5月前半に咲く草花特集~garden note
金子三保子
このライターの記事一覧
寒くもなく暑くもなく、おまけにまだ蚊もいない、というガーデニングをするのに最適なシーズンです。
春の花と初夏の花を眺めつつ、終わった花を処分したり、夏から秋にむけての植物を植え込んだり、やってもやっても終わらないほど、色々とやりたい作業がたくさんある5月。
ただいま我が家で咲いている植物をアトランダムにご紹介します。
丁子草
淡いブルーの星形の花を4月から5月に咲かせる宿根草。透明感のあるブルーがとても好きで花壇に地植えにしています。昨年、あまりにも株が大きくなったので株分けをしたせいか、今年は花が少なめ。
この丁子草は、生花としても5月に少量出回っています。育てたい方は春から初夏は花付きの苗が出回っています。それ以外の時期も花はないですが出回っているので探してみて下さい。
ボリジ
ボリジは1年草のハーブ。今年はこぼれ種で発芽して、かなりの大株になりました。大株になると、1メートル近くになり、主軸の茎も500円玉サイズくらいの太さになります。大きく育てば育つほど、沢山の花を見ることができます。
茎が太いのですが空洞で湿気に弱いことから、雨が多くなってくる梅雨入り前くらいまでが開花時期です。育てたい方は、秋に種を蒔くか早春くらいから苗が出回っています。
苗で買う場合は「花茎がまだ出ていない下葉のみの若い株」を買うことをおすすめします。
ボリジは直根性で移植を嫌う性質なので、早めに植え込んだ方が根付く確率が高いです。
矢車菊(矢車草)
今年は高性タイプの矢車菊をあれこれと植えてみました。
定番のブルー
ピンク
紫系で色幅があるという説明で買ってみた未開花株。一番花は単色の淡い紫色だったのですが、2番花以降はこんな複色のユニークな色あいでした。
こういう品種なのか、それとも変異なのか?謎です。
咲くごとに色合いが微妙に違って面白いです。
最近、切り花もそうですが、同じ品種でも色を固定していない色幅のある花が多いです。咲いてみないと色がわからない、育てる楽しみがあります。
黒花系
フロックス
こちらは「クリームブリュレ」という品種。
フロックスは、1年草から宿根草まで、たくさんの品種がある植物です。クリームブリュレは1年草のタイプ。1年草のフロックスは、4月から梅雨前くらいまでの開花です。
今回は1株買ってみて育ててみたところ、咲く花咲く花、色合いが違う面白い品種でした。
ベージュピンクだったり・・・
赤みが強かったり・・・
紫だったり・・・
同じ株からここまで違う色のものが咲くのは珍しいです。
この品種は、丈が40cmくらいになります。1年草のフロックスは、開花前にピンチして育てると低めでしっかりとした株になるのですが、うっかり忘れていたら結構な丈になりました。
フロックスを育てる上でのポイントは、乾かし気味に育てることと、葉っぱに水をかけない方がいいことです。梅雨入り前、湿度が高くなってきて、葉っぱがずっと濡れていると、うどんこ病にやられやすいのでご注意。
ゲラニウム
うちの環境だと鉢植えの方が生き残る確率が高いのですが、地植えにした時の株の広がり方が好きで、地植えにしては数年で他の植物に負けていなくなるということを繰り返しています・・・。
蓼科とかに旅行に行くと、モリモリと咲くゲラニウムを見てはうらやましくなります。
そんな環境の中、このゲラニウムは10年以上我が家に根付いている品種。光の量が足りないので花付きは少ないですが、今年も無事開花しました。今年はいつもより花のサイズが大きいような?
ダメだダメだと言いつつ、また早春に地植えにした「ゲラニウム・サマースノー」が無事開花しました。とても小さな花でかわいいですが、丈は結構伸びるようです。
もさもさとした葉っぱは、ルッコラに似たゴマの風味の多年草のハーブ「セルバチコ」。セルバチコの茎を添え木のようにして絡まりつつ咲く、ゲラニウム。
来年まで持ちこたえますように。
いかがでしたか?
早いもので東京の梅雨入りまであと1か月くらいでしょうか。
この時期は、時が止まってほしいと思うような素敵な光景を植物達が見せてくれる素敵な季節ですね!
まだまだご紹介しきれない植物は次回にあらためてご紹介させていただきます。
関連ワード
今月のおすすめコンテンツ
「5月前半に咲く草花特集~garden note」の記事をみんなにも教えてあげよう♪