ポピー(ひなげし)の花言葉|種類、特徴、色別の花言葉

LOVEGREEN編集部
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ポピー(ひなげし)の花言葉と種類についてご紹介。ポピー(ひなげし)は風に吹かれ、ふわふわと揺れる優しい初夏の花。
ポピー(ひなげし)の花言葉
ポピー(ひなげし)の花言葉は「いたわり」「思いやり」。
明確な色別の花言葉はつけられていません。
ポピー(ひなげし)について
科・属 | ケシ科・ケシ属 |
和名 | 雛罌粟 |
英名 | Papaver |
学名 | Papaver rhoeas |
原産地 | 北アメリカ |
開花期 | 5月~7月 |
ポピー(ひなげし)の特徴
ポピー(ひなげし)は、コクリコ、虞美人草(ぐびじんそう)、シャーレーポピーの名でも知られる一年草。細い茎の先に、まるで薄紙のような繊細で色鮮やかな花を咲かせます。昭和記念公園や秩父高原はシャーレーポピーの一大群生地として知られています。フランスでは赤いポピー(ひなげし)とブルーのヤグルマギクが田園に植えられていることが多く、花畑の写真集によく登場する花で、フランス語ではポピーのことを「コクリコ」といいます。
ポピー(ひなげし)の開花時期は、早いと4月後半に咲き始めることがありますが、見頃は5月以降です。同じ一年草のポピーのアイスランドポピーの開花は、早春の3月~4月です。アイスランドポピーは切り花として流通していますが、ポピー(ひなげし)はひとつの花の開花期間が短く、切り花としての流通はほとんどしていないため、育てて生ける花です。
ポピー(ひなげし)は鉢植えでも育てられますが、草丈が70~80cmになるので、できれば大きなコンテナや花壇で楽しみたい草花です。一方向からしか日が射さないと茎が曲がりやすくなってしまうので、日当たりと風通し、水はけの良い場所に植えるとたくさんの花が状態良く楽しめます。
ポピー(ひなげし)の学名「Papaver」は、ラテン語の「papa(粥)」が由来になっています。小さい子どもを眠らせるために、食べさせるお粥に睡眠作用のあるポピーの乳汁を混ぜたことから、この名前がつきました。
▼ポピーと名がつく花はたくさんあります
ポピー(ひなげし)の種類
ポピー(ひなげし)の花色は、様々な色あいのものが登場しています。
赤を始め、ピンク、白の他、グレイッシュな色や複色など色合いの種類がとても豊富です。
グレイッシュカラーのポピー
ポピー(ひなげし)の花の特徴
ポピー(ひなげし)は、花以外にお見どころがたくさんある草花です。
ポピー(ひなげし)のつぼみは、開花前は逆Uの字にうなだれているような姿をしています。
開花間際になると、上を向いて花が開きます。
ポピー(ひなげし)の種
ポピー(ひなげし)は花が終わると、薄紙のような花びらが落ちて中心部分の種が入っているさやが残ります。さやはボタンのようなユニークな形をしています。
種をとりたい場合は、写真のようにボタンに見える上部の部分とさやに隙間ができたら収穫時です。ポピー(ひなげし)の種はとても細かく、一つのさやにたくさんの種が入っています。
▼ポピー(ひなげし)の育て方など詳しい情報はこちら
ポピー
- ポピーは春から初夏にたくさんの花を咲かせるケシ科の草花。ポピーにはたくさんの種類があり、一年草のほか宿根草もあります。種類によって「春に咲くもの」と「初夏に咲くもの」に分かれます。 代表的なものとして、一年草では春に咲くアイスランドポピー、初夏に咲くシャーレーポピー、宿根草ではオリエンタルポピーがありますが、高温多湿に弱いため、どちらかというと寒冷地向きのポピーです。 それぞれに和名や別名を持ち、アイスランドポピーはシベリアヒナゲシ、シャーレーポピーはヒナゲシや虞美人草(グビジンソウ)、コクリコ(フランス語)、オリエンタルポピーはオニゲシとも呼ばれます。 繊細そうに見えますが性質は強健。適した場所に植え付ければ、一年でたくさんの花が次から次へと開花します。無風の日でもゆらゆらと揺れるように咲くポピーの花畑は、癒される美しい空間として親しまれています。 最近は新品種の開発も活発で、グレイッシュな色あい、黒花など、新しい品種が次々と登場しています。
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