法花園でキアネアを生産する近藤隆彦さん。イベントなどマルチに活躍する農家さんにインタビュー
LOVEGREEN編集部
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東京・名古屋・大阪。色々なところのイベントでよく見かける近藤さん。イベントではアイアン製の什器や、描いたイラストのグッズの展示販売をしていたり。何かと多才な近藤さんにインタビューしました。
法花園 近藤隆彦さんインタビュー
自己紹介をお願いします。
普段はキアネアという植物を生産しています。父親と僕の二人でやっています。
あとは、ちょっとずつ増やしていこうとは思っているのですがネペンテス(ウツボカズラ)、小型のネオレゲリアも生産しています。
農業高校へ通い、その時から美容師になるって決めていていたので、大阪で美容師になり10年働いてから独立して自分の店を開きました。が、3年で辞めようと思っていて。石の上にも3年なので(笑)3年後にきっぱりやめて実家に帰りました。戻ってきて今年で3年目です。
キアネアの花を摘む近藤さん。
指の先にある◯の部分から花が咲きます。
キアネアの花。ピンクの花序から紫色の花が綺麗。
白い花序のキアネア・ロク。
石の上にも三年の3年目ですが……
いや、これはもうやめないですよ(笑) やめれません!
昔から植物に興味はあったのですか?
そうですね。生まれた時からここにいるから興味はありましたよ。農業高校行っていましたけど、めちゃくちゃ面白かったです。
育ててみたい植物はあるのですか?
最近気になっているのはランですね。花がというより、このフォルムが好きって感じです。こういうのにたまに惹かれます。クセが強いランが好きなんです。
クセが強いランが好きです。
農業高校では何を学んでいたのですか
色々コースがあって、僕が行っていたのは生物工学科というところで、バイオテクノロジーとか組織培養を学びました。僕が在校していた時の先生がまだいたので、今でもたまに遊びに行っています。
美容師の時のことを教えてください
美容師をやっている時、一時植物から離れたときもありました。その時に植物何か買おうかなって思って、初めてビカクシダを買いました。「何これ」ってなって。そこからちょっとずつ集めて。だんだん、だんだん増えました。
近藤さんはいろんなことやっていますよね。
何屋なんだってよく言われますよ笑
基本的には農家です。それをベースにビカクシダを育てたり、溶接して什器作ったり、月1回だけ美容師にもなります。
美容室やり始めた時も、2階建の建物の2階が美容室で、1階は植物を販売していたんです。その店の奥で溶接をしていました。でも、溶接が忙しくなってきて植物は一回実家に持って帰りました。
溶接は最初独学でした。2、3ヶ月くらいずーっと練習していました。1年くらいは独学です。
美容室をやっている時のお客様に鉄工所の人が何人かいたので、休みの日に行って教えてもらいました。最初、めっちゃくちゃ難しかったです。
絵も描いていますよね。
絵も昔から好きで描いています。何きっかけだったんだっけな。暇があまり好きじゃないんですね。時間があったからら、植物の絵を描いてみるかと。飽き性なのかな。でも、ハマったものは飽きないから。
植物、見ていたら面白いじゃないですか。ストライプの中に模様があってとか。そうすると、なんかそれにハマってきてまた絵を描きだしましたね。好きで描いている。何かを描くのが好きなんですよ。ペンを持って描いちゃう。色々やっていると、いろんなものをインプットできるので良いかなと思います。
今後やりたいことはありますか?
そうですね……したいことかあ。楽しく仕事できればいいかなあ。どうしたいというよりか、楽しく仕事ができるように努力しているみたいな。じゃないと続けられないので。じゃあどうしているのかって、たまに釣りに行ったりしているくらいですが笑
結局無理すると嫌になってくるので。無理すると、イライラするでしょ、人といざこざになったりしそうじゃないかって思っちゃう。ギスギスしていても植物に伝わっちゃいそうですからね。
インタビュー時、常に自然体の近藤さん。小さい頃から植物が身近にあり、絵にしたり、什器を作って飾ったり、育てて楽しんだり。植物が自然と暮らしの中に根付いているのがわかります。
ものづくりのことから肥料、栽培のことまで。ジャンルレスな近藤さん。一体何者なのか気になっていましたが、ネオでマルチな生産者さんということはわかりました。キアネアも、色々な活動にも目が離せないです。
ありがとうございました。
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