ニューギニア・インパチェンスとは?育て方・栽培方法|植物図鑑

植物名
ニューギニア・インパチェンス
学名

Impatiens ×hawkeri

英名
New Guinea Impatiens
科名
ツリフネソウ科
属名
インパチェンス属
原産地
ニューギニア

ニューギニア・インパチェンスの特徴

ニューギニア・インパチェンスは、ニューギニアに分布しているインパチェンスを基に作出された園芸品種の総称です。インパチェンス(アフリカホウセンカ)と比べて全体的に大振りで、花色も豊かです。

ニューギニア・インパチェンスは多年草ですが、暑さ寒さに弱いため日本では一年草として扱われることがあります。

ニューギニア・インパチェンスの詳細情報

園芸分類 草花
草丈・樹高 20~50cm
耐寒性 弱い
耐暑性 弱い
耐陰性 普通
花色 赤、ピンク、白など
開花時期 5月~11月

ニューギニア・インパチェンスの育て方カレンダー

時期 1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
植え付け
植え替え
切り戻し
挿し木
開花

ニューギニア・インパチェンスの栽培環境

日当たり・置き場所

ニューギニア・インパチェンスは暑さに弱く、直射日光が苦手なため風通しの良い半日陰で育てます。ニューギニア・インパチェンスを室内で育てる場合は、レースのカーテン越し程度の日光が入る明るい場所に置きましょう。

ニューギニア・インパチェンスは屋内外問わず乾燥を嫌うため、室外機や空調の風が直接当たる場所は避けます。

用土

ニューギニア・インパチェンスは水はけの良い土を好みます。一般的な草花用の土を用いるとよいでしょう。もしくは観葉植物用の土にピートモスなどを適量加えて、保水性と排水性を調節してもよいです。

ニューギニア・インパチェンスを地植えする場合もできるだけ水はけの良い土壌を選びましょう。

ニューギニア・インパチェンスの育て方のポイント

日常の管理

ニューギニア・インパチェンスは開花期の間、次々と花を咲かせます。花がらが残っていると病害虫が発生する原因になるため、花がら摘みを小まめに行いましょう。

水やり

ニューギニア・インパチェンスは乾燥を嫌います。ニューギニア・インパチェンスを鉢植えで育てている場合は、土の表面が乾燥したら鉢底から水が流れ出るくらいたっぷりと水やりを行います。乾燥が激しい場合は受け皿を使い、腰水管理しても良いでしょう。

ニューギニア・インパチェンスを地植えにしている場合は毎日~2、3日に一度水やりを行ってください。

肥料

ニューギニア・インパチェンスは緩効性肥料を施すことで花数が多くなります。開花期に入る少し前に緩効性の置き肥を施すとよいでしょう。

病害虫

ニューギニア・インパチェンスはアザミウマハダニが発生しやすいです。早めに薬剤を散布し対処しましょう。また、ニューギニア・インパチェンスは空中湿度の高い環境を好むため、灰色かび病に注意しましょう。風通しを良くし、花がらや傷んだ葉を小まめに取り除くことが重要です。

ニューギニア・インパチェンスの詳しい育て方

選び方

ニューギニア・インパチェンスは根がしっかりと張っていて、葉にハリがあるものを選びましょう。

植え付け

ニューギニア・インパチェンスを植え付ける時は5~6月の暖かい時期に行います。根鉢を崩さないように注意して植え付けましょう。

剪定・切り戻し

ニューギニア・インパチェンスは夏に一度切り戻しを行います。切り戻しを行い開花を一旦止めることで、ニューギニア・インパチェンスの体力が消耗することを防ぎ、芽の数も増えるため秋に多くの花を咲かせることが出来ます。

切り戻しをしたニューギニア・インパチェンスの枝は挿し穂として利用することが出来ます。

植え替え・鉢替え

ニューギニア・インパチェンスを植え替えするときは5~6月の暖かい時期に行います。根鉢を崩さないようにして植え替えましょう。

ニューギニア・インパチェンスはインパチェンス(アフリカホウセンカ)よりも大きな花を咲かせます。ニューギニア・インパチェンスの開花期は長く、5~11月頃まで花を咲かせ続けます。

夏越し

ニューギニア・インパチェンスは暑さに弱いため、風通しの良い半日陰に置きます。水切れを嫌うため受け皿などを使い、腰水で管理すると良いでしょう。

冬越し

ニューギニア・インパチェンスは寒さに弱いため、10℃以上を保つようにします。冬の生長が緩慢な時期でも水を切らすと弱ってしまうため、常に土が湿ってる程度に水やりをしてください。

増やし方(株分け、挿し木、葉挿しなど)

ニューギニア・インパチェンスは挿し木で簡単に増やすことが出来ます。切り戻しの時に出た枝を挿し穂として土に挿します。根付くまでは水を切らさないように管理しましょう。

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