世界らん展2019 | 2月22日(金)まで開催中!会場をレポートしてきました。
LOVEGREEN編集部
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東京ドームが主催する、リニューアルを迎えた「世界らん展2019」が2月15日(金)~2月22日(金)まで開催中。
東京ドーム(東京都文京区)いっぱいに広がる世界各国から集められた西洋ラン、東洋ランや食虫植物、盆栽から生け花まで、様々な植物が大集合の見どころいっぱいの植物の祭典をご紹介します。
目次
■日本大賞
世界らん展2019
植物と暮らしを豊かに。今回で29回目を迎えた「世界らん展2019」が東京ドームではじまりました。見どころがいっぱいの会場に入ると、華々しく溢れんばかりのランがオーキッド・ゲートに彩られお迎えしてくれます。
会場は19のテーマに分けられ、目に鮮やかなランや個性的なラン、特別展示はそれぞれの世界観に引き込まれる魅力とアイデア満点なすばらしい展示に目移りしてしまいます。どこも見逃したくない展示ばかりです。
今回のリニューアルから初めてのナイトショーとライトアップは昼間とは違い、ゆったりとした幻想的な世界でランを鑑賞することができます。夜のお散歩のように素敵な時間を過ごせそうです。
ランを通して植物と暮らしが豊かになる、センス溢れる展示内容は見ているだけでも、ご自宅でも取り入れたくなるアイデアがいっぱいです。今回はLOVEGREEN編集部で遊びに行ってきました。
オーキッドゲート~シンボルロード・ラン展示
最初に、目に飛び込んでくる幅20mのオーキッドゲートには溢れんばかりのランをくぐり抜けると、いよいよ「らん展」の始まりです。
オーキッドロードを潜り抜けると、目の前に飛び込んでくるのは8.5mの高さがある、トキワマンサクがお出迎えしてくれます。このトキワマンサクは高さ6mの石垣のようなモニュメントの上にそびえ立っていて、シンボルツリーまでのシンボルロードには世界中から集められた不思議な形の樹木が生い茂り、樹木に守られるように、今回コンテストの上位に輝いたトロフィー賞を受賞した見事なランが展示されています。
シンボルロードを締めくくる終着点でモニュメントに辿り着くと、大賞を受賞したランが華々しく展示されています。モニュメントのテーマは「~空の木~」というテーマのもとに、階段を上ると会場全体が見渡せる展望スペースになっています。ここから会場を眺めて目的地を探すのも楽しみの一つかもしれません。
丹精込められて育てられたランの展示は、個別部門、フレグランス部門の2つの部門にわけられて展示されています。どちらのランも一朝一夕では育てる事が出来ない、すばらしい花を咲かせていました。
シンボルツリーのトキワマンサクは石垣のようなモニュメントの上にそびえ立ちモニュメントの階段を上ると会場全体が見渡せる展望スペースになっています。らん展初日から大勢のお客様で賑わっていました。この展覧会の人気が伺えます。
気になる夜のライトアップ
今年から始まった夜のライトアップは昼間の展示とは雰囲気が変わり、東京ドーム全体の照明が暗くなり、リラックスムードの空間。
オーキッドゲートも夜になるとこんなにムーディー。
シンボルロードは、展示されているランが一つずつライトアップされ、シンボルツリーは七色の照明で幻想的な様子を見せていました。これはグリーンに照らされたシンボルツリー。
照明は少しずつ変化し、オレンジやピンク、紫とゆっくりと色が変わっていきます。
2019日本大賞
2019年の日本大賞に選ばれたのは、港区在住の会社役員、桜井一(さくらいはじめ)さん(71)が日本大賞に選ばれました。受賞したランは、パフィオペディラム属エメラルド・ゲートという品種で鮮やかな黄色が印象的な大きく存在感がある花を一輪咲かせていました。
▼2019年受賞したランの詳しくはこちらへ
展示エリア
植物で暮らしを豊かにを提案する展示
今回のらん展はランを通して暮らしに植物を取り入れられるような、インテリアも合わせた展示が目立ちました。素敵な展示がたくさんありましたので、気になった展示をご紹介したいと思います。
椎名洋ラン園さん
椎名洋ラン園さんは、ランを通して新しい飾り方や空間を提案。黒を基調としたキリっと整った清潔な展示でした。
小さめの花を咲かせる、胡蝶蘭のミディをテーブルの真ん中にセンス良くあしらい、テーブルセッティング。こんな風に、植物と暮らしが近くにある環境って素敵ですね。暮らしのなかのスパイスに取り入れたいアイデアがいっぱいです。
the Farm UNIVERSALさん
森の中でのんびりしよう。そんなゆったりと優しい空気感が漂う素敵な空間です。期間中はこの場所でワークショップを開催。
テーマは北欧にある自分の時間をゆったり楽しむという事をコンセプトに、素敵な時間をこの場所で過ごして頂きたいという、植物を楽しみながら暮らしの中への橋渡しの様なスペースが作られていました。足を踏み入れると森に守られている様なホッとする優しさにあふれています。
中へ入ると各テーブルは作業もしやすそうな大きなテーブルが並べられていました。この機会に是非ワークショップをお楽しみ下さい。
cotohaさん
ガーデンに入ると植物とアートが混在するような、実験室に迷い込んだような不思議で素敵な空間。センスの良い小物の扱いや飾り方が抜群な空間です。
展示されているのを見つけた瞬間にテンションが思わず上がってしまいましたが、これは弊社が発行しているBotapiiでも表紙を飾った、西富なつきさんの植物を飾る素敵な額縁です。素敵ですね~。
▼ディスプレイ部門の詳しくはこちらへ
特別展示
「仮屋崎省吾さん」
女優でフラワーアーティストの志穂美悦子さんの作品は清楚で氷の世界のような、ダイナミックでありながら繊細さがあり、女性らしい作品です。
志穂美悦子さんの作品を近くで拝見すると、小さな花瓶にシャンデリアの様に花が活けられ、たくさんのお花が集合していました。かわいらしいですね。
こちらは美のカリスマIKKOさんプロデュースの展示です「美」をテーマにした多彩な角度からの演出。美容家ならではのコスメの展示も見どころです。
IKKOさんの展示では、その場でSNS配信すると先着500名様にポストカードをプレゼント。裏にはIKKOさん直筆の素敵なメッセージが書かれていました。
日本いけばな三大流派
こちらは、三大流派の「華道家池坊」「いけばな草月流」「いけばな小原流」日本古来からの伝統美を大迫力で鑑賞できます。是非会場で実物の生け花をご覧ください。
「華道家池坊」
「いけばな草月流」
「いけばな小原流」
沖縄からは美ら海水族館からも南の海の生き物たちが気持ちよさそうに泳いでいました。ランに囲まれた青い海は南の島のようなのんびりしたオアシスのような癒しの空間。
FLOWER CAFE &BAR
東京ドームいっぱいにみどころ満点な植物の祭典。ちょっと一息にお茶を楽しんだり、軽食を楽しんだりできる休憩スペースがありました。
ケーキやサンドウィッチ等、メニューも充実しています。
販売エリア
また販売エリアでは、118店舗の販売ブースが一挙に立ち並びます。世界各国から集まった生産者さんがランや食虫植物、塊根植物、切り花などを販売し、珍しい植物にも出会える植物好きにはたまらないエリアとなっています。素敵な植物との出会いがありそうです。宝物探しのようにお気に入りが見つかります様に。
▼詳しくはこちらへ
世界らん展2019展示概要
会期 2019年2月15日(金)~22日(金)迄 場所・東京ドーム(東京都文京区)
15日(金)12:00~21:00
16日(土)19日(火)20日(水)21日(木) 10:00~21:00
17日(日)18日(月)22日(金)10:00~17:00
ライトアップは20:30まで。
リニューアルのこの機会に是非お楽しみ下さい。
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