家庭菜園用簡単手作り虫よけスプレーの作り方

古幡真恵

古幡真恵

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家庭菜園を始めたら、最初にぶち当たる困難…。

それは、害虫です。

虫が食べるくらい安心な野菜とはいいますが、できれば虫はついてほしくない。

そこで家にある材料で簡単に作れる虫よけスプレーを作ってみました。

今回材料に使用した「米酢・トウガラシ・ニンニク」は虫を寄せ付けないようにするだけでなく、植物の栄養素にもなるそんな一石二鳥の家庭菜園用虫よけスプレーの作り方をご紹介します。

 

目次

家庭菜園用手作り虫よけスプレー各材料の特性

家庭菜園用手作り虫よけスプレーの作り方

家庭菜園用虫よけスプレーの使い方

病害虫が発生する理由

 

家庭菜園用手作り虫よけスプレー各材料の特性

虫よけに必要な要素として、使用する材料には虫が嫌う成分が含まれていなければなりません。今回使用する米酢、トウガラシ、ニンニクはどんな特性をもっているのでしょうか。

米酢

米酢とは、米を500mlにつき、20g以上使って製造されたお酢のことをさします。米の量が20g未満のものは穀物酢と表記されるようです。

純米酢は、純粋に米のみで作ったお酢のことをさします。500mlにつき60g以上の米が使われています。穀物酢や米酢に比べて酢酸などの有機酸を多く含んでいますので、今回使用する材料として用意しました。

お酢には抗菌・殺菌作用があるため防虫以外にも、うどん粉病などの病原菌対策にも使用できます。

トウガラシ

トウガラシは、害虫や害獣が嫌う食べ物・匂いとして農産物が被害を受けないように忌避剤として使われています。

トウガラシに含まれるカプサイシンは、脂溶性なので水には溶けませんが油やアルコール、酢には溶け出すという性質があります。

ニンニク

ニンニクもトウガラシと同様に害虫や害獣の忌避剤として効果があります。トウガラシとニンニクを合わせることで、さらに害虫の忌避効果が高まりますね。

ニンニクを切ったり潰したりすると、臭い成分のひとつであるアリシンと呼ばれる臭い成分ができます。アリシンは揮発性と共に脂溶性の性質であるため、油に溶けやすい性質を持っています。トウガラシ同様にアルコールや酢に溶けだす性質があります。

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家庭菜園用手作り虫よけスプレーの作り方

では、害虫の忌避に効果があるといわれている「トウガラシ」と「ニンニク」。そして、その成分をしっかり抽出できる「酢」を使って家庭菜園用手作り虫よけスプレーを作っていきましょう!

材料

・純米酢(米酢も可) 500ml

・トウガラシ(鷹の爪) 10本程

・ニンニク  1~3片

・ガラス容器 容量750ml程

作り方

1 ガラス容器の中に純米酢を入れます。

 

2 トウガラシの中までよく純米酢が漬かるようにヘタを取り除きます。

 

3 完成した手作りスプレー原液を希釈する際、スポイトで吸いやすいようにトウガラシの種も取り除いておきましょう。

 

4 次にニンニクの皮をむきます。

 

5 アリシンという物質を抽出しやすくするために、皮をむいたニンニクを包丁で押しつぶします。

 

6 種を取り除いたトウガラシとつぶしたニンニクを純米酢に加え、30~60日間漬け込んだら完成です。

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家庭菜園用虫よけスプレーの使い方

用意するもの

・先ほど作った原液を30~60日寝かせたもの

・スポイト

・水

・スプレーボトル

使用方法

1 今回用意したスプレーボトルの容量は350mlです。用意したスプレーボトルの上まで水を入れます。

 

2 原液をスポイトで1mlほどとります。

 

3 水の入ったスプレーボトルの中でスポイトを水洗いするようにして原液を混ぜ合わせます。

 

4 作物全体・葉裏にもしっかりにスプレーします。

 

害虫被害の状況によって、原液の分量を2倍3倍増しにすることができますが、反対に濃度が高すぎると植物のダメージになりますので注意が必要です。

植物に吹きかける以外にも、被せてある寒冷紗や土に直接吹きかけても効果的です。

しかし、完璧に害虫を防ぐことはできません。日頃から病害虫が発生する環境にならないように気を付けることも大切ですね。

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病害虫が発生する理由

植物の環境

自然なバランスが調和されているところで育つ作物は、元気にすくすく生長し、病害虫の被害はほとんどありません。

しかし、私たちが手を加えている家庭菜園は私たちの意思で都合よく植えているため、生態系のバランスが崩れている状態ともいえます。そのため、もともと家庭菜園では病害虫が発生しやすい場所ともいえるかもしれませんね。

密植状態で日当たり・風通しが悪い場所は、さらに病害虫が発生しやすい環境です。日頃から適切な株間をとるように心がけましょう。

寒冷紗

寒冷紗などをかけて害虫を防除していますか?作物を植えている場所に虫が飛んできて、卵を産み付けられないためにも寒冷紗を使用して防ぐことはとても有効な方法です。

反対に梅雨のシーズンは雨が続いて日当たりが悪くなると、寒冷紗をかけた状態では蒸れやすくなります。虫の温床となりやすい環境になりますので、季節や天候に気を付けて作物を管理しましょう。

作物の状態を良好に!

作物が元気に生育していれば、多少の病害虫の被害にあったとしても、そこまで深刻化しないうちに収穫期を迎えることが出来ます。日頃から適量の追肥を施し、作物自体を元気に育てましょう。

 

作物が育つ環境を整え、病害虫を防ぐために日頃から虫よけスプレーを使って、病害虫に負けない家庭菜園を目指しましょう!

 

 

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古幡真恵
古幡真恵

結婚・出産そして育児をしながら、学童保育所で食育を2年間指導後、農業研究センターで大豆と稲の研究作物栽培及び実験業務に従事。屋上ガーデン・屋上菜園の管理業務、エディブルフラワー店勤務を経て、現在はLOVEGREEN編集部とBotapii編集部のアシスタントとして、初心者からでも手を出しやすい家庭菜園やエディブルフラワーの記事、sanagardenコンテンツを配信。

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