レトロな洋館とバラがベストマッチ!旧古河庭園

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由緒ある洋館とフランス整形式庭園のバラ

東京都北区にある旧古河庭園は大正時代に造られた洋館と、洋風庭園のバラが美しく映える、普通のバラ園とは一味違った美しさを楽しめる庭園です。この庭園は古河家3代目当主・古河虎之助の手によって造られ、洋館と洋風庭園は鹿鳴館などで有名なジョサイア・コンドル設計によるものとなります。

イタリア風の斜面のテラスに作られた、幾何学的な植込みを配したフランス整形式庭園。奥には日本庭園があり、日・仏・伊の多様な文化が取り入れられた庭園です。

ライトアップ期間中。昼間とは全然イメージが違います。

 

日本庭園も有名です

旧古河庭園は、じつは日本庭園を楽しめるスポットでもあります。日本庭園は京都の庭師、植治こと小川治兵衛の手によるもので、大滝や枯滝、心の草書体を形取る心字池や大きな雪見灯籠が日本庭園の風情を演出しています。

安全のため一部入れない箇所がありますが、日本庭園もライトアップを楽しむことができます。

 

いかがでしたか?

気軽に行けて、とても雰囲気のある旧古河庭園。何度でも訪れたい魅力があると思います。洋館の見学会(事前申し込みが原則)もあるので、建築や当時の文化に興味がある方にもおすすめです。

 

旧古河庭園

  • 最寄駅 : JR京浜東北線 上中里駅,東京メトロ 南北線 西ヶ原駅
  • アクセス : JR京浜東北線 上中里駅 下車 徒歩7分・ 東京メトロ 南北線 西ヶ原駅 (N15)下車 徒歩7分・ JR山手線 駒込駅 下車 徒歩12分・ 都電荒川線「飛鳥山」下車 徒歩18分・北区コミュニティバス(王子・駒込ルート)20分間隔  JR駒込駅より5分、JR王子駅より20分  「旧古河庭園」下車
  • 住所 : 東京都北区西ヶ原1-27-39

入園料(個人)
一般   150円
65歳以上 70円
(小学生以下及び都内在住・在学の中学生は無料)

この場所はもと明治の元勲・陸奥宗光の邸宅でしたが、次男が古河家の養子になった時、古河家の所有となりました。尚、この当時の建物は現存していません。
現在の洋館と洋風庭園の設計者は、英国人ジョサイア コンドル博士(1852~1920)です。博士は当園以外にも、旧岩崎邸庭園洋館、鹿鳴館、ニコライ堂などを設計し、我が国の建築界に多大な貢献をしました。
日本庭園の作庭者は、京都の庭師植治こと小川治兵衛(1860~1933)の手によるものであり、彼は当園以外にも、山県有朋の京都別邸である無鄰菴、平安神宮神苑、円山公園、南禅寺界隈の財界人の別荘庭園などを作庭しました。
数少ない大正初期の庭園の原型を留める貴重な存在で、伝統的な手法と近代的な技術の融和により、和洋の見事な調和を実現している秀逸で代表的な事例であ り、また、現存する近代の庭園の中でも、極めて良好に保存されている数少ない重要な事例であるとして、平成18年1月26日に文化財保護法により国の名勝 指定を受けました。

 

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