キャットミント(ネペタ)とは?育て方・栽培方法|植物図鑑
- 植物名
- キャットミント(ネペタ)
- 学名
Nepeta
- 英名
- Nepeta
- 和名
- 犬薄荷(イヌハッカ)
- 別名・流通名
- キャットニップ
- 科名
- シソ科
- 属名
- イヌハッカ属
- 原産地
- ヨーロッパ
キャットミント(ネペタ)の特徴
キャットミント(ネペタ)は、ミントに似た清涼感のある香りがするシソ科の宿根草です。ハーブとして料理や薬草として利用されてきたのは、キャットニップ(Nepeta cataria)と呼ばれる種類です。
とても丈夫で開花期間が長いため、夏から秋にかけての花壇や寄せ植えに活躍し、鑑賞用に改良されたキャットミントが多数流通しています。横に広がるように生長するのでグランドカバーとしても利用されています。
キャットミント(ネペタ)の詳細情報
園芸分類 | 草花 |
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草丈・樹高 | 20~100cm |
耐寒性 | 強い |
耐暑性 | 強い |
花色 | 紫、ピンク、白 |
開花時期 | 4月~10月 |
キャットミント(ネペタ)の育て方カレンダー
時期 | 1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 |
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植え付け | ||||||||||||
開花 |
キャットミント(ネペタ)の栽培環境
日当たり・置き場所
日当たりと風通しの良い場所を好みます。
用土
キャットミントは、水はけが良ければやせ地でも栽培可能な草花です。鉢植えは、草花用やハーブの培養土で問題なく育ちます。
キャットミント(ネペタ)の育て方のポイント
水やり
地植えは、根付いてからは水やりの必要はありません。雨が少なく土が極端に乾燥する場合は、水やりをしましょう。
鉢植えは、土の表面が乾いたら鉢底から水が流れ出るくらいたっぷりと与えます。
肥料
肥料は少なめでも育ちます。春と秋に草花やハーブ用の緩効性肥料を規定より少なめに与えて様子を見ながら追肥しましょう。
病害虫
蒸れや過湿に弱く、株が蒸れると灰色かび病にやられることがあります。切り戻しや適度な水やりを行い、株が蒸れない工夫をしましょう。
キャットミント(ネペタ)の詳しい育て方
選び方
株元まできれいな葉がついているつぼみの多い苗を選びましょう。たくさんの種類があり、種類によって矮性のものから高性のものまで様々です。どこに植栽するかによって、品種を選びましょう。矮性種のキャットミントは、グランドカバーとして使うこともできます。
種まき
キャットミントは交雑しやすい性質のため、種を収穫してまいても親の株と同じ花が咲かない可能性もあります。
種まきは4月から5月の気温が20℃くらいが適期です。箱などにまいて軽く土をかけ、土を乾かさないように管理しながら明るめの日陰で発芽を待ちましょう。本葉4枚程度になったら鉢上げします。もしくは、ポットに直接まいて、良い芽を残して育苗すると移植の手間が省けて手軽です。
植え付け
春と秋の陽気の良い時期ならいつでも植え付け可能です。
剪定・切り戻し
開花期間の長い草花なので、梅雨に入ったら株を全体的に切り戻します。それ以外でも花が一通り終わった時に切り戻しておくと、しばらくすると返り咲きます。
植え替え・鉢替え
鉢植えは、一年に一度一回り大きな鉢に植え替えるか、株分けを行いましょう。
花
キャットミントの花は、初夏から秋まで長期間開花します。花が終わったら、こまめに花茎を剪定しておくと、次の花芽ができやすくなります。メンテナンスをするとしないとでは、ワンシーズンに咲く花数に違いが出ます。
夏越し
梅雨入りの頃に株の半分程度で切り戻しを行います。
冬越し
冬前に地際でバッサリと剪定します。冬は生長が止まりますが、春になると再び芽吹きます。
増やし方(株分け、挿し木、葉挿しなど)
株分け、挿し芽、種まきで増やすことができます。