イソギクの育て方・栽培方法|植物図鑑
- 植物名
- イソギク
- 学名
Chrysanthemum pacificum
- 英名
- Grand soleildor
- 和名
- 磯菊
- 科名
- キク科
- 属名
- キク属
- 原産地
- 日本
イソギクの特徴
イソギクは、キク科キク属の多年草。千葉から静岡の太平洋側の海岸、伊豆諸島の岩場に自生しています。磯菊の名の通り、磯を好んで自生することが名前の由来です。
イソギクは、草丈30~40cm、葉は厚く、縁に浅い切れ込みがあり、裏に短い毛が密集して銀白色をしています。葉の表に裏の密集した毛がはみ出し、まるで白く縁取りされているように見える、美しい葉です。葉が互生する様子を上から見ると、放射状に広がってバラの花のようです。葉の中心に集まって咲く花は、色は黄色、筒状花のみで構成されているので、花びららしい花びらはなく、茎の先にポンポンと黄色の毛玉が乗っているようなかわいらしさがあります。
花と葉の色のコントラストが美しく、潮風にも強く、荒地でも育つほど丈夫なことから、園芸植物として人気があり、お庭や花壇、庭園などに植えられています。
イソギクの詳細情報
園芸分類 | 草花 |
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草丈・樹高 | 30~40cm |
耐寒性 | 普通 |
花色 | 黄 |
開花時期 | 10月~12月 |
イソギクの育て方カレンダー
時期 | 1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 |
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開花 | ||||||||||||
植え付け | ||||||||||||
植え替え |
イソギクの栽培環境
日当たり・置き場所
日当たりと風通しの良い場所を好み、蒸れを嫌います。
用土
水はけの良い土壌を好みます。
鉢植えは、市販の園芸用培養土で問題なく育てられます。
イソギクの育て方のポイント
水やり
地植えは、根付いてからは降雨に任せます。極端に乾燥が続いたようなときは、様子を見て水やりしましょう。
鉢植えは、表土が乾いたらたっぷりと水やりしましょう。
肥料
植え付け時に元肥を施し、その後は生育の様子を見て、花付きが悪くなってきたようなときに施肥を行ってください。
病害虫
目立った病害虫の被害はありません。
イソギクの詳しい育て方
選び方
葉に変色がなく、色つやの良いものを選びましょう。花芽が上がっていれば、購入後すぐに花を楽しめます。
植え付け
植え付け適期は、3月~4月です。春の気候の良い時に植え付け、秋の開花期までに株をしっかりと根付かせます。植え付け後は根と土をなじませるように、たっぷりと水やりしましょう。
剪定・切り戻し
花が終わったら、茎を葉のある部分まで切り戻します。
植え替え・鉢替え
植え替え適期は、3月~4月です。鉢底から根が見えるようになったら、一回り大きな鉢に植え替えましょう。植え替え後は、たっぷりと水やりしましょう。
花
イソギクは、10月~12月に黄色のポンポンとした花を咲かせます。
冬越し
冬は、地上部が枯れたようになって越冬します。特に必要な冬越しの作業はありません。
増やし方(株分け、挿し木、葉挿しなど)
株分けで増やすことができます。