ヘメロカリスとは?育て方・栽培方法|植物図鑑

植物名
ヘメロカリス
学名

Hemerocallis

英名
Daylily
和名
忘れ草
科名
ワスレグサ科
属名
ワスレグサ属
原産地
アジア東部

ヘメロカリスの特徴

ヘメロカリスは、ユリに似た形の花を咲かせるワスレグサ科の多年草。とても丈夫でそれほど土壌を選ばずに次々と花を咲かせます。あまり手がかからず育てやすい庭植え植物として重宝されています。

ヘメロカリスの花期は、初夏から夏。英名ではDaylily(デイリリー)と呼ばれるのですが、花の形がユリに似ていることと、花が咲いたら1日でしぼんでしまう一日花であることからその名が付きました。一日花ではありながら、1本の花茎にたくさんのつぼみをつけてどんどん咲くため、開花期が長い特徴があります。品種によって早咲きと遅咲きが異なるので、色々植えると順番に咲いて長い期間楽しむことができます。

花色は赤、ピンク、オレンジ、黄色、白、複色などがあり、日本にも自生して古くから親しまれています。暑さ寒さに強く、冬には地上部を枯らした状態で越冬して春に再び芽吹きます。品種によっては常緑で冬を越すものもあります。一度植えると長い間植えっぱなしで毎年咲いてくれるのでガーデニング初心者にもおすすめの植物です。

▼ヘメロカリスの花言葉はこちら

ヘメロカリスの詳細情報

園芸分類 草花
草丈・樹高 30cm~120cm
耐寒性 強い
耐暑性 強い
花色 赤、ピンク、オレンジ、黄色、白、複色など
開花時期 5月~8月頃

ヘメロカリスの育て方カレンダー

時期 1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
開花
植え付け、植え替え
肥料

ヘメロカリスの栽培環境

日当たり・置き場所

ヘメロカリスは、日当たりを好みます。半日陰でも育てられますが、日当たりが良い方が花がたくさん咲きます。

用土

水はけが良い土を好みます。

地植えの場合は、植える場所に事前に腐葉土などを混ぜ込んでおきましょう。

鉢植えの場合は、市販の草花用の培養土で問題なく育ちます。

 

ヘメロカリスの育て方のポイント

水やり

地植えの場合は、根付いた後はそれほど水やりは必要ありません。真夏に雨が降らない日が続いて乾燥するときは水やりしましょう。

鉢植えの場合は、土の表面が乾いたらたっぷりと水やりします。寒くなってきたら水やりの回数を減らし、冬の間も乾燥気味に水やりを続けます。

肥料

植え付ける時に元肥を土に混ぜ、春と秋に適量追肥します。

病害虫

アブラムシがつきやすいため、見つけたらすぐに対処しましょう。

特別かかりやすい病気はありません。

ヘメロカリスの詳しい育て方

選び方

イキイキした葉がたくさん出ていて、株がしっかりしている苗を選びましょう。虫がついていないかも確認します。

植え付け

植え付けの適期は春か秋です。

地植えの場合、植える場所に腐葉土と元肥を混ぜ込んでから植えます。

鉢植えの場合、購入時のポットより二回りくらい大きい鉢に、市販の草花用の培養土を使って植えましょう。

植え替え・鉢替え

地植えの場合は、特に植え替える必要はありませんが、株が混み合って生長が悪くなり、花が咲かなくなってきたら、春か秋に株分けして再び植え付けましょう。

鉢植えの場合は、根が窮屈になったらさらに二回りくらい大きい鉢に植え替えるか、株分けして二つの鉢に新しい土を使って植え替えます。

ヘメロカリス 育て方 特徴

ヘメロカリスの花は、5月~8月頃に咲きます。品種によって咲く時期や花色が異なります。

 

ヘメロカリス 育て方 特徴

咲いた花は1日でしぼんでしまうので、咲き終わった花だけ取り除きます。1本の花茎にいくつかの花がつくので、その茎の全部の花が咲き終わったら、花茎ごと切り取りましょう。

夏越し

ヘメロカリスは暑さに強いため、特別な夏越し対策は必要ありません。

真夏の水やりは、早朝か夕方以降の涼しい時間帯に行いましょう。何日も雨が降らない日が続く場合は、地植えのヘメロカリスにも水やりをしましょう。

冬越し

ヘメロカリスは寒さに強いため、特別な冬越し対策は必要ありません。寒くなると地上部が枯れるので、短く刈り込んでおきましょう。

増やし方(株分け、挿し木、葉挿しなど)

株分けで増やすことができます。株分けの適期は、春か秋です。

  • 監修者:LOVEGREEN編集部
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