清水 柾孝さんに教わった!胡蝶蘭を飾りながら育てる。バスケット植えにチャレンジしてみよう。
LOVEGREEN編集部
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胡蝶蘭といえば、お祝い事で送ったり、いただいたり。街中でも見かけることが多く、身近な植物です。胡蝶蘭の花が終わった後、皆さんどうしていますか。胡蝶蘭は花が終わった後も葉姿を楽しむことができます。管理をすればまた花を咲かすことも。
胡蝶蘭をインテリアグリーンとして楽しむのにおすすめなのがバスケットを使ったアレンジをランに詳しい清水 柾孝さんに教えていただきました。
清水 柾孝 (しみず まさたか)
9歳の時にパフィオに出会い、それから洋ラン栽培を始め、現在は800株の栽培・育種に取り組む。全日本蘭協会、宇都宮蘭友会所属。多数の品評会・展示会にて入賞暦、審査員経験あり。園芸資材メーカーに勤務。
準備するもの
左から:水苔、バスケット、園芸用ハサミ、ライター、園芸用の針金
下準備をする
バスケットに植え込む前にまずは下準備を。花が終わっている場合は茎をカットします。
バークや水苔を取り除く
古くなった植え込み材を優しく取り除きます。水苔の時は少し湿っていた方がほぐしやすいです。
バークや水苔などの植え込み材が根にくっついている場合は無理に剥がさないようにしてください。
古い根を整理する
バークや水苔が取り除けたら、根を整理します。根を切って大丈夫なの? と思う人も多いと思いますが、枯れたり、傷んだりしている根をそのままの方がよくありません。古い根の見分け方を覚えよう。
古い根の見分け方
根を見て、触ってチェックしてみよう。
・スカスカしている
・パサパサしている
・茶色や、白っぽい
根を触って見たときにスカスカした状態や、パサパサのものは枯れた根です。色は茶色や白っぽくなります。
古い根をカットする場合、ハサミは火であぶり消毒、滅菌してから使います。枯れた根をカットします。
水苔で植える
根の整理の後は水苔で植えます。
水苔を詰める前にバスケットのどの位置に植えるかを決めてから行うとスムーズに植えれます。位置が決まったら、水苔をダンゴ状にして中心部分に入れます。イラストのように寝の間に水苔を詰めます。
ダンゴの硬さは?
そんなに固くなくてOK。おにぎりを握るくらいの硬さが目安です。
根が覆いかぶさるようにします。きつすぎず、ゆるすぎないよう、根を包み込むように巻いてからバスケットに入れます。
隙間に水苔を足してしっかりと詰め込みます。
植え込んだ形がこちら。このままでもOKですが、落ちないように固定する場合は、針金を使います。
固定するため針金で押さえます。バスケットの上部についている金具にワイヤーを通して固定します。
吊るして飾る場合、針金を取り付けます。
完成です。花が終わった胡蝶蘭もインテリアグリーンに変身。
管理方法
水やり
バスケットは通気性が良い分、乾くのが早いので、素焼き鉢で管理しているものよりは水やりの頻度は多めになります。カラカラに乾き切らないように気をつけてください。
置き場
風通しと湿度が大事です。室内の場合はレースのカーテン越しの窓辺、庭、ベランダに置く場合、半日陰で管理してください。日が強すぎる場合は遮光ネットを使用すると良いでしょう。
動画でおさらい
様々なランでチャレンジしてみよう
違う種類のランも同様にバスケットに植えれます。根の間に水苔のダンゴを入れます。
水苔で巻きます。
バスケットのサイズより一回り大きいくらいに巻きます。
バスケットに入れます。隙間は水苔で埋めます。
もし水苔が余ったら?
余った場合はビニール袋で保存ができます。次使うときに乾燥していたら再度水につけて使用してください。
花が終わったランの楽しみ方は色々。バスケットはコルク着けより管理もしやすいので初心者にもおすすめです。ぜひチャレンジしてみては。
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