ヘリオフィラとは?育て方・栽培方法|植物図鑑

植物名
ヘリオフィラ
学名

Heliophila

英名
Showy Sunflax、False Blue Flax
科名
アブラナ科
属名
ヘリオフィラ属
原産地
南アフリカ

ヘリオフィラの特徴

ヘリオフィラは、春に透明感のある青い花が無数に開花するアブラナ科の一年草です。ヘリオフィラ属には多くの種類がありますが、園芸店で販売されているのはヘリオフィラ・ロンギフォリア(Heliophila longifolia)です。主に青い花が流通していますが白花もあります。

この図鑑では、ヘリオフィラ・ロンギフォリアの育て方についてご紹介します。

花はアブラナ科には珍しい青系で、昼間に開き夜は閉じる性質があります。茎が細く繊細そうに見えて性質は丈夫で、分枝しながら生長し、下から上に咲き進みます。薄く繊細な花びらの小さな青い花は、人を惹き付ける魅力があります。

野趣あふれる雰囲気なので、ナチュラルガーデンの植栽に好まれます。同じ季節に咲く、ネモフィラ、ワスレナグサ、シノグロッサムなどの水色や青系の花と植栽すると美しいブルーのグラデーションを楽しめます。

ヘリオフィラの詳細情報

園芸分類 草花
草丈・樹高 40~50cm
耐寒性 強い
耐暑性 弱い
花色 青、白
開花時期 4月~5月

ヘリオフィラの育て方カレンダー

時期 1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
種まき
開花

ヘリオフィラの栽培環境

日当たり・置き場所

ヘリオフィラは、日当たりと風通しの良い場所を好みます。日光が足りないと花付きが悪くなり、株も徒長します。

用土

水はけが良い土を好みます。

鉢植えは、市販の草花用の培養土で問題なく育ちます。

ヘリオフィラの育て方のポイント

水やり

ヘリオフィラは、高温多湿に弱く乾燥気味を好みます。

地植えは、根付いてからの水やりの必要はありません。

鉢植えは、鉢の表面の土が乾いたら鉢底から水が流れ出てくるくらいたっぷりと与えます。

肥料

植え付け時に元肥を入れる程度で十分です。窒素分が多いと茎が倒れやすくなったり、虫がつきやすくなるので注意します。

地植えは、自然の循環ができていて、周囲の草花が問題なく開花している土なら与えなくても栽培可能です。

鉢植えは、植え付け時に緩効性肥料を混ぜ込みます。

病害虫

アブラムシ

過肥にするとアブラムシがつくことがあります。

ヘリオフィラの詳しい育て方

選び方

たくさん開花している苗より、若い苗を早めに植え付けて、根張りの期間を設けたほうが花数が多くなります。株元の葉まで色がきれいな苗を選びましょう。

種まき

発芽率が良いので種からでも栽培は簡単で、直まきも可能です。温暖地では秋、寒冷地では春が種まきの時期です。直まきかポットにまいて良い芽を残して育苗すると移植の手間がないので手軽です。

植え付け

種から

秋まきの苗は晩秋までに植え付け、根張りの期間を多く取ると、花数の多いしっかりとした株になります。

早春ごろから苗が流通します。地植えは、霜の心配がなくなってからにしましょう。

ヘリオフィラ

4月~5月に開花します。種を採る目的がないなら、花がらをこまめに摘むと開花期間が延び、たくさんの花を楽しめます。

収穫

花の後に細長いユニークなさやができます。さやが茶色くなるころに収穫すると、その中に種が入っています。

増やし方(株分け、挿し木、葉挿しなど)

種で増やすことができます。

  • 監修者:LOVEGREEN編集部
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