グロリオサとは?育て方・栽培方法|植物図鑑

植物名
グロリオサ
学名

Gloriosa

英名
Glory lily
科名
イヌサフラン科(ユリ科に分類されることもある)
属名
グロリオサ属
原産地
アフリカ、熱帯アジア

グロリオサの特徴

グロリオサはイヌサフラン科の多年草です。旧分類ではユリ科とされてきました。地下茎は球根になります。

グロリオサは葉の先端が巻きひげ状になり、他の植物やフェンスなどに絡み付いて生長する特性があります。グロリオサは支柱やフェンス、トレリスなど、絡ませてよいものの側で育てましょう。

グロリオサの花は、6枚の細長い花びらがすべて反り返ったように咲く、独特のフォルムをしています。グロリオサの花びらは厚みがあり、ちょっとした刺激で折れたり傷ついたりしやすいので、気を付けて扱うようにしてください。

花色は赤や黄色、オレンジやピンク、白、グリーンなどもあります。明治の末期に渡来したころは花形が独特なためかほとんど人気はありませんでしたが、近年ではクリスマスや正月を中心に通年切り花として人気があります。切り花用に品種改良がおこなわれ、特に高知県での生産が有名です。

グロリオサの詳細情報

園芸分類 球根
草丈・樹高 1~2m程度
耐寒性 弱い
耐暑性 強い
花色 赤、黄色、オレンジ、ピンク、白、グリーン複色など
開花時期 7~9月

グロリオサの育て方カレンダー

時期 1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
植え付け
肥料
開花

グロリオサの栽培環境

日当たり・置き場所

グロリオサ日当たりのよい場所を好みますが、夏の強い日差しで葉焼けすることがあるので午後の直射日光を避けられる場所が適当です。

用土

グロリオサは水はけよく肥沃な土壌を好みます。

グロリオサの育て方のポイント

水やり

鉢植えのグロリオサは植え付け後はやや多めに水やりし、生育中は鉢土の表面が乾いたら水やりをします。

地植えグロリオサも植え付け後はたっぷりと水やりし、芽吹いてからは自然の雨にまかせます。夏季など乾燥が続いたら、たっぷりと水やりを行います。

鉢植えのグロリオサも地植えのグロリオサも、秋になって葉が黄色く枯れてきたら水やりを中止します。

肥料

生育が早いので芽が10㎝ほど伸びてから開花中までは週に1度薄めた液体肥料を施します。9月以降は翌年に向けて球根を肥大させるために月に2回ほど液肥を施します。

病害虫

害虫はハダニが夏場の高乾燥期に葉裏につきやすくなるため、ときどき葉裏まで霧吹きなどで水をかけましょう。

グロリオサの詳しい育て方

選び方

傷やしわのない白い球根を選びましょう。鉢苗の場合は葉の艶がよく、下葉までついていて変色していないものを選びましょう。

植え付け

グロリオサの植え付けは、球根の先端に芽があるのを確認しながら地温が10度以上になったら行います。

仕立て方

グロリオサは葉の先端の巻きひげで周囲の植物やフェンスに絡み付きます。支柱やフェンス、トレリスなどを用意して、適宜誘引するようにしましょう。

剪定・切り戻し

花が終わったら葉の付け根まで花茎を切り戻します。花がら摘みをすることで、花数を多く楽しめるようになります。

植え替え・鉢替え

グロリオサの植え替えは、春4~5月頃に行います。このとき、球根の新しい芽が出ている方を確認してから植え付けましょう。

グロリオサは7~9月、夏に開花します。

夏越し

グロリオサにとって夏は生育期です。特に必要な夏越しの作業はありません。

冬越し

グロリオサは冬は休眠します。水やりを断って球根を乾かすようにします。

増やし方(株分け、挿し木、葉挿しなど)

グロリオサは分球で増やします。

  • 監修者:LOVEGREEN編集部
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