オミナエシ(女郎花)とは?育て方・栽培方法|植物図鑑

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植物名
オミナエシ(女郎花)
学名

Patrinia scabiosifolia

英名
Golden lace
和名
女郎花
科名
スイカズラ科
属名
オミナエシ属
原産地
日本、中国、東シベリア

オミナエシ(女郎花)の特徴

オミナエシ(女郎花)は、秋の七草の1つとして古くから愛されてきたスイカズラ科多年草です。日当たりの良い草地に群生し、小さな黄色の花が夏から秋にかけて開花、切り花としても利用されています。丈夫で一度植え付ければ放任で育ち、夏から秋にかけて花が咲き続けるので、広い庭などに使うと効果的な素材です。

オミナエシ(女郎花)の名前は、「女」という意味の「オミナ」と、古語の 「圧(へし)」が変化した「エシ」が合わさってつけられたと言われています。女性の美しさが負けてしまうほど美しい花(女性を圧倒するほど美しい花)という意味が込められています。

秋に植える花|多年草オミナエシ

また、オミナエシ(女郎花)の黄色い小さな花が集まって咲いている様子が穀物の粟に似ていることから、「粟花」や「粟米花」とも呼ばれることもあります。昔は、男性は白い飯を食べ、女性は黄色い粟の飯を食べていたため、粟飯が女飯(オミナメシ)と呼ばれていたこともあり、黄色い粟飯(オミナメシ)の見た目にオミナエシの花が似ていることから、「オミナメシ」→「オミナエシ」と言われるようになったという説もあります。

オミナエシ(女郎花)の詳細情報

園芸分類 草花
草丈・樹高 100~150cm
耐寒性 強い
耐暑性 強い
花色 黄色
開花時期 7月~10月

オミナエシ(女郎花)の花言葉

 

オミナエシ(女郎花)の育て方カレンダー

時期 1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
植え付け、植え替え
開花

オミナエシ(女郎花)の栽培環境

日当たり・置き場所

オミナエシ(女郎花)は、日当たりと風通しの良い場所を好みます。明るめの半日陰程度なら栽培可能ですが、日当たりは花つきに影響します。

用土

水はけが良く、適度な湿り気のある土を好みます。一般的な草花が咲いている土ならそのまま植え付け可能です。

鉢植えの場合は、草花用の培養土で栽培可能です。

オミナエシ(女郎花)の育て方のポイント

水やり

地植えのオミナエシ(女郎花)は、植え付け時以外は水やりの必要はなく降雨にまかせます。地面が割れるほどの日照りの場合は朝に水をたっぷりと与えましょう。

鉢植えは、鉢の表面が乾いたら鉢底から流れ出るくらいたっぷりと与えましょう。

肥料

過肥は好みません。一般的な草花が咲いている自然の循環ができている土なら肥料は特に必要ありません。与える場合は、元肥として緩効性肥料を混ぜ込みながら植え付けます。

鉢植えは、植え付け時に元肥を施します。その後、開花が終わった後に緩効性肥料を施します。

病害虫

目立った病害虫の害はありません。

オミナエシ(女郎花)の詳しい育て方

選び方

葉の色がきれいで、ぐらついていない苗を選びましょう。

種まき

直まきか育苗ボックスにまいて本葉が2~3枚になったらポット苗に移植します。

または、ポットに種をまいて良い芽を残して育苗すると移植の手間が省けます。

種をまいたら軽く覆土し、土が乾燥しすぎないようにしながら発芽を待ちましょう。

植え付け

春が植え付け適時です。オミナエシ(女郎花)は、草丈、横張りとも大きくなるため、株と株の間は広めに取りましょう。

仕立て方

株がぐらつくようなら支柱で保護すると倒伏の防止になります。

摘芯(摘心)・摘果

必ずやらなければならない作業ではありませんが、6月頃に株を摘心しておくと草丈をおさえることができます。

植え替え・鉢替え

鉢植えのオミナエシ(女郎花)は、1年に1度、3月~4月に一回り大きな鉢に植え替えましょう。

オミナエシ

オミナエシ(女郎花)は、夏から秋にかけて開花します。花が終わっても色を保つので長い間楽しむことができます。

収穫

種を採りたい場合は、開花した花をそのままにして果実が茶色くなった頃に収穫します。

冬越し

花がひと通り終わった晩秋に株元で切り戻します。冬は生長が止まりますが、春になると再び株元から芽吹きます。鉢植えは、冬の間も土が乾いたら水やりを続けます。

増やし方(株分け、挿し木、葉挿しなど)

株分けと種まきで増やすことができます。

オミナエシ(女郎花)は、地下茎で増える性質があります。元株の近くから発芽するので、増やしたくない場合は整理しましょう。

  • 監修者:LOVEGREEN編集部
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