4月19日の誕生花|アザミ(薊)
LOVEGREEN編集部
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4月19日の誕生花は「アザミ」です。「アザミ」について、花言葉や基本情報、花の特徴、名前や花言葉の由来など気になる情報をご紹介!
4月19日の誕生花
4月19日の誕生花は「アザミ」
「アザミ」の花言葉は「報復」「厳格」
アザミ(薊)について|基本情報
科・属 | キク科・アザミ属 |
和名 | 薊 |
英名 | thistle |
学名 | Cirsium japonicum |
原産地 | 日本 |
開花期 | 3月~7月 |
アザミ(薊)とは|花の特徴、名前や花言葉の由来
アザミは、キク科アザミ属の多年草。北半球の温帯から寒帯まで、世界に約300種が分布しています。その中でも日本は60種以上が確認されているアザミ大国です。日本のアザミは北から南まで日本全国に分布していて、咲き方やフォルムなど変化の具合も多様です。さらに自然交雑もしやすいので、品種の確認が難しいとも言われています。
アザミは、多くが赤や赤紫、ピンクなどの花色ですが、白花種もあります。葉茎にトゲがあるのが特徴です。
アザミの特徴は品種ごとに差が大きく、書ききれないほどです。開花時に根生葉(こんせいよう)があるもの、枯れてなくなるもの、総苞が開いているもの、ウロコのように閉じて重なっているもの、総苞に粘つきがあるもの、ないもの、花が上を向いて咲くもの、下向きに咲くものなど、きりがありません。さらに花の色や大きさ、草丈などの違いがあります。
園芸品種として流通しているものの多くは、ノアザミから改良された品種で、ドイツアザミと呼ばれています。切り花でも鉢植えでも見かけます。丈夫で花付きが良く、育てやすい品種です。
アザミの花言葉の由来
アザミの「触れないで」という花言葉は、アザミにトゲがあることに由来するとされています。また、アザミの「報復」という花言葉は、ドイツの古い伝説にある、盗人に命を奪われた商人の最後の言葉に由来すると言われています。
アザミの名前の由来
アザミの名前の由来には諸説あります。沖縄地方の方言でトゲを「アザ」と呼ぶことから、それが「アザミ」に転じたという説、他には「あざむ」にちなむという説です。「あざむ」には興ざめや驚きあきれるという意味があり、美しい花だと思ったらトゲがあり「驚きあきれ、興ざめした」ことに由来するそうです。
アザミ(薊)の種類
ノアザミ
- 学名:Cirsium japonicum
ノアザミは、春から秋にかけて開花するアザミ。草丈は50~100cm程度。花は上向きに咲き、総苞に粘つきがあります。名前の通り、野原や田畑の畔など、身近な場所で見かけるアザミです。
アメリカオニアザミ
- 学名:Cirsium vulgare
アメリカオニアザミは、花はノアザミによく似ていますが、ノアザミよりも葉のトゲが鋭いのが特徴です。道端や公園、野原、駐車場の脇など身近な場所で見かけます。外来種で繁殖力が強く、要注意外来生物に指定されています。
フジアザミ
- 学名:Cirsium purpuratum
富士山の近辺で見かけられるのでフジアザミ。赤紫色の花を下向きに咲かせます。花の直径は10cmを超える大型で、草丈も100cmを優に超えます。世界最大級のアザミと言われています。
ノハラアザミ
- 学名:Cirsium oligophyllum
ノハラアザミは、ノアザミによく似たアザミです。見分け方は、総苞に粘つきがない点です。東北、中部、近畿地方にかけて分布し、8月の終わりから12月頃まで咲き続けます。
アザミ(薊)はスコットランドの国花
アザミはスコットランドの国花です。昔、スコットランドに夜襲をかけようとした敵国の兵がアザミのトゲを踏んで悲鳴を上げたことにより、敵襲に気づき、ことなきを得たという伝承があります。アザミはスコットランドを守った花として、国花にされています。
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