ミヤマカタバミとは?育て方・栽培方法|植物図鑑
- 植物名
- ミヤマカタバミ
- 学名
Oxalis griffithii
- 英名
- Wood sorrel
- 和名
- 深山片喰
- 科名
- カタバミ科
- 属名
- カタバミ属
- 原産地
- 日本
ミヤマカタバミの特徴
ミヤマカタバミは、カタバミ科カタバミ属の多年草。山林の湿り気のある明るい半日陰を好んで自生します。日本在来種で、他に中国や朝鮮半島、ブータンなどにも分布しています。
ミヤマカタバミの花と葉は、3月にほぼ同時に展開されます。花の大きさは2~4cm、花びらは5枚、色は白かわずかにピンクを帯びたような色で、花びらに紫色の脈が浮かんでいます。花茎の先に1つずつ花をつけ、ややうつむくように咲く様子が特徴です。葉は、少し角の尖ったハート型の3枚小葉で、明るいグリーンをしています。他のカタバミの仲間と違い、地上茎はできず、地下茎から葉柄を伸ばして展開します。また、地下茎を横に伸ばして増えていくので、群生している様子を見ることができます。
ミヤマカタバミの詳細情報
園芸分類 | 草花 |
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草丈・樹高 | 5~10cm |
耐寒性 | 普通 |
耐暑性 | 普通 |
花色 | 白 |
開花時期 | 3月〜5月 |
ミヤマカタバミの育て方カレンダー
時期 | 1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 |
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開花 |
ミヤマカタバミの栽培環境
日当たり・置き場所
湿り気のある明るい半日陰を好みます。
用土
保水性と排水性の良い土壌を好みます。
鉢植えは、市販の山野草の土などで問題なく育てられます。
ミヤマカタバミの育て方のポイント
水やり
やや湿り気のある環境を好みます。表土が乾燥してきたら、たっぷりと水やりしましょう。
肥料
植え付け時に元肥を施します。その後は花付きが悪くなってきたときや、生育の様子を見ながら、控えめに施肥を行いましょう。
病害虫
ナメクジの食害に注意が必要です。
ミヤマカタバミの詳しい育て方
選び方
葉の色つやが良いもの、徒長していないものを選びましょう。
種まき
閉鎖花でも種をつくります。採取した種は、とりまきします。
植え付け
春か秋の暖かい日に植え付けましょう。植え付け後はたっぷりと水やりします。真夏と真冬は、株に負担をかけるので、植え付けは避けてください。
植え替え・鉢替え
春か秋の暖かい日に植え替えをしましょう。鉢底から根が見えるようになったら、一回り大きな鉢に植え替えます。
花
ミヤマカタバミの花は、3月~5月に開花します。
冬越し
冬は、地上部が枯れたようになって越冬します。特に必要な冬越し作業はありません。
増やし方(株分け、挿し木、葉挿しなど)
株分けと種まきで増やすことができます。