ネジバナ(捩花)の花言葉|花の特徴、名前や花言葉の由来、種類
LOVEGREEN編集部
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ネジバナ(捩花)の花言葉、花の特徴、名前や花言葉の由来、種類ご紹介!ネジバナ(捩花)は、らせん状にねじるように花を咲かせる花。万葉集で詠まれるなど、古くから人々に親しまれてきた植物。
目次
ネジバナ(捩花)の花言葉
「ネジバナ(捩花)」の花言葉は「思慕」
ネジバナ(捩花)について|基本情報
科・属 | ラン科・ネジバナ属 |
和名 | 捩花(ネジバナ)、綟摺(モジズリ) |
英名 | Lady’s tresse |
学名 | Spiranthes sinensis |
原産地 | 日本 |
開花期 | 5月~8月 |
ネジバナ(捩花)とは|花の特徴、名前の由来
ネジバナ(捩花)は、らせん状に巻き付くように花をつける姿が独特な、野生のランです。日当たりの良い、湿り気のある草地を好み、芝生の間から生えている姿をよく見かけます。
株の中心から花茎をまっすぐに伸ばして、下からねじれるように花を咲かせます。1つの花は5mmほどと小ぶりですが、カトレアのような、ラン特有のフォルムをしています。ネジバナ(捩花)の花の巻き付き方は、一方向ではなく、右巻きも左巻きもあります。さらに、ねじれないものや、途中からねじれ方が変わるものもあります。これは品種による差ではなく、個体差によるものです。
花色は、多くはピンクですが、まれに白花や斑の入ったものなどもあり、変異の多い花です。5月~8月に花を咲かせる春咲き種が一般的ですが、9月~10月に花を咲かせる秋咲き種もあります。同じ場所に春咲き種と秋咲き種が混ざり合って自生していることもあるので、そのような場所では晩春から秋まで花を楽しめます。
ネジバナ(捩花)は、あまり寿命の長くない多年草です。数年で消えているというようなことがあります。ただし、こぼれ種で発芽することもあるので、気がついたら少し離れた場所で咲いていたというような嬉しいこともあります。かと思えば、意図的に種をまいても発芽してくれないという気難しさもあります。ネジバナが生育するには、共生菌などの諸条件が必要となってくるので、実際に生育している場所の近くに種をまくとよいようです。
名前の由来
ネジバナ(捩花)という名前の由来は、花茎にねじれるように花を咲かせるフォルムにあります。モジズリ(綟摺)という別名は、ねじり模様に染めた織物の1種が、この花に似ていたことに由来しています。「ねじり草」「ネジレバナ」「ネジリバナ」という呼び名もあります。学名の Spiranthes は、らせんの花という意味であり、英名のLady’s tresses は、女性の編み込んだ髪にちなみます。
ネジバナ(捩花)の花言葉の由来
ネジバナ(捩花)の「思慕」という花言葉の由来は、諸説あります。一つ目は、万葉集で詠まれた根都古草(ねつこぐさ)を用いた歌にちなむ説。「あなたと逢うことがなかったら、こんなに恋しく思うだろうか」という思慕の念が詠まれており、根都古草(ねつこぐさ)がネジバナ(捩花)のことではないかとのことから、この花言葉が付けられたと言われています。また、切ない恋に身をよじる様子を連想させるからという説もあります。
ネジバナ(捩花)の種類
ネジバナ
身近な場所で見かける、最も一般的なネジバナです。芝生や草地など、明るく湿った場所に自生しています。
ナンゴクネジバナ
ネジバナの変異種です。日本では奄美大島より南、他にも中国南部、台湾などに自生しています。
ヤクシマネジバナ
屋久島に自生する品種です。全体に小型で、盆栽に好まれています。暖かい環境を好みます。
アキネジバナ
秋咲きのネジバナです。9月~10月頃に開花します。身近な場所で見られます。
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