ネギの保存方法(常温・冷蔵・冷凍)|期間やコツ、保存食レシピ
山田智美
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ネギの常温、冷蔵、冷凍保存方法を紹介します。それぞれの保存方法のコツや作り置きにおすすめの保存食レシピまで。ネギを余すことなく楽しんでください。
目次
ネギの基本情報と特徴
- 植物名:ネギ
- 科名、属名:ヒガンバナ科ネギ属
ネギの特徴
ネギはヒガンバナ科の野菜。本来は多年草ですが、食用として栽培されているものは一年草として扱われています。
ネギは土中にある白い部分を食用とする根深ネギと上の方の青い葉を食用とする葉ネギの2種類に分けられます。
根深ネギは下仁田ネギや深谷ネギが有名です。葉ネギや青ネギと呼ばれるネギには九条ネギや万能ネギなどがあります。
ネギの常温保存方法と期間
ネギは乾燥に弱い野菜。常温で保存するならカットせず、まるごと1本のまま新聞紙などで包み、直射日光を避けた風通しの良い場所で保存します。
常温保存のコツ
切り口から水分が飛んで劣化してしまうので、切らずに保存するのがコツです。
保存期間
季節にもよりますが、2~3日程度です。
※常温とは、室内の温度のこと。15℃~30℃くらいとされています。
ネギの冷蔵保存方法と期間
ネギを冷蔵庫で保存するなら野菜室に入るサイズにカットします。細かく刻むと鮮度を保てなくなってしまうので、長めにカットするのがおすすめ。2~3等分にしたネギを湿らせたペーパーで包み、保存用ポリ袋に入れて野菜室で保存します。
冷蔵保存のコツ
ペーパーで包む際には切り口だけでなく、全体を包むのがコツ。水分の蒸発を防ぐようにします。
保存期間
冷蔵庫の野菜室で10日~2週間程度。切り口が伸びてきたら劣化が始まっています。早めに食べるようにしましょう。
ネギの冷凍保存方法と期間
ネギを冷凍保存するならカットしてから保存しましょう。調理の際にそのまま使えて便利です。
ネギを洗い、外側を1枚向いたら水気をよく拭き取って、調理しやすいサイズにカット。フリーザーバッグに入れて冷凍庫で保存します。
調理の際は凍ったまま使用します。生と同じようには使用できませんが、煮込みや炒め物にそのまま使えるので忙しいときに便利です。
冷凍保存のコツ
カットしてから冷凍することで調理の際の手間を省きます。また保存の際に場所を取らないという利点もあります。
保存期間
1か月で使い切るようにしましょう。
青ネギの保存方法と期間
使い切れなかった青ネギは冷凍保存が便利。
青ネギは小口切りにして、吸水性のあるキッチンペーパーを敷いた容器に入れて冷凍庫で保存します。時々容器を揺すって青ネギ同士がくっつかないようにしましょう。
吸水性のあるキッチンペーパーを敷くことで余計な水分を吸ってくれます。さらに容器を揺することで、中でくっついてダマになるのを防げます。
冷凍保存した青ネギは料理の薬味として必要な分だけスプーンですくって使えます。麺類や汁物、鍋料理の薬味、ニンニクや魚介と一緒にオリーブオイルで炒めてパスタソースなど、用途はいっぱいです。
青ネギの冷凍保存のコツ
吸水性のあるキッチンペーパーを敷くのがコツ。このひと手間でくっつかずにいつでも青ネギを使えるようになります。
保存期間
1か月程度で使い切るようにしましょう。
刻みネギの保存方法と期間
刻んだネギはラップで包んで冷蔵、冷凍保存ができます。
冷蔵保存にするなら1~2日で使い切るようにしましょう。冷凍したものは解凍しても生と同じようには使用できません。煮物や炒め物など、加熱する料理に使用してください。調理の際は解凍せずにそのまま使用します。ちょっと薬味が欲しいときに役立ちます。
保存期間
冷蔵は1~2日、冷凍は1か月を目安に使い切るようにしましょう。
ネギの保存食レシピ2種
ネギ油
材料
- ネギ1本
- ニンニク1片
- 鷹の爪2本
- ごま油大さじ6
- 塩小さじ1
作り方
- ネギは小口切り、ニンニクはみじん切り、鷹の爪は輪切りにしておく
- すべての材料を鍋に入れ、弱火~中火で7~8分煮る
- 冷ましたら保存容器に移して出来上がり
保存期間
冷蔵庫で2週間を目安に使い切りましょう。
とっても香りの良いネギ油です。炒め物の隠し味に、ドレッシングに、薬味に大活躍します。刻んだザーサイと一緒にお豆腐にかければ立派なお酒のおつまみになります。
ネギ味噌
材料
- ネギ 1本
- ごま油 大さじ1
- 味噌 大さじ3
- みりん 大さじ1
- 砂糖 大さじ1
- 醤油 小さじ1
- 酒 大さじ1
- すりおろししょうが 少々
- かつお節 適宜
作り方
- ネギはみじん切りにする
- 味噌、みりん、砂糖、醤油、酒をボウルで混ぜ合わせておく
- ネギとごま油をフライパンに入れて炒める
- ネギがしんなりしてきたら、ボウルに混ぜておいた調味料をすべて加える
- 炒めながら全体を混ぜ合わせ、水分が飛んだらかつお節を入れて、全体がなじんだら出来上がり
保存期間
そのままご飯に載せたり、茹で野菜や生野菜のディップにしたりして楽しめます。
身近な存在のネギは多くの料理で活躍します。保存してあるネギがあるとちょっとほしいときにとても便利。ネギの上手な保存方法をマスターして日々の食卓を豊かにしてください。
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