アサギリソウとは?育て方・栽培方法|植物図鑑

植物名
アサギリソウ
学名

Artemisia schmidtiana

英名
Silvermound artemisia
和名
朝霧草
科名
キク科
属名
ヨモギ属
原産地
本州(北陸、東北)、北海道、樺太、千島

アサギリソウの特徴

アサギリソウは、細かい繊細なシルバーリーフが美しい多年草。「アサギリソウ」の名前の由来は、朝霧が煙っているように見える、こんもりとした銀色の草姿にあるそうです。株がある程度育つと、ヨモギの花に似た形の黄緑色の花を咲かせます。草丈は20~30㎝ほどで、株幅は50㎝以上になることがあります。高温多湿が苦手な性質ですが、適した環境であればこんもりと茂り、美しい草姿を楽しめます。どちらかというと、花よりも葉の色や草姿を楽しむ植物です。

アサギリソウの詳細情報

園芸分類 草花
草丈・樹高 20~30㎝
耐寒性 強い
耐暑性 普通
花色 黄緑色
開花時期 8月~9月上旬

 

アサギリソウの育て方カレンダー

時期 1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
植え付け
植え替え
開花
肥料
株分け
挿し木

アサギリソウの栽培環境

日当たり・置き場所

アサギリソウは、日なた~半日陰の風通しの良い場所を好みます。日陰でも枯れることはありませんが、間のびしてしまったり、状態がよく育たないのでおすすめしません。

真夏は一日中直射日光が当たる場所というよりは、明るい日陰になるくらいの場所で育てると葉が美しく育ちます。

高温多湿に弱いので、鉢植えなら、梅雨の時期は雨が避けられる場所、夏場は半日蔭の場所で管理します。

温度

アサギリソウは暑さと蒸れに弱いので、株元の枯れ葉をこまめに取り除いたり、刈り込んで風通しを良くしましょう。

用土

アサギリソウは水はけと通気性の良い土に植えます。市販の草花用培養土で問題なく育ちます。

アサギリソウの育て方のポイント

水やり

アサギリソウは多湿が苦手なので、やや乾かし気味に管理します。特に冬は乾燥気味を心がけ、乾いたらたっぷり水やりしましょう。ただ、乾かしすぎると水切れして枯れてしまうので注意が必要です。

アサギリソウは多湿が苦手なので、やや乾かし気味に管理します。特に冬は乾燥気味を心がけ、乾いたらたっぷり株元に水やりしましょう。ただ、乾かしすぎると水切れして枯れてしまうので注意が必要です。

肥料

アサギリソウはたくさんの肥料は必要ありません。春と秋に緩効性肥料、もしくは有機肥料などを施します。

病害虫

アサギリソウは、多湿が原因で軟腐病にかかることがあります。また、アブラムシがついたりすることがあるのでよく観察してみつけたら早めに対処しましょう。

アサギリソウの詳しい育て方

選び方

アサギリソウの苗を購入する時は、株の根元から葉がふんわり茂っているものを選びましょう。徒長していたり、間のびしている株はおすすめしません。

植え付け

アサギリソウは春に苗を購入したらすぐ、日当たりと水はけの良い場所に植え付けます。

剪定・切り戻し

アサギリソウは、春以降に草姿が乱れてきたら株元から10~15㎝くらいの高さまで切り戻しします。秋、株元に翌年の芽が出てきたら、古い茎を刈り込むと新しい芽が良く育ちます。

植え替え・鉢替え

アサギリソウは、鉢植えの場合2~3年に一度植え替えを行います。一回り大きな鉢に植え替えるか、株分けをして小さな鉢を増やしましょう。

アサギリソウは、花後に花茎を切り取ります。

夏越し

アサギリソウは蒸れると下葉が枯れ、病害虫が発生したり状態が悪くなります。なるべく風通しの良い状態を保ちましょう。真夏の水やりは、早朝か夕方涼しくなってから行い、株が蒸れないようにするのがおすすめです。

冬越し

アサギリソウは耐寒性が強いので、特に対策無しで冬越し可能です。冬は、地上部が枯れることがありますが、根はしっかり生きていて春に再び芽吹きます。

増やし方(株分け、挿し木、葉挿しなど)

アサギリソウは株分けと挿し木で増やすことができます。

  • 監修者:LOVEGREEN編集部
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