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リュウビンタイの育て方|植物図鑑

植物名
リュウビンタイ
学名

Angiopteris lygodiifolia

英名
Elephant fern、Mules foot fern
科名
リュウビンタイ科
属名
リュウビンタイ属
原産地
日本

リュウビンタイの特徴

ゴツゴツした株元と、熱帯植物のような葉、ゼンマイのように渦状に伸びる新芽。リュウビンタイはお部屋を「ジュラシック・パーク」気分にさせてくれる、野趣あふれる観葉植物です。

恐竜が闊歩していた森林には、リュウビンタイのような植物が生い茂っていたに違いありません。 リュウビンタイは日本にも自生している着生シダの仲間で、沖縄など温暖な地域の薄暗い森のじめじめした地表や、岩の上に活着して生息しています。

そのため強い日差しや乾燥はNGです。窓からの光で十分に育ちますが、現代住宅は気密性が高いので乾燥に気をつけてください。水はけの悪い用土では根腐れしてしまう一面もあります。

また、プラ鉢などに植えていて、大きくなっても植え替えないでいると株が内側からプラ鉢を圧迫して鉢が割れてしまうことがあるので注意してください。

リュウビンタイの詳細情報

園芸分類 シダ・コケ
草丈・樹高 ~2m
耐寒性 やや弱い
耐暑性 強い

リュウビンタイの育て方カレンダー

時期 1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
植え付け
植え替え
肥料

リュウビンタイの栽培環境

日当たり・置き場所

日光
リュウビンタイは真夏の直射日光に弱いため半日陰で管理してください。
【屋外】
春~秋にかけて屋外で管理することができますが、夏の直射日光を当ててしまうと、刺激が強すぎて葉焼けを起こしてしまうので、50%~75%の遮光をしてください。遮光率はそれぞれの環境に合わせて調整してください。
気温が高ければ高いほど葉焼けは起きやすくなるので、40℃を超える場合は日陰に移すことをおすすめします。
遮光するときに遮光ネットや寒冷紗を使用すると簡単に遮光することができます。遮光ネットと寒冷紗はホームセンターや園芸店だけでなく、100均でも購入することが出来ます。

【屋内】
耐陰性があるので、屋内でも大丈夫です。しかし、日光がよく当たった方が健康な株になるので、なるべく日光が当たる場所に置いてください。
室内だからと言って直射日光を当ててしまうと葉焼けを起こしてしまうので、レースのカーテン越し程度の日光を当てて下さい。

【置き場所】
高温多湿に強く、耐陰性もあるため、室内の日光が入る場所なら大丈夫です。 ただし、エアコンなどの風が直接当たると葉が傷んでしまうので、直接当たらない場所に移動してください。
日光の入る浴室などに置くことも出来ますが、熱いシャワーやカビに注意してください。。

温度

低温に強いという訳ではないので、5℃以下にならない様に気をつけましょう。
ベランダ等で育てられている方は、外の気温が10℃ぐらいから室内に取り込むと安心です。
気温が15℃前後になると成長が緩慢になるようです。

用土

リュウビンタイ は高湿度を好むため、ミズゴケやバークチップ、ベラボンに植え込むと調子がよいです。
屋外で管理する場合も屋内で管理する場合も、用土にカビが発生しないように注意してください。
ミズゴケは常に湿っている状態にしておくと腐敗することがあるので、適度に乾燥するようにしてください。。

リュウビンタイの育て方のポイント

水やり

リュウビンタイは気温が低くなると休眠するので季節や気温(室温)によって水やりのタイミングを変える必要があります。
【気温が15℃以上のとき】
主に春~秋の成長期では土の表面が乾燥したらたっぷりと水を与えるようにします。

【気温が15℃以下のとき】
リュウビンタイは気温が15℃前後を切ってくると成長が緩慢になってきます。そのため、水をあまり必要としなくなるので、水やりの回数を減らします。具体的には、土の表面が完全に乾燥してから2~3日後に水やりをしてください。
リュウビンタイを乾燥させて樹液の濃度を高めることで耐寒性を上げる事が出来ます。
水やりの回数を減らしてリュウビンタイの葉が落ちてきたりするようならば水やりの回数を増やすなど調整してください。

【葉水】
葉水は乾燥を防ぐだけでなくハダニやアブラムシなどの害虫を予防する意味もあるので、毎日1回は霧吹きなどでするようにしましょう。
リュウビンタイは葉にホコリが積もりやすいので、葉水のときに濡らしたティッシュペーパーか、ハンディモップを使って拭いて下さい。

肥料

基本的に肥料は無くても良いのですが、与えた方が成長がはやくなります。
冬場の成長が緩慢になるときに肥料を与えてしまうと肥料焼けをする可能性があるので、春~秋の成長期に与えるようにします。
肥料の種類は適切な濃度に希釈した液肥を10日に1回与えるか、緩効性の置き肥を与えてください。
有機肥料ではなく、化成肥料を使うことでコバエの発生を予防することができます。

病害虫

【ハダニ】
黄緑や赤い体色をした0.5mmほどの小さな害虫です。葉の裏側に潜み吸汁します。ハダニに吸汁された箇所は白い斑点状になるのですぐ分かります。そのまま放置しておくと最悪の場合枯れてしまいます。

【アブラムシ】
アブラムシは2~4mmほどの小さな害虫です。幼虫、成虫ともに葉や蕾を吸汁します。群生していることが多く、早めに対処しないと手遅れになる場合があります。
アブラムシはスス病などのウイルス病の媒介者で、吸汁されてしまうとそこからウイルスがリュウビンタイの中に侵入し、病気を発症させます。
また、小さな株は発症しなくても吸汁されたことで体力がなくなり、そのまま枯れてしまう場合があります。

【カイガラムシ】
3mmほどの小さな虫で、白い綿毛のようなものを背負っています。吸汁して生長していくと、身体からワックスなどを分泌し、身体を守ろうとします。
カイガラムシに吸汁されると株が弱ってしまい、そのまま枯れてしまうことがあります。

【ナメクジ】
葉や花芽など、食べれる場所ならどこでも食害する性質の悪い害虫です。
外に出していると寄ってくる場合があるので、注意してください。
大食漢でもあるので、梅雨時などナメクジが発生しやすい時期は夜に見回りをしてください。
少し食害された程度なら生長に問題はありませんが、小さい株の場合は葉の大半を食害されたり、生長点を食害されると枯れてしまう可能性があります。

【ダンゴムシ】
柔らかい花芽や新葉、根、発芽したての株を食害します。ナメクジより食害される可能性は低いですが、外で管理しており地面の近くにリュウビンタイを置いている場合は注意が必要です。

【バッタ】
イナゴなどのバッタは葉の硬さに関係なく食害します。また、食害する量も多いので気付かないでいると手遅れになっていることがあります。
割り箸などで見つけ次第捕殺してください。防虫ネットも有効です。

リュウビンタイの詳しい育て方

選び方

リュウビンタイを買う時は必ず病害虫に注意してください。
ハダニやアブラムシ等が付着している株を買ってしまうと後々リュウビンタイが弱ってしまったり、最悪の場合他の植物へ付着してしまう可能性があります。

種まき

シダ植物なので種はありませんが、胞子を湿らせたミズゴケなどに蒔くことで発芽する場合があります。
胞子を蒔く場合はなるべく高湿度を保つようにしてください。また、発芽したての株は乾燥に極端に弱いので注意してください。

植え付け

植え付けは4月~9月の暖かい時期に行うのがおすすめです。 7月以降に植え付けを行う場合は猛暑日は避けるようにします。
根が出ていない場合は、根が出るまで常に土が湿っているようにしてください。

剪定・切り戻し

横方向へ葉をひろげていきます。1mほどに達するので、あらかじめ置き場所を検討しておきましょう。あまり剪定を繰り返すと葉が出てこなくなります。枯れた葉を取り除く程度にとどめましょう。

植え替え・鉢替え

リュウビンタイは植え替えをしないでいると鉢が根茎でパンパンになってしまい鉢が壊れてしまいます。
そのため、環境にもよりますが2~3年に1度1回り大きい鉢に植え替えをする必要があります。

花は咲きません。

夏越し

屋外で、気温が40℃以上になった場合は日陰に移動してください。50%~75%程度の遮光をすると葉焼けを防止することが出来ます。
水やりは土の表面が乾いたら夕方~夜にたっぷり与えてください。
午前中に行うと暑くなり煮えてしまいます。 活力剤を1000倍に希釈して水やりの2~3回に1度のペースで行うと夏バテを防止できます。

冬越し

気温が15℃以下になったら生長が緩慢になるので、水やりを土の表面が完全に乾燥してから2~3日後に行うようにしてください。
気温が5℃を切ると枯れてきてしまうので、切らないように10℃前後になったら室内に入れるか、温室内でファンヒーターなどを使って保温してください。
ファンヒーターなど暖房器具を使う場合は火事に注意してください。

増やし方(株分け、挿し木、葉挿しなど)

大きく育ったリュウビンタイの根茎は、うろこのように一片ずつもぐことができます。暖かい時期に、もいだ「鱗片」を使って増やす方法が「鱗片挿し」です。
まず、もいだ鱗片を一晩水に漬けておきます。翌日、湿らせた水苔に包んで植え付け。発根の状態がよく分かるように、上方を切り、底に穴をあけたペットボトルに植えます。
この時、市販の発芽促進剤を添加しておくと効果的です。 水気を切らさず日陰で管理すると、1~2ヵ月で発根、発芽してきます。包んでいた水苔ごと「観葉植物の土」に植え替えましょう。

病害虫の駆除

ハダニアブラムシナメクジカイガラムシダンゴムシはLOVEGREEN内の記事で詳しく紹介しているのでご覧ください!

バッタ、ヤスデ、は見つけ次第割りばしなどを使い捕殺するか、防虫ネットをお使いください。

  • 監修者:LOVEGREEN編集部
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