アガパンサスの切り花|生け方や飾り方、楽しむコツ【切り花図鑑】
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アガパンサスは初夏から夏が旬の花。すらりとした茎に花火のように広がって咲く様子が涼しげで、切り花でもお庭の花でも人気があります。アガパンサスの切り花の生け方や飾り方、お部屋で長く楽しむためのコツを紹介します。
目次
長く楽しむ! アガパンサスの生け方

アガパンサスは、初夏から夏に開花する多年草です。花色は青紫や淡い紫、白などがあり、真っすぐに伸びた茎の先に、直径10~15cmほどの小花を放射状に広げるように咲かせます。茎は太く固さがあり、内部にしっかりと水分を含んでいるのが特徴です。
茎は斜めに切る

購入してきたアガパンサスは、そのまま花瓶に生けるのではなく、最初に茎の先端を大きく斜めにカットしましょう。切り口を新しくすることで、吸水力を上げる効果があります。また、斜めにカットすることで、吸水面積が増えて、たくさんの水を吸い上げられるようになるという効果も期待できます。
吸い上げを良くするために、カットしたらすぐに花瓶に生けるようにしましょう。
花瓶は浅水(あさみず)にする

浅水とは、花瓶に入れる水の量を少なくすることです。アガパンサスの場合は、花瓶の1/3くらいの深さを目安に水を入れてください。
茎が太く水分を多く含んでいるアガパンサスは、水の量が多いと茎が傷んで腐りやすくなってしまいます。茎が腐ると水の吸い上げが悪くなるだけでなく、雑菌の混じった水を吸い上げた花そのものも早く枯れてしまうため、浅水で管理するのがポイントです。
こまめに水を交換する
こまめに交換することで水を清潔に保ち、バクテリアの発生を防ぎます。夏は気温が高く、水が傷みやすい時期なので、できれば毎日交換するようにしましょう。この時、花瓶の内側も洗ってください。また、水に浸かっていた部分がヌルヌルするようであれば、水で洗い流すようにしましょう。水を交換するタイミングで茎を5~10mm切り戻して切り口を新しくすると、吸水力が上がってさらに長持ちします。
お庭のアガパンサスを生けるコツ
流通している切り花のアガパンサスの多くは、葉が付いていない、花だけの状態で販売されています。お庭に咲いている花を切って生けるのであれば、せっかくですから葉も添えて生けてみませんか。アガパンサスの葉は、切ると少しヌルヌルしますが、水で洗い流せばそのまま生けて問題ありません。厚みと光沢のある葉は、アガパンサスのすらりとした直線を強調し、モダンな印象を演出します。
▼花の種類ごとに水揚げ方法を紹介しているのでご覧ください
アガパンサスがきれいに見える飾り方

空間の「抜け感」を意識する
アガパンサスは、細い花柄(かへい)の先に小花がたくさん付いた、まるで花火のような独特のフォルムが魅力です。アジサイのようにギュッと詰まった花や、ヒマワリのように顔がはっきりした花とは違い、「花の間から見える向こう側の景色」や「軽やかな抜け感」を楽しむように飾ることができるのが特徴です。
窓辺に1輪だけ飾って、揺れるカーテンとアガパンサスの爽やかな対比を眺めるのも、気軽に楽しめる飾り方です。リビングテーブルなど広い場所に飾る際は、数本まとめて生けるとダイナミックで存在感が増します。
すらりとした直線を活かす
真っすぐ伸びる茎のラインを見せるように、高さのあるガラスの花瓶に飾ると、アガパンサス本来の美しさが引き立ちます。また、トケイソウやリキュウソウのような曲線が美しいつる植物を合わせると、コントラストでアガパンサスの直線がより強調されます。
涼しげに見えるおすすめの組み合わせ
アガパンサスは、合わせる植物によってさまざまな表情を見せてくれます。
アガパンサス × スモークグラス

爽やかな青紫色の花にサラサラとしたスモークグラスを合わせると、まるで風を感じるような涼しげな相性に。蒸し暑い季節に、目から涼を取り入れられる花あしらいです。
アガパンサス × アジサイ
涼しげな色と存在感のある組み合わせ。アガパンサスの風が抜けるような花に、安定感のあるアジサイを合わせることで、インテリアのなかで存在感のあるアクセントになります。
アガパンサス × ヒマワリ
青紫色のアガパンサスに、補色(反対色)である明るい黄色のヒマワリを合わせるコーディネート。お互いの色を鮮やかに引き立て合うため、お部屋の中で明るく夏らしい景色を楽しむことができます。
知っておきたい! 良いアガパンサスを選ぶコツ
半分くらいの花が開いているものを選ぶ

アガパンサスの切り花の多くは、つぼみの状態で流通しています。しかし、切り花の状態からすべてのつぼみを咲ききらせることは容易ではありません。全体の1/2から1/3くらいの花が開いているものを選ぶようにしましょう。今きれいに咲いている花と、これから咲くつぼみの両方を長く楽しむことができます。
花柄(かへい)が黄ばんでいないものを選ぶ

花の下の方を見て、花柄(個々の小花を支える細い茎)が黄ばんでいないものを選びましょう。この花柄が黄色く変色しているつぼみは、残念ながらその後開花せずに枯れてしまう可能性が非常に高いです。あわせて、つぼみ自体の色がくすんでいるものも避けるのが無難。少しでもたくさんの花を楽しめるように、良い状態の花を見分けてください。
涼しげな佇まいが美しいアガパンサス。青紫や白といった爽やかな色彩は、じめじめとした梅雨や本格的な夏の暑さを忘れさせてくれる、涼やかな存在です。ぜひこの季節ならではの飾り方で、お部屋に涼を呼び込んでみてください。
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