシイタケの菌を植え付けて袋に詰め込んでおくと、シイタケの菌が全体に回った、シイタケのブロックが出来上がります。
今回はその菌床栽培のキットを使って、シイタケを育ててみました。
シイタケの菌床が届きました。この箱には2個の菌床が入っています。いがいとコンパクトです。箱には注意書きのシールが張られています。発芽してても問題ないそうです。さっそく開封します。
ついに我が家にシイタケの菌床がやって来ました。
丸いポコポコしているのが、発芽している部分(?)なのでしょうか。キモカワイイという言葉がぴったりな風貌に、多少おののいています。これが本当にシイタケになるのでしょうか。
開封したら水に漬けるとあったので、水道水にしばらく漬けておきます。この段階ですでにシイタケの匂いがしてきます。シイタケの実体がないのに、シイタケの匂いだけはする。脳が混乱してきます。
一緒に買った専用ケースに入れて、いよいよシイタケとの共同生活開始です!
お世話は霧吹きをシュッシュするだけ
シイタケは直射日光の当たらない場所に置いてあげます。シイタケは日中20~23℃程度、夜間18℃以下になる環境が良いとあるので、部屋の窓側にラックを置いて、ラックの回りを黒い色紙で覆って、日光を遮断させました。照明など多少の明かりは問題ないようです。
環境が整ったら、あとは霧吹きを準備するだけでOK。
カバーを取って菌床全体が湿るように1日に数回霧吹きをします。キノコはじめじめ湿った所が好きなので、温度と乾燥さえなければ問題なく育つそうです。
これが1日目の様子です。やはり丸い部分がキノコになる予感。膨らんできました・・・。
開封から5日後には・・・
開封から2日経過しました。
2日で、もうキノコっぽくなってるーーー!!!
これは驚いた。こんなにも成長が早いなんて・・・。目玉みたいな茶色い丸があると思っていたら、そこがキノコの傘になる様子。しかし、こんなにも成長が早いと、霧吹きの時間が楽しいです。カバーを開けるたびに大きくなっている感じで、1日に何十回と覗いてしまいます。シイタケは迷惑そうです。
そして開封から5日後・・・立派なシイタケが育ちました!
それにしても、スゴイ量です。菌床から所狭しとシイタケが出ています。1つの菌床から、いくつ出てきたか数えてみます。
大小合わせて、109個収穫できました!今回菌床を2個買ったので、200個以上採れました!我が家にこんなにシイタケが存在したことがあっただろうか。
収穫して5分で調理開始できるのも嬉しいですね。無農薬なので、洗わず採れたて新鮮の最高レベルで頂きます。たくさん霧吹きをしたおかげか、スーパーのものよりも水分が豊富でジューシーなシイタケでした。
オーブントースターで焼いて食べると、シイタケ自身から黄金色の汁が出てきて目を疑いました。スーパーでシイタケを買うことを考えると、明らかに元を取れたし、この後も上手に育てると2回目・3回目の収穫もできるとか!
ぷりぷりジューシーなシイタケを自宅で簡単に育てられて、楽しい体験ができました。
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