ユーモア溢れる個性的な洋ランの世界、覗いてみませんか?

LOVEGREEN編集部

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お庭やガーデニングで楽しむ花とはちょっと異なった印象があるのが「ラン」という植物であり、日本では贈り物のイメージがあります。私たちが身近で見ているランは、コチョウラン(正式名ファレノプシス)、カトレア、シンビジウム、デンドロビム、オンシジウムなどですが、ラン科植物は被子植物の中で最も種類が多い科とされており、世界中に約2万5千種が野生に生え、人間が品種改良したものを含めると約10万種ほどあるといわれています。

日本中や世界中にはまだまだ知られていない、美しいラン、可憐なラン、渋いラン、花形の面白いラン、香りのあるラン、花がなくても草姿に惹かれるランなど実に多種多様なランがあります。その姿をちょっとでも見てみませんか?変わっていても育てることも容易な種類もあります。まずはランの魅力を堪能していただきたいです。

 

今回教えていただいたのは

清水柾孝(しみず まさたか)さん

 9歳の時、地元の洋ラン展に行き、パフィオを購入してもらい、洋ラン栽培を始める。

全日本蘭協会、宇都宮蘭友会、日本パフィオペディルム研究会所属。多数の品評会・展示会にて入賞暦、審査員経験あり。

園芸資材メーカーに勤務。

<中藤洋蘭園>
〒185-0035
東京都国分寺市3-10-2 
毎週土曜日のみ温室公開

 

もっと知りたい。魅惑的な洋ランを紹介

1. バルボフィラム・未同定種(アルファキアナムタイプ)
学名:Bulbophyllum sp (arfakianum type)
原産地:インドネシア、パプアニューギニア
蛇柄のような模様で特徴的な花形が印象強い中型種。バルボフィラム属はランの中でも最大級の種類数であり、多様な姿の花が魅力的。開花期は不定期。前から見た花姿がコブラのような見た目。

 

2. フラグミペディウム・ベッセー
学名:Phragmipedium besseae
原産地:エクアドル、ペルー
鮮やかな朱赤色が非常に目立つ、見る者を魅了する中型種です。水が常に滴る岩場の斜面に自生しています。高地性のランのため日本の夏の暑さにやや弱いです。開花期は不定期。

 

3. パフィオペディラム・チャールズワーシー アルバム
学名:Paphiopedium charlesworthii fma. album
原産地:インド、ミャンマー、タイなど
ドーサルという背萼片(はいがくへん)が大きく発達しているのが特徴の小型種。写真の花は色素が抜けた色彩変異個です。開花期は秋~冬。

 

4. カデティア・テイロリー
学名:Cadetia taylori
原産地:パプアニューギニア、オーストラリア東部
1センチほどの小さな花を葉の付け根に咲かせる小型種。アンテナのようなペタル(側花弁)が可愛らしいです。開花期は夏~秋。

 

5. アングレカム・ゲルミニアナム
Angraecum germinianum
原産地:マダガスカル、コモロ諸島
樹に這い上がる様に成長していく中型種。オレンジ色と白色のコントラストが綺麗で、逆さま向きに開花するのが特徴です。開花期は夏~秋。

 

6.ワーセウィッツェラ・キャンディダ
学名:Warczewiczella candida
原産地:ブラジル、ペルー
ワーセウィッツェラ属は扇状に並ぶ葉の姿から「ファンオーキッド」と呼ばれます。
リップ(唇弁)が大きく発達しており、青紫色の模様が鮮やか。開花期は主に夏。

 

7.バルボフィラム・カルンキュラタム
学名:Bulbophyllum carunculatum
原産地:インドネシア・スラウェシ島、フィリピン
特徴など詳細:細長い葉が特徴的な中型種。花茎を上に長く伸ばし、展開のよい黄緑色の花をつけますが香りは臭いです。開花期は主に夏。

 

これもラン?ユーモア溢れる個性的な洋ランを紹介

1.キロスキスタ・パリシー
学名:Chiloschista parishii
原産地:ベトナム・ミャンマー、タイ、インドなど
葉を持たずに成長し、板にまとわり着く無数の根の姿がかなり特徴的。板に着生しています。見た目でのインテリア的な観賞価値が高く、ここ最近人気が高まっている原種です。葉は無いですが、分類上はファレノプシスやバンダの近縁種。5~6月には花も咲かせます。

 

2.デンドロビューム・リンギフォルメ
学名:Dendrobium linguiforme
原産地 オーストラリア・クイーンズランド州北部
肉厚な質感にスッとラインが入った扁平の葉が特徴的な原種です。コルクづけにして楽しむのもおすすめ。白く細長い花弁の変わった姿の花が房状に咲きます。乾燥気味な環境で育てらます。

 

3.アングレカム・ディスティカム
学名:Angraecum distichum
原産地 アフリカ
肉質な葉がうろこ状に縦横無尽に伸び、葉の間から1センチほど純白の小さな花をたくさん咲かせる原種のランです。分枝し良く増えます。デザイン性の高い草姿です。

4.オエセオクラデス デカリアナ系交配種
学名:Oeceoclades(decaryana×sp)
原産地 マダガスカル・南アフリカなど
葉の模様が非常に面白い属で、特に奇抜な葉をもつ種類同士を改良した交配種。
地面に這うように葉を広げ、岩場と擬態したような模様が特徴的で珍しいです。乾燥気味な環境で育てることができます。

 

4.デンドロビウム・リケナストラム プレンティセイ
学名:Dendrobium lichenastrum var. prenticei
原産地:オーストラリア北部
ぷっくりとした葉をしているので、まるで多肉植物のような姿をしていますがランの仲間です。1センチほどの小さくて赤紫色のストライプが入る可愛らしい花が咲きます。

 

いかがでしたか?

思わずじっと見つめていただくなるランを紹介しましたが、お気に入りはありましたか?今までランが好きだった方も、興味がなかった方も、ぜひ本物のランを見てその美しさやユニークさを感じてみてください。そんなこれからランを育ててみようかな、と考えている方にピッタリのイベントを最後に紹介します。

 

 

Tokyo Orchid Jungle ~Scramble Fes 2018~
日時:2018年3月31日(土)4月1日(日)

今回教えていただいた清水さんのクラス別講習会が「オザキフラワーパーク」で開催。

敷居の高いと思われがちな洋ランと初心者でも気軽にはじめてみたいと思うキッカケの場として清水さんが東京の住環境で洋ランの育て方などをレクチャーします。

1日目:気軽に聴ける初心者ver洋ラン基礎講座
2日目:多種多様なデンドロに迫る!愛でる!育てる!
講習会は座席予約制:申込みは先着順・電話またはオザキフラワーパークHPをチェックしてください。

 

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