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クルクマとは?育て方・栽培方法|植物図鑑

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植物名
クルクマ
学名

Curcuma

英名
Siam tulip
和名
クルクマ
科名
ショウガ科
属名
クルクマ属
原産地
タイ

クルクマの特徴

クルクマは、ショウガ科クルクマ属の多年草。クルクマ属の総称で、根が発達した根茎をなしているのが特徴です。クルクマは根から黄色の染料が取れることから、アラビア語で黄色という意味の「クルクン」が名前の由来になっていると言われています。スーパーフードとして知られているウコンはクルクマの仲間です。

花のように見える色鮮やかな部分は苞葉、花はその中に小さく咲いています。上部の苞葉は四方に広がり美しいフォルムをしていますが、花は咲きません。この苞葉部分を便宜上花と呼んでいます。花のように見える苞葉は色鮮やかで美しく、1か月以上も楽しめます。

クルクマの開花時期は夏です。鉢植えでも切り花でも流通しており、どちらも長持ちすることから人気があります。花色は、ピンク、白、グリーンなど。矮性種から草丈50cm位になるものまで種類も豊富です。

 

クルクマの詳細情報

園芸分類 草花
草丈・樹高 15~50cm
耐寒性 弱い
耐暑性 強い
花色 白、ピンク、グリーン
開花時期 7月~9月

クルクマの種類

ウコン

学名:Curcuma longa

ウコンはターメリックとも呼ばれ、スパイスや染料、薬用として親しまれています。

クルクマの種類

クルクマ・シャローム

学名:Curcuma alismatifolia

クルクマ・シャロームは、Curcuma alismatifolia の流通名。蓮を思わせるような花が美しい品種です。

クルクマ・ペティオラータ

学名:Curcuma petiolata

クルクマ・ペティオラータは、観賞用に栽培されるクルクマ。切り花でも流通の多い種類です。

クルクマの花言葉|種類、特徴、色別の花言葉

クルクマとウコンの違いは?

クルクマとウコンは、同じショウガ科クルクマ属の多年草。つまり、ウコンはクルクマです。

ウコンはターメリックとも呼ばれ、カレーを始めとする様々な料理に利用されるスパイスであり、染料として使用される他、薬用植物としても有名です。日本には18世紀に渡来したとされています。現在に至るまでに栽培の過程で様々な呼び名で呼ばれてきたので名前が複雑になっていますが、クルクマとウコンは同種の植物です。

クルクマの育て方カレンダー

時期 1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
開花
植え付け

クルクマの栽培環境

日当たり・置き場所

日当たりの良い場所を好みます。

日本の冬の寒さが苦手です。秋から冬は日当たりの良い室内で管理し、気温が15℃以上になったら屋外に出しましょう。

品種によっては直射日光を嫌うものもあります。葉焼けを起こすような場合は、半日陰に移動させるか寒冷紗などで日よけをしましょう。

温度

気温が15℃以下にならないように管理します。

用土

有機質の多い土を好みます。植え付け時に元肥を混ぜるとよいでしょう。

鉢植えは、市販の園芸用培養土で問題なく育てられます。

クルクマの育て方のポイント

日常の管理

生長期の夏は、乾かないように水やりをしましょう。秋から春は様子を見ながら、控えめに水やりします。

水やり

夏の間は水を切らさないように管理します。表土が乾ききってしまうことを嫌がるので、その前に与えます。鉢植えの場合は下から水が出てくるくらい与えてください。

真夏は早朝か夕方に水を与えるようにします。特に乾燥が続く時期は一日2回与えても問題ありません。真夏の日中は鉢の中の水分が高温になり、根に負担をかけるので注意しましょう。

肥料

春の植え付け時に有機肥料や腐葉土を漉き込みます。植え付け後は特に必要ありません。

病害虫

目立った病害虫の害はありません。

クルクマの詳しい育て方

選び方

鉢植えは、葉の根元が太く、葉のグリーンが濃くきれいなものが良い株です。

球根は、大きくて傷のないものを選びましょう。

植え付け

植え付けは4月~5月が適期です。気温が安定して15℃以上になったら植え付けます。

仕立て方

太陽に向かって真っすぐに花茎を伸ばす植物です。台風の前など強風が心配な場合は支柱をたてるなどして支えるようにしましょう。

剪定・切り戻し

花が枯れたら、花茎を付け根から切り取ります。

植え替え・鉢替え

4月~5月、気温が安定して15℃以上になったら、1回り大きな鉢に植え替えます。

クルクマ

クルクマの開花期は7月~9月。夏の暑い時期に花の盛りを迎えます。

夏越し

夏はクルクマにとって生長期です。水を切らさないように注意しましょう。

冬越し

10月~11月の地上部が枯れる前に掘り上げます。掘り上げた球根は乾燥させ、バーミキュライトに包み、日光が当たらない暖かい場所で保管します。

鉢植えは室内に取り込み、15℃以下にならない日当たりの良い場所で管理しましょう。

増やし方(株分け、挿し木、葉挿しなど)

株分けで増やすことができます。春の植え替え時にハサミで球根を切り分けます。

  • 監修者:LOVEGREEN編集部
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