クリスマスホーリー(西洋ヒイラギ)とは?育て方・栽培方法|植物図鑑

植物名
クリスマスホーリー(西洋ヒイラギ)
学名

Ilex aquifolium(西洋ヒイラギ)

Ilex cornuta(シナヒイラギ)

Ilex opacaアメリカヒイラギ)

英名
European holly、Christmas holly
和名
西洋柊
科名
モチノキ科
属名
モチノキ属
原産地
アジア、アフリカ、ヨーロッパ

クリスマスホーリー(西洋ヒイラギ)の特徴

クリスマスの季節に鉢物や切り花として出回るクリスマスホーリー(西洋ヒイラギ)は、モチノキ科の常緑樹です。

名前にヒイラギとありますが、節分に使われるヒイラギはモクセイ属、クリスマスホーリーはモチノキ属なので、分類としては違う植物です。和名の「西洋ヒイラギ」は、ギザギザの葉がヒイラギの葉に似ていることにちなみます。ギザギザした葉は年月を経ると少なくなるため、樹齢によって葉の形状に違いがあります。

丈夫で育てやすく萌芽力があるので、庭木のほか生け垣として使われることもあります。春から初夏にかけて白い花が開花し、晩秋に赤い実がなります。

ちょうど実が赤く色づくのが晩秋のため、クリスマスの季節に鉢ものや生花として流通し、アレンジやリースの花材としてもよく利用されています。

ホーリーとはモチノキ属の植物(Ilex)のことです。本来はクリスマスホーリーというと西洋ヒイラギのことをさしますが、クリスマスホーリーの名で流通しているのは、シナヒイラギなどIlex類の総称として出回っているようです。育て方にさほど違いがあるわけではありませんが、葉の形や最終樹高が違います。

クリスマスホーリー(西洋ヒイラギ)の詳細情報

園芸分類 庭木、常緑
草丈・樹高 5~8m
耐寒性 普通
耐暑性 普通
花色
開花時期 4月~5月

クリスマスホーリー(西洋ヒイラギ)の育て方カレンダー

時期 1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
開花
植え付け
肥料

クリスマスホーリー(西洋ヒイラギ)の栽培環境

日当たり・置き場所

クリスマスホーリー(西洋ヒイラギ)は、半日以上は日が当たる風通しの良い場所に植えましょう。日光が足りないと、花が少ない=実が少なくなります。また、実の色づきも悪くなります。ただし、夏の直射日光が強すぎると、葉焼けしてしまうので注意しましょう。

鉢植えでも育てられないことはありませんが、どちらかと言うと地植え向きです。

用土

極端な乾燥を嫌い、湿り気のある土を好みます。水はけ、水保ちの両方が良い土が適しています。

クリスマスホーリー(西洋ヒイラギ)の育て方のポイント

水やり

地植えのクリスマスホーリー(西洋ヒイラギ)は、水保ちの良い場所に植えてあるなら、水やりの必要はありません。

鉢植えは、乾燥に弱いので特に夏の水切れに注意しましょう。

肥料

肥料が足りないと勢いが衰えます。寒肥として油粕、堆肥などを株から少し離れた所に与えます。

病害虫

病害虫には強いほうですが、カイガラムシがつくことがあります。

クリスマスホーリー(西洋ヒイラギ)の詳しい育て方

選び方

虫食いあとなどのないきれいな葉が株元までついているものを選びましょう。斑入りなど、園芸品種も多くあります。

クリスマスホーリーとして流通している鉢ものは、西洋ヒイラギだけでなく、その他のIlexもあるようです。葉の形が違うほか最終樹高に違いがあるので、プランツタグなどで学名や樹高などを確認するとよいでしょう。

チャイニーズホーリー シナヒイラギ

チャイニーズホーリー(シナヒイラギ)

仕立て方

クリスマスホーリー(西洋ヒイラギ)は、自然樹形のほか、萌芽力が良いため生垣としても利用されています。

剪定・切り戻し

自然樹形として育てるか、生垣として利用するかによって剪定は変わります。

生垣は、年に2回春と秋に刈り込んで、生垣が乱れないように管理していきます。

自然樹形は、混みあった枝などの剪定にとどめます。クリスマスホーリー(西洋ヒイラギ)の花芽は10月~3月にかけて形成され、4月~5月に白い花が開花し、その後結実し晩秋に赤く色づきます。花後に大幅な剪定をすると、実は楽しめないので注意しましょう。

植え替え・鉢替え

鉢植えは、2~3年に1回、一回り大きな鉢に植え替えましょう。

4月~5月に白い花が開花し、秋に実が赤く色づきます。

夏越し

クリスマスホーリー(西洋ヒイラギ)は、真夏の強い直射日光は苦手です。鉢植えは半日陰に移動しましょう。地植えは移動することができないため、夏の日差しの当たり加減を考えた場所に植え付けましょう。

  • 監修者:LOVEGREEN編集部
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