プリムラマラコイデスの育て方|植物図鑑
- 植物名
- プリムラマラコイデス
- 学名
Primula malacoides
- 英名
- Fairy primrose
- 和名
- ケショウザクラ,オトメザクラ
- 科名
- サクラソウ科
- 属名
- サクラソウ属
- 原産地
- 中国
プリムラマラコイデスの特徴
プリムラ マラコイデスは、花色が豊富でたくさんの花が咲くことから、花壇や寄せ植えに、とても人気のある草花です。プリムラは多年草の品種もありますが、プリムラ マラコイデスは暑さに弱いことから、一年草として扱われています。花の大きさや咲き方、色など、品種が豊富で、毎年新しい品種が創り出されています。
プリムラマラコイデスの詳細情報
園芸分類 | 草花 |
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草丈・樹高 | 20~40cm |
耐寒性 | 強い |
耐暑性 | 弱い |
花色 | 白、ピンク系濃淡、紫系濃淡、淡い黄緑、複色 |
開花時期 | 1月~4月 |
プリムラマラコイデスの育て方カレンダー
時期 | 1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 |
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種まき | ||||||||||||
植え付け | ||||||||||||
開花 |
プリムラマラコイデスの栽培環境
日当たり・置き場所
日当たりが良く風通しのよい場所で管理しましょう。ある程度の寒さには耐えられますが、霜が降りる時期は軒下などで管理した方が安全です。プリムラ マラコイデスは、たくさんの花を楽しむためには、日当たりが肝心です。日光が足りないと、徒長したり花つきが悪くなります。
用土
水はけと保水性を兼ね備えた有機物の多い用土を好みます。
プリムラマラコイデスの育て方のポイント
日常の管理
プリムラ マラコイデスはたくさんの花が咲くので、1月~4月の開花期間中、終わった花がらは花茎ごと摘み取るのが大切な日々の作業です。花がら摘みは灰色かび病の予防にもなります。
水やり
地植えのプリムラ マラコイデスは、根付いてからは水やりの必要はありません。
鉢植えのプリムラ マラコイデスは、冬から春にかけて開花する草花なので、水をあげる時間帯は午前中に渇いたらたっぷりと水やりをします。これは午後に水をあげると、夜までに土が適度に乾かず、その日の晩に霜がおりるような気温になると、根っこが霜でやられてしまう可能性があるからです。
「乾いたらたっぷりと」とは?
乾いたら・・・最初に植えこんで水やりをした時の土の表面をよく見ておいてください。使う土の種類によりますが、黒だったり、茶色だったりと、ダーク系の色のはずです。それが乾いてくると、元の色より白っぽくなります。この状態が「乾いたら」です。
たっぷりと・・・株に、と言うよりは、土の表面に優しく何回かに分けて水をあげると、しばらくすると鉢底から水がこぼれてきます。この状態が土に水がたっぷりと浸透したサインです。
暖かくなると毎朝で大丈夫ですが、冬の水やりは特に上記を意識してみてください。土に注目していると、水をあげるタイミングがわかるようになります。
肥料
肥料は植え付け時に元肥として肥料を混ぜ込みます。花の開花中は、薄めの液体肥料を1週間~10日に1回程度与えて様子を見ましょう。プリムラ マラコイデスは、多花性なので肥料が足りないと花付きに違いが出ます。
病害虫
プリムラ マラコイデスは、比較的、病害虫の少ない草花です。終わった花がらや、枯れた葉、混みあった葉をまめに摘み取ることが病気の予防になります。
病気 灰色かび病
害虫
【ハダニ】
ハダニは、体長0.3mm~0.5mmほどの小さな害虫です。葉の裏側に潜み吸汁します。3月~10月の暖かい時期に発生しやすく、植物の葉から栄養を吸収して弱らせます。ハダニの被害に遭った場所は、葉緑素が抜けた状態になり葉が白っぽくなります。そのまま放置しておくと最悪の場合枯れてしまいます。
【アブラムシ】
アブラムシは、おもに植物の新芽やつぼみに群生して、植物の汁を吸い、生育を阻害します。さらに、ウィルス病を媒介するため植物にダメージを与え、大量のアブラムシに侵された植物はやがて枯れてしまします。早期発見が肝心です。見つけたら駆除していきます。
プリムラマラコイデスの詳しい育て方
選び方
プリムラ マラコイデスは、春の花の中では比較的早くから出回り始める草花です。葉っぱの緑色がきれいで、つぼみのたくさんついた苗を選びましょう。
種まき
プリムラ マラコイデスの発芽適温15~20℃です。プリムラは好光性種子のため、発芽に光が必要です。種に土をかけないようにしましょう。本葉2~4枚になったら、ポット苗に移植して育苗します。
植え付け
夏の暑さが落ち着いて、朝晩が涼しくなったころがプリムラ マラコイデスの定植の適時です。
植え替え・鉢替え
プリムラ マラコイデスは一年草扱いのため、植え替えの必要はありません。
花
プリムラ マラコイデスの花は早春から4月ごろまで、たくさんの花が開花します。
夏越し
プリムラ マラコイデスは一年草扱いのため、夏越しの必要はありません。
増やし方(株分け、挿し木、葉挿しなど)
プリムラ マラコイデスは、種で増やすことができます。