ビオラの育て方|植物図鑑

植物名
ビオラ
学名

Viola x wittrockiana

英名
Viola
和名
ビオラ
科名
スミレ科
属名
スミレ属
原産地
ヨーロッパ

ビオラの特徴

ビオラは開花期間がとても長く、適切な手入れをすれば次々と花が咲くので、初心者でも育てやすい春の一年草です。品種や色数が豊富で、毎年新品種が作りだされています。最近は個人育種家の方々の交配ビオラも人気です。

ビオラの花径は小輪で2cm~3cm、中輪で3cm~4cm。パンジーと比べて小ぶりなのが特徴です。最近は品種改良が進み、小指の爪くらいの極小輪サイズのものもあります。

ビオラの詳細情報

園芸分類 草花
草丈・樹高 15cm~20cm
耐寒性 強い
耐暑性 弱い
花色 紫、白、ピンク、オレンジ、黄色、アプリコット色、黒、茶、赤、複色など
開花時期 10月~5月

食べられる花~エディブルフラワーとしてのビオラ

ビーツとビオラ

最近食べられるお花「エディブルフラワー」としても人気のあるビオラ。実際に食べてみると、香りと味はごく繊細で、際立った主張もないため食べやすく、料理にもスイーツにもどちらにも合います。

栄養も野菜と同じようにあります。繊維質が豊富でβカロテンはなんとトマトの4倍もあるそうです。可愛らしくて、栄養も豊富とあれば、是非食卓に取り入れたいですね。

エディブルフラワーとしてビオラを取り入れる際の注意点
園芸用として市販されているビオラは、食用には向きません。販売されている時に「食用」もしくは「エディブルフラワー」の記載があるものを購入しましょう。

見た目には同じビオラでも、栽培される際に使われる薬剤が食用と観賞用のビオラでは違うことがあります。

 

ビオラの育て方カレンダー

時期 1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
種まき
植え付け
肥料
開花

ビオラの栽培環境

日当たり・置き場所

ビオラは地植えでも鉢植えでも栽培可能です。日光を好むため、風通しと日当たりの良い場所で育てましょう。日当たりは花数に影響します。必要な光が足りないと、ヒョロヒョロと徒長し、病害虫の被害にあってしまう可能性が高くなります。

用土

ビオラは、水はけが良いながらも保水性も適度にある土が適しています。プランター栽培では、草花用の培養土でも問題なく育ちます。植え付けの際は、必ず元肥を入れてから植えましょう。

ビオラの育て方のポイント

水やり

ビオラは冬から春にかけて開花する草花です。水やりは午前中に、鉢の表面が渇いたら鉢底から水が流れ出るくらいたっぷりと与えます。午後の水やりは、夜までに土が適度に乾かず、晩に霜が降りるような気温になると、根が霜でやられてしまう可能性があるので注意しましょう。

肥料

ビオラは半年以上咲き続けるため、その分、肥料が必要です。植え付け時には元肥を入れ、開花中は定期的に追肥します。最近の培養土は元肥入りの商品も多いため、植え付け時に確認しておき、追肥を開始するタイミングを決めましょう。

ビオラの追肥は、液体肥料固形肥料のどちらでも構いません。それぞれ商品によって与える頻度が変わるので、使う肥料にあわせて追肥しましょう。

肥料は足りなくても与えすぎでもビオラにとってストレスになります。適量を適切なタイミングで与えると、たくさんの花を楽しむことができます。

病害虫

肥料のやりすぎや苗が弱り気味になると、アブラムシがつくことがあります。花がらをまめに摘み、葉っぱが密集してきたら少しすいてやり、常に風通しの良い状態で管理します。こまめに株をチェックして、発見したら早めに対処しましょう。

ビオラの詳しい育て方

選び方

葉の色がきれいな緑で徒長していないビオラを選びましょう。咲いている花の多さより、つぼみがたくさんついている苗を選ぶと長く楽しむことができます。

種まき

種まきの準備
種を購入したら、まずは冷蔵庫の野菜室に入れて保管します。一度寒さを感じさせると、それぞれの種の発芽がそろいやすくなる効果があります。

ビオラの種まきはいつ?
1.8月後半から9月中旬までに種をまく
種まきに慣れた中級ガーデナー向きです。早くまくので10月ごろに一番花が開花します。ただし、そもそものビオラの発芽の適温より高い時期にまくため、発芽するまで冷房の効いた部屋で管理したり、発芽率自体にもバラつきがあったり、病気も出やすいので管理には工夫が必要です。

2.9月中旬ごろから下旬までに種をまく
一番スタンダードなビオラの種まきシーズンです。一番発芽率が良いので、はじめてビオラを種から育てる方はこの時期にまくのがおすすめです。早いと一番花が年内に咲き始めます。

10月以降でも気温が下がりすぎなければ種をまくことは可能ですが、開花がかなり遅くなります。

ビオラの種はどうやってまく?

ビオラの芽

たくさんの苗が必要な方は、育苗トレーなどの箱状のものやピートバンなどの種まき専用の商品にまいてから、本葉が2~4枚になったらポット苗に移植します。

少ない苗数が必要な時は、ポットやそのまま土に埋められる種まき専用商品などに種をまき、良い芽を残して間引いてから、定植まで育てる方が移植の手間がないので簡単です。

種まきには清潔な土を使いましょう。種まき専用の土も販売されています。ポット苗のポットを使いまわす場合は、必ずきれいに洗ってから使用しましょう。ポットの代わりに新聞紙や紙コップに穴をあけたものでも代用可能です。

植え付け

ビオラは地植えでも鉢植えでも栽培可能です。ビオラは太陽が大好きな草花です。風通しと日当たりの良い所で育てましょう。日当たりは、花の数にも影響し、光が足りないと、ヒョロヒョロと徒長し病害虫の被害にあう可能性が高くなります。

1株で植えるなら、もともとのポット苗よりひと回り大きい鉢を選びましょう。土は自分で配合するというやり方もありますが、ひと鉢だけなら花用の培養土として販売されているものがおすすめです。開花期間が長い草花なので、必ず元肥を入れて植え付けましょう。

ポット苗に植わっているビオラの土とちょうど同じくらいの深さに土を掘って植え付けます。鉢植えのビオラはいつでも植え付けが可能ですが、地植えのビオラは霜が降りる季節より前か、霜が降りなくなってからのどちらかに植え付けましょう。

仕立て方

ビオラ

ビオラは庭や花壇の植栽の他、同じ季節に咲く春の草花との寄せ植えの素材としても人気です。

剪定・切り戻し

ビオラは一年草なので大幅な剪定は必要ないですが、葉が混みあいすぎたら風通しの良い苗にするために少し剪定してもよいでしょう。花の開花時期後半に大幅に切ると、花芽がなくなってしまうので注意しましょう。基本的には花がらをまめに摘むことが大切です。

ただし、最近のビオラの流通は、まだ真夏日になる日もある10月前半から始まります。ビオラにとって暑すぎる気候だと、苗がどうしても徒長気味になります。そうした状態になった場合のみ年内くらいまでに一度切り戻しをしてみるのもよいでしょう。

ビオラ寄せ植え

ビオラは秋から春まで非常に長い期間、開花します。花をたくさん咲かせるために大切なことは、花がら摘みをこまめに行うことです。

花がらとは咲き終わった花のことです。花がらをそのままにしておくと、植物としては花を咲かせることより次の世代を残すことが重要なため、種をつけることにエネルギーが回ります。それを避けるため、花がらをどんどん摘み、次の花を咲かせていきます。花がら摘みをするとしないのとでは、花数と花の開花期間にかなりの差が出ます。

収穫

ビオラの花は切り花にもなり、生花として流通もしています。

夏越し

ビオラは湿度と暑さに弱いため、梅雨前くらいまでで寿命を終えるので、夏越しの必要はありません。

冬越し

ビオラは寒冷地以外は外で越冬可能です。

冬の低温期
花が少ないけれど、ひとつの花が咲いている期間が長いのが冬のビオラの特徴です。外の気温が冷蔵庫のような気温なので、花を冷蔵保存しているようなものです。買った時はたくさん花が咲いていたのに、しばらくすると花が咲かなくなったと心配になるのもこの季節ですが、適切な管理をしているのなら問題がありません。春暖かくなると、続々と開花が始まります。

増やし方(株分け、挿し木、葉挿しなど)

ビオラは種を収穫して増やします。種を採りたい場合は、終わった花をそのままにしておくと、しばらくすると種ができます。

  • 監修者:LOVEGREEN編集部
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