香りも楽しめる!簡単・金木犀(キンモクセイ)のシロップ漬けの作り方
LOVEGREEN編集部
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金木犀(キンモクセイ)は三大香木とも呼ばれ、庭木や公園の樹木として広く愛されている植物。9月下旬から10月上旬、町を歩いているとどこからともなくいい香りが漂ってきますよね。あの特徴のある甘い香りは金木犀(キンモクセイ)の花が発する香りです。おうちに植えている方も多いと思います。
今回は、お庭で収穫した金木犀(キンモクセイ)のいい香りをそのまま閉じ込めたシロップの作り方をご紹介。ほんの短い時間しかもたない人気の秋の花の香りを、一年中楽しめるように保存してみましょう!
目次
金木犀(キンモクセイ)ってどんな植物?
金木犀(キンモクセイ)はジンチョウゲ、クチナシと並ぶ「三大香木」のひとつ。公園樹、生け垣、記念樹や鉢植えなどいろいろなシーンで利用されています。芳香剤としてもおなじみの強い香りを放つ花が特長。遠くまで香りが届くことから古くは「千里香」とも呼ばれていました。
オレンジ色の小花をいっぱいにつけた姿は、日差しを受けると名前の通り金色に輝いて見え、秋の風物詩となっています。金木犀(キンモクセイ)は食用にもなり原産地・中国では花を砂糖漬けにしたり、リキュールにしています。鹿児島では金木犀(キンモクセイ)の葉をお茶にします。
金木犀(キンモクセイ)のシロップ漬けの材料
金木犀(キンモクセイ)のシロップ漬けの材料は以下の通り。種類も少なく、家庭でそろえられるものばかりです。
材料
・金木犀(キンモクセイ)の花〜50g
完全に開いた金木犀(キンモクセイ)のお花は香りが飛んでしまっているので、なるべく咲きかけのお花を集めましょう。また、この段階でゴミが入らないように気を付けておくと、あとあとの作業が楽になります。
・砂糖〜100g
集めた金木犀(キンモクセイ)のお花の2~3倍の重量必要です。
上白糖でもグラニュー糖でも作れます。味の好みで選んでください。
・白ワイン〜100cc
集めた金木犀(キンモクセイ)の2倍程度の重量必要です。安いものでかまいません。
もしある方は、桂花陳酒(けいかちんしゅ・白ワインに金木犀(キンモクセイ)の香りを付けた中国酒)を使うとより香り高くなります。桂花陳酒は甘いので、味はお好みで調節してください。
道具
また道具は、以下のものが便利です。
- はかり
- ミルクパン
- ざる
- 広口瓶
- ボウル
金木犀(キンモクセイ)のシロップ漬けの作り方
金木犀(キンモクセイ)シロップを作りながら、秋の香りをお楽しみください。
1.金木犀(キンモクセイ)の花のゴミをとる
金木犀(キンモクセイ)のお花を集めたら、一度キッチンペーパーなどの上などに広げゴミをとりましょう。このときに花の軸(写真の花の緑色の部分)をとっておくと口当たりがよくなります。
ここが一番根気のいる作業です。
目の細かいざるでふるうと、ゴミが取りやすいです。
2.金木犀(キンモクセイ)の花を洗う
大きめのボウルに水を張り、金木犀(キンモクセイ)の花を浮かべます。やさしくかき混ぜるとゴミが沈殿するので、取り除きます。
これを数回繰り返し、花がきれいになれば水を切ります。
3.シロップを作る
鍋に白ワイン(100cc)と砂糖(100g)を入れ、煮立たせます。
4.金木犀(キンモクセイ)を加えて煮る
鍋の砂糖が煮溶けたら、金木犀(キンモクセイ)の花を加えて弱火で煮ます。長く煮込むと香りが飛ぶので、沸騰後3分程度で火を消しましょう。
煮えたら熱いうちに保存瓶に入れ、フタをします。粗熱がとれれば、冷蔵庫に入れましょう。
\保存瓶で保存する方法/
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